« ギフト・ショー春2024で見つけた面白いもの | トップページ | 街中の鍾乳石…科学マンガ『瑠璃の宝石』4 »

2024年3月 1日 (金)

ロマネスコのフラクタル~♪ 植物の幾何学的な構造美 …そのメカニズムが解明されてた~

自家栽培のロマネスコをもらった😊
ロマネスコと言えば「フラクタル」なので、食べる前に撮影📷撮影😅
Romanesco01
Romanesco02
Romanesco03
ん~フラクタル~♪😃
フラクタル(fractal)とは『「自己相似性」という特殊な性質を有する幾何学的構造のことをいい、より具体的には「図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に全体と同じ形が再現されていく構造」のこと』by ニッセイ基礎研究所

「フラクタル ロマネスコ」で🔍したら…
お~!
カリフラワー特有の「フラクタル構造」が生まれるメカニズムが解明される|GIGAZINE
解明されてたんだ!!(2021年)
『スーパーで見かける白いカリフラワーは「遺伝子の突然変異によって花の形成に延々と失敗し続けた結果」だというわけです。』 そりゃ面白い😃
『また、ロマネスコの場合は他のカリフラワーと異なり、茎から芽が出る速度が加速していくため、あの独特の形状が作られることが判明しました。』拍手~👏👏

ところで、この記事のフラクタルの説明…
『フラクタルとは「自己相似性」といわれる概念で、幾何学的パターンが異なる倍率で何度も繰り返される構造のこと。』👈簡潔で分りやすい👏

この記事の基になったのは Science誌の論文で…
Cauliflower fractal forms arise from perturbations of floral gene networks | Science
このページを訳す
『カリフラワーのフラクタル形式は花の遺伝子ネットワークの摂動から生じる』
(図 1、D ~ F)のカリフラワーに現れるフィボナッチ数列の2つのファミリーの塗り分け(反時計回りに8、時計回りに5)が「こうなってるのか~!」と分りやすい👏
Scienceabg5999f1def

この論文の著者の一人 Etienne Farcot が書いている一般向けの記事…
Why do cauliflowers look so odd? We've cracked the maths behind their 'fractal' shape
このページを訳す
『カリフラワーはなぜあんなに奇妙に見えるのでしょうか?私たちはその「フラクタル」形状の背後にある数学を解読しました』

Science誌の論文(Google先生の翻訳)を読んでいて思い出した…
2023/09/24 『花びらの数は(ほぼ)フィボナッチ数』仮説の仕組み解明される!?
Pnas2016304118fig04i

…植物の花序葉序が「なぜその形になるのか?」という研究はこんな風に進んでいるんですね~



ロマネスコ という名前について
romanesco”はイタリア語で「ローマの」という意味なので…
本場イタリアで単にロマネスコと言った場合通じますでしょうか?|Yahoo!知恵袋
…日本の八百屋で「ロマネスコください」は通じるが、
イタリアでは「現代ローマのください」になって、通じないようです😅

ロマネスコ|Wikipedia では
『ロマネスコ(伊: Broccolo Romanesco)』となっており、通常( )内に 学名:~ の記載があるのですが、学名が記載されてないね。分類を見ると…
科 : アブラナ科 Brassicaceae
属 : アブラナ属 Brassica
種 : ヤセイカンラン oleracea
変種 : カリフラワー botrytis
品種 : ロマネスコ
…だから、学名は…
Brassica oleracea var. botrytis 👈これは カリフラワーの学名か。
「ロマネスコ 学名」で🔍すると(出典なしで)
Brassica oleracea 'Romanesco' と出てくるけど、
ロマネスコは『カリフラワーの一種』で、この「一種」は ⇒品種|Wikipediaにリンクしていて、『自然(野生)状態で、形態などにおいてははっきりと区別できるものの、同じ地域の同種個体群とは生殖的に隔離されていない個体群を指す。』

ロマネスコの「種」のヤセイカンラン B. oleracea を見ますと…
ヤセイカンラン|Wikipedia
自家不和合性を持ちヘテロ接合性が高く純系となり難いため、葉の形や大きさ、草型が著しく変化する。この性質が、多様な野菜を生んだ要因と見られている。』
で、ケールカイランカリフラワー、ロマネスコ、キャベツメキャベツコールラビブロッコリー これらは皆 ヤセイカンランの変種なのですね。

植物を🔍していると、変種(学名の後ろに .var)、品種(学名の後ろに .f)、栽培品種(学名ではない)など色々出てきて、違いが微妙で💧

※学名だけじゃなくて一般名の方も…
ロマネスコは(伊: Broccolo Romanesco)で「ローマのブロッコリー」ですが、種はブロッコリーじゃなくてカリフラワーなんですよね💧


ところで、ロマネスコのフラクタル…似ているけどちょっと違うパターンが延々と連なる様子を見ていると、ずっと見てられますね。
ロマネスコを撮影していたら… このアングルから、こっちも、あっちも、ズームしても… と止まらなくなり、100枚ほど撮っていた😅
せっかく撮った画像ですので、以下に延々と(22枚ほど)並べておきますね。ロマネスコの形をいくら見ても見飽きない系の方にどうぞ😊
Romanesco08
Romanesco09
Romanesco11
Romanesco14
Romanesco16
Romanesco27
Romanesco28
Romanesco30
Romanesco31
Romanesco32
Romanesco33
Romanesco34
Romanesco35
Romanesco36
Romanesco38
Romanesco40
Romanesco41
Romanesco43
Romanesco44
Romanesco46
Romanesco47
Romanesco49
はぁ~🍵 ロマネスコのフラクタルを堪能しました😊


フラクタルの関連記事
2017/09/14 パスカルのピラミッド (正4面体のフラクタル)…RikaTan2017年10月号
Pascalspyramid04

2012/10/08 パスカルのピラミッド(パスカルの三角形の3次元版)

« ギフト・ショー春2024で見つけた面白いもの | トップページ | 街中の鍾乳石…科学マンガ『瑠璃の宝石』4 »

サイエンス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ギフト・ショー春2024で見つけた面白いもの | トップページ | 街中の鍾乳石…科学マンガ『瑠璃の宝石』4 »

フォト
2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

Google AdSense


無料ブログはココログ

blog parts

  • ココログカレンダーPlus HTTPS対応