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2022年7月15日 (金)

ちはやふる(四十九)…「白妙」は絹じゃなくてコウゾの皮の繊維なんだ~

ちはやふる(四十九)が発売されてた。
Chihayafuru49
小倉百人一首競技かるた 名人位・クイーン位決定戦 盛り上がってきてます。
ちはやふる 第244首のラストでは「ちはやぶる」が詠まれ… その札を取るのはどっちだ!?
そして 第245首の冒頭「からくれないにみつくくるとは」の札が飛び
その後は怒涛の詠みと取りのシーン…

ひさかたの
はなのいろは
あきかぜに
おおえやま
かささぎの
ゆらのとを
みかきもり
つくばねの
たごのうらに

…はい↑これら上の句の冒頭で、その歌が思い浮かぶか!
「ちはやふる」を読む都度、復習してます😅
私は残念ながら…
「あきかぜにたなびくくもの…」何だったっけ💧
「みかきもりえじのたくひの…」何だったっけ💧
と、2つほど出てこなかったので、
それぞれに ちょっと差がつく『百人一首講座』|小倉山荘へのリンクを張って復習~

久かたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
紀友則
ちはやふる(四十九)での注目ポイントは↓ここ
Chihayafuru49b
「ひさかたの」が
「さかたの」になってることです。
なぜ「ひ」が省かれているのか?
あなたも声に出して「ひさかたの」って言ってみてください。

花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに
小野小町

秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出(い)づる月の影のさやけさ
左京大夫顕輔(さきょうのだいぶあきすけ)

大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立
小式部内侍(こしきぶのないし)
『内侍は、和泉式部の娘。幼いときから天才的な歌才を見せた人ですが、あまりに歌の出来がいいので、母の和泉式部の代作だろうと思われていました。』あら、そうだったの。
小式部内侍 - Wikipedia を読むと、なかなか興味深い。出産の際 20代で死去してしまい、そのとき母の和泉式部が詠んだ歌『とどめおきて誰をあはれと思ふらむ 子はまさるらむ子はまさりけり』とか。「大江山」の歌のエピソードとか。

かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける
中納言家持(ちゅうなごんやかもち)

由良の門を渡る舟人かぢをたえ ゆくへも知らぬ恋の道かな
曽禰好忠(そねのよしただ)

御垣守(みかきもり)衛士(ゑじ)の焚く火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ
大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)

筑波嶺(つくばね)の峰より落つる男女川(みなのがは) 恋ぞつもりて淵となりぬる
陽成院(ようぜいいん)
私が百人一首を覚えたのは小学生のときで、音だけ聞いて、または、ひらがなだけ読んで覚えていたので、「みなのがわ」が「男女川」だと今知った💧

田子の浦にうち出(い)でてみれば白妙(しろたへ)の 富士の高嶺に雪は降りつつ
山部赤人(やまべのあかひと)

ちょっと差がつく『百人一首講座』|小倉山荘によりますと…『「白妙」はコウゾ類の木の皮の繊維で織った純白の布のことです。富士に掛かる枕詞になっています。』とのこと。
え~! 白妙って絹じゃなくて『コウゾ類の木の皮の繊維で織った純白の布』なんですか!
他の情報ソースでも確認…
白妙とは - コトバンク『 カジノキやコウゾの皮の繊維で織った白い布。しらたえ。』
あら、コウゾの皮の繊維といえば、先日書いたこの記事…
2022/07/07 「木綿子」を「ゆうこ」と読みますが、なぜ「木綿」が「ゆう」なの?
木綿(ゆう)(コウゾ)の繊維から作った糸でしたね。

Chihayafuru49c
田子の浦が ちはやふる(四十九)で最後に詠まれた札でしたが、その結果…
名人(周防久志)挑戦者(綿谷 新)、クイーン(若宮 詩暢)挑戦者(綾瀬 千早)それぞれの残り札は!!
その結末は!?
はぁ~ ちはやふる(五十)まで待つのか~ と巻末を見たら…
Chihayafuru49d
『ついに最終巻!!』
『15年間の青春ストーリーに、歓喜の涙!!』
あ~ いつかは来ると思っていた最終巻が、ついに…
2022/12/13(火)を待ちましょう。



2020/06/04 ちはやふる 四十四…ちはやふる史上最高に面白かった~!百人一首の「世界観」が
2012/09/19 ちはやふる(十八)でまたしても、うるうるしてしまった~

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