丸ビーズとテグスで作る正多面体ストラップ@渋谷区こども科学センター・ハチラボ
渋谷区こども科学センター・ハチラボのワークショップで(⇒イベントカレンダー)
「丸ビーズとテグスで作る正多面体ストラップ」の講師をしてきました。(⇒イベントのチラシPDF)
ハチラボの7・8月イベントカレンダーで、夏休みワークショップはどんなのやっているのかな~と見ていたら、所用時間 300分=5時間! お弁当持参のワークショップがあった!! へ~ ハチラボのワークショップは90分と決まっているわけではないんだ。他にも120分=2時間のワークショップが5つある。ならば、私も2時間かけて正多面体ざんまいのワークショップやってみよう! と、
👇こういうメニューのワークショップをやってきました😃
このメニューにしたのは、2015年 東芝未来科学館で 丸ビーズとテグスで作る「正多面体ストラップ」をやったときの振り返りに基づいているのですが、やってみた結果は(2時間あるとはいえ)詰め込み過ぎた💧
詰め込み過ぎた今回のスライドを以下に並べていきます。
私の科学教室/ワークショップの進行のスタイルは まず作る。お話はあと! ですが、ビーズ正多面体を編むのは「解った!」子と「あれ~?」となってサポートが必要な子で所用時間が全然違う。なので、皆できあがってからお話という進行ができない。
そこで今回は、最初に「正多面体って何?」という基本だけお話し、そのあとは時間の許す限り「正多面体を編む」という流れ。
👆今回は赤枠の正多面体を作ります。
で、作る前に2つほど練習をします。
科学工作の指導をしていて思うこと…
・ひもを結べない子が多いね💧
・ハサミの使い方の基本を知らない子も多いね💧
…と、かねがね思っていましたので、この2つの練習から😅
▼ひもの結び方
※以前 ひもの結び方の練習をしたとき、2本のひもを空中で結ぶという動作だったため、私は何の気なしにやっていたが、子供たちにとってはこれがかなり難しいことだと判ったので、「練習台」を用意しました😊
▼ハサミの使い方
※皆さんが(子供も大人も)ハサミを使う様子を見ていると、なんでそんなハサミの先端で切るの? と思う私。
ん~「てこの原理」から説明しなくては…
※「石を持ち上げる・てこ」の画像は山形県産業科学館より
※NHK for School シーソーや観覧車のつりあい より
▼ストロー6本:正4面体の作り方
※正多面体を編むとき、ルール②がなかなか解ってもらえないので念入りに説明します。
※ここで「本結び」です。
▼ビーズ6個:正4面体 いくらストラップを作る
※ここまでが基礎編。基礎なので、色付きビーズと透明ビーズで2回作り、基礎練習をしっかりと✊
ここで一旦休憩
休憩の後は応用編:ビーズ12個→30個と進みます。
ビーズ6個→12個 →30個とだんだん難しくなっていくように思うかもしれませんが、作り方のルールはたった1カ所違うだけ!
▼作り方のルール…ビーズ12個(正6面体)
▼作り方のルール…ビーズ30個(正12面体)
※基礎編は全員ペースを合わせて1ステップずつ進めてきましたが、
応用編は各自のペースで作ります。すると「解った!」子はスイスイ作ってしまうので、作り終えると手持ち無沙汰になってしまいます。
そこで「おまけ」の…
▼ストロー正8面体 作り方のルール
全員が時間内にビーズ30個まで完成させるに至りませんでしたが、できあがってない人はこの後も30分ぐらいは大丈夫だから…ということで、皆さんビーズ30個のビーズボール完成しました!😃
あ、「丸ビーズとテグスで作る正多面体ストラップ」ですが、最初のビーズ6個「いくらストラップ」以外はストラップにしていません💧
そして透明ビーズで作っています。
これは、透明ビーズの中を通るカラーテグスを見て…ビーズ6個=正4面体
ビーズ12個=正6面体
ビーズ30個=正12面体
…という正多面体の構造を見てもらうためです。
で、ストラップにするには?
カニカンのストラップを付けます。
※以前やったときは、カニカンよりちょっと安い二重丸カンのストラップを使っていて、これだとビーズボールとストラップの取り外しができず、8mm丸ビーズ30個だとストラップの輪の中を通せなくて、ストラップとして付けられなかったのです💧 今回その問題点の対策をしました😅
ストラップを付けずに、コードを通してネックレスにすることもできますよ😊
▼ワークショップの〆のお話スライド
この日のワークショップ参加者は 13人
アンケートの感想(おもしろかった、ふつう、おもしろくなかった)は
とってもおもしろかった:1人
おもしろかった:10人
おもしろくなかった:1人
未記入:1人
おもしろかった感想より(抜粋)
・図形の展開が大好きなので 色々な物(ビーズやストロー)で多面多角形をつくれることがおもしろかったです。
👆この感想を書いた子は、おもしろかったの前に「とっても」と書き足してくれていて、ワークショップの間もとっても盛り上がっていた…あの親子ですね😊
・すごくたのしかった
・ビーズで30こをつかってつくるのが とくにたのしかったです。
・作るのがたのしかった。👈おもしろくなかったに〇の子の感想
・かなりむずかしかった 👈「頭が爆発しそう!」と言ってたあの子かな?
次回やるときは…
・ストロー正多面体は省く。ストローと丸ビーズの両方作ったら正多面体の構造を理解する助けになるかな?と思ったのだが、ワークショップの時間を圧迫するのでやめる💧
・最初に作るビーズ6個は、もっと大きなビーズを使う。ルール②ビーズが3つ集まったら…👈ここがマスターできれば後が楽になるので、そこを分りやすくするために、もっと大きなビーズを使う。
・ハサミの使い方「てこの原理」の説明は省く。午前/午後の2回実施して、午前で時間が足りなくなっていたから午後は「てこの原理」の説明は省きましたが💧 ストロー正多面体を省くと、この説明もいらないね。
・ひもの結び方の練習は、最初のビーズ6個を作ってその最後にテグスを結ぶ直前に行う。最初に「練習」が来て、しかもそれが難しかったりするとテンション下がるのよね💧 必要になったときに教えたほうが「なぜそうするのか?」という理由を理解できるし。
※関連記事
2009/02/14 府中市青少年のための科学体験フェスティバル「ビーズ正多面体ストラップ」
2013/01/26 ふしぎ発見科学教室「ビーズ正多面体ストラップ」
2013/10/09 ビーズボールの作り方(丸ビーズ 6個,12個,30個)
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2019/04/04 丸ビーズとテグスで作る「正多面体ストラップ」…東芝未来科学館・春休みスペシャルイベント
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