3枚の鏡で立体工作…鏡の中のサッカーボールとダ・ヴィンチの星@赤羽、大和、ハチラボ
今年の夏休み期間中は「3枚の鏡で立体工作」のワークショップを3回…
① 7/26(土) 赤羽文化センター夏休み子ども講座(90分:30人)
② 8/9(土) 大和市 夏のおもしろ科学館2025(20分:10人×9回)
➂ 8/20(水) 渋谷区こども科学センター・ハチラボ(90分:12人×2回)
…と、およそ140人の子どもたちに「3枚の鏡で立体工作」してもらいました😃
これまでは「鏡の中のサッカーボール」だけで実施していましたが、今年2月に川口市立科学館で『コーナーキューブを作って「ダ・ヴィンチの星」を見てみよう』を実施して、これだとコーナーキューブ(再帰性反射)のお話・実演もできてイイじゃん😊と思ったので、機会があればこれをやろう!と思っていたら、その機会が3回もありました😅
鏡の中のサッカーボール(正20面体を映す錐体鏡)と
ダ・ヴィンチの星(正8面体を映す錐体鏡)を作るのですが、
ワークショップのタイトルを「鏡の中のサッカーボールとダ・ヴィンチの星を作ろう!」とすると、いまいち何を作るのか伝わらないので、赤羽文化センター夏休み子ども講座では先頭に「3枚の鏡で立体工作」をつけました。
この3回のワークショップのログを実施した都度書いておけばいいのですが、たて続けのイベント準備に追われ、ブログに書くのは後回し💧 9月になって、やっと書いてます。しかも3つまとめて😅
やった内容は基本的に同じ。大和市 夏のおもしろ科学館は1回20分なので「鏡の中のサッカーボール」のみ。
最後のハチラボは、その前2回の反省点/改善点を取り込んでいるので、ハチラボで実施したときのスライドを以下に並べておきます。


赤羽①のときは「材料/パーツ」のスライドは無かったのですが、最初にこれを説明しておくと、後で「~はどれですか?」という質問が減るので大和②から追加。特に、鏡を貼り合わせるのに使うビーニールテープは事前に所定の長さにカットしてカッティングマットに貼り付けているのだが、カッティングマット1枚に4人分のビニールテープを貼っているので「1人分はこれだよ」と示しておかないと、言葉だけで伝えるのは難しい💧
ミラースタンドは錐体鏡を作った後で使うのだが、錐体鏡を作って観察を終えるまで人によって差があるので、全員終わってからミラースタンドを作るとタイミングが合わせづらい。と赤羽①で気づいたので、大和②からは最初に作っておくことにした。また「こういう三角形に作ってね」と完成形だけを示したら、赤羽①で想定範囲外の形にする子が何人もいたので、大和②から「貼り合わせ方」の図も追加した😅


鏡面には保護シートが貼ってあり、保護シートの上に商品説明の紙が貼ってあることがある。
鏡の写真にこの紙のない状態のを示すと「私の鏡には白い紙がついてるんですけど?」という質問が赤羽①で数人からあったので、大和②からはそのことを予め説明した。


作り方は動画で示している。簡単だから1回見れば分るだろうと思っていたのだが… 動画を1回見ただけでは作り方を覚えきれない子もいることに赤羽①で気づいた。分らないところは質問してもらえば解決するのだが、あっちでも、こっちでも…となると対応するのが大変なので、大和②からは手元に『正20面体錐体鏡の作り方』を置いておくようにした。

鏡の中に正三角形の蛍光プラを入れ正20面体が映し出されたときの「わ~!」という感動
端を黒く塗った正三角形を入れたら「あ、サッカーボールだ!」という興奮でワークショップの会場がざわつくときが楽しい😊
さて、次は「ダ・ヴィンチの星」です☆




こちらの作り方も動画で示します。
各自の手元には『正8面体錐体鏡の作り方』を置いておきました。
「ダ・ヴィンチの星」=正8面体を映し出す錐体鏡は「コーナーキューブ」でもあります。
なので、コーナーキューブの説明を…

コーナーキューブは再帰性反射をするので、その説明…



再帰性反射の一番スゴイ!(と私が思う)使用例
「アポロが月に置いてきたもの」のお話

地球から月まで光が行って帰ってくる時間を計って地球と月の距離を割り出すので、
「光の速さはどれくらい?」の質問をすると…
たま~に「地球を7周半」と答えてくれる子がいるんだけど… 小学校低学年だとあんまりいないね💧
そして「光は1秒間に地球を7周半 回りません!」と、チコちゃんだけでなく、良い子のみんなにお話してきました😅
そして、地球と月の距離:約38万km がどんだけ遠いのか⁉
「地球と月の距離と大きさのスケール感」を1億分の1 の模型で示してきました🌍🌓
再帰性反射のお話の〆は『猫ビーム!』🐱



正8面体錐体鏡「ダ・ヴィンチの星」と
正20面体錐体鏡「鏡の中のサッカーボール」を並べて観察したら、
ここからは「正多面体とは?」「形の科学」のお話タイム~(って、いつものスライドです😅)




「正多面体とは?」何かをお話したけど、
正多面体の形をしたものの具体例が🎲サイコロだけでは印象に残らないので、
正多面体の形をしたもの色々紹介…
👆「結晶」のスライドはこれまでのもの
👇「円石藻」と「ウィルス」のスライドはNew! 大和②から

※円石藻の画像は(円石藻の研究者)萩野恭子さんの𝕏のポストより
※ウィルスの画像は PDBj 200: 正二十面体型ウイルスの準対称性(Quasisymmetry in Icosahedral Viruses)より


👉正多面体とボール…意外と身近にある正多面体

👉正多面体てまりコレクション2020
※手まりコレクションしていたら… 数学の教科書に載ってしまいました😊
👉手まり模様の秘密…中学校 数学 教科書『数学の世界1』
ワークショップの最後はこのスライドで
『数学は、計算のしかたや問題の解き方を暗記する学問ではありません。…
「関係を考える」ことが大切です。』という話で〆ると、保護者の方から拍手されることがあります。
大和②のときは 1回10人×9回=90人+保護者も90人にお話をしたので、3回ぐらい拍手👏👏もらいました😊
それと、ハチラボ➂では、3人の子がワークショップが終わってから私のところに「今日はありがとうございました」とお礼を伝えに来てくれました😊
みなさん、このワークショップを楽しんで感動してくれたんだね😃
■ハチラボ➂でのアンケート結果
▼学年
・小1:7
・小2:4
・小3:1
・小4:4
・小5:2
・小6:2
▼ハチラボ何回目?
・初めて:7
・2回目:4
・3~5回目:3
・10回以上:5
・無回答:1
▼難易度
・むずかしかった:1
・すこしむずかしかった:7
・ふつう:5
・すこしかんたん:2
・かんたんだった:4
・無回答:1
▼感想
・おもしろかった:19
・ふつう:1
…その理由…
・楽しんで参加できました。ありがとうございました(保護者)
・いろいろべんきょうできた せつめいがわかりやすい
・図形のサッカーボールがリアルだったから。また参加したい。
・自分で作って、こうなったなーってわかって楽しかった(保護者)
・たのしかったです。
・錐体鏡などで様々な形を見られて貴重な経験ができたから
・いろいろな科学のはなしや、いろいろなはんしゃが どんなとこにつかわれていることがわかったから
・自分のしらないことばかりで、そういうことをくわしくしれたからです。
・いろんなことがしれて楽しかったので、こんどはまたちがうのでもさんかしたい。
・いろんなかたちがしれて たのしかった
・どちらも三角形3つで作った鏡なのに見え方が全く異なる所からおもしろかった。(保護者)
・せいしめんたいをつくるのがおもしろかった
・正8面体のことがよくしれてよかった
・かがみでうつしたことがおもしろかった。
・同じ鏡なのにちがう多面体が作れてびっくりした。
・いろいろな形が見れておもしろかった。
・はんしゃしたから
・きれいだけど、仕組みまでは分らなかった。(保護者)
・ありがとうございました。(保護者)
・ありがとう🙂
👆(保護者)と付記しているのは筆跡(子どもの字/大人の字)から判断してます。
👆感想の選択肢(おもしろかった、ふつう、おもしろくなかった)は、全員「おもしろかった」になるかとおもったら、1人だけ「ふつう」があった💧 そして「その理由」に『きれいだけど、仕組みまでは分らなかった。』👈あ~ そこね! 最近「なぜ?」を質問されたことが無かったので、なぜ?説明グッズを展示してなかったね💧 荷物が増えるから、省いてた😅 次にどこかでやることがあったら「なぜ?」スライドを加え、説明グッズを持って行こう😃
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