« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »

2022年3月11日 (金)

春の野川の淀みに浮かぶ油膜のようなものは【鉄バクテリア】

野川を散歩していたら、野川が瀬切れしていて、流れの無い水面に油膜のようなものが浮いていた。
Ironbacteria220311a
あ~これは、このまえTwitterで知った#鉄バクテリアですね!
これが沈殿して赤錆みたいになったのないかな? と付近を見回すと… ありました!
Ironbacteria220311b2

「油膜のようなもの」が「鉄バクテリア」だと知ったあとで、それを撮影できたので、ちょっと🔍してみましょうか。

「鉄バクテリア」で検索すると、トップに出てきたこちらのページが分りやすかったです。
河川が赤い、油のようなものが浮いている? ~正体は鉄の酸化皮膜かもしれません~|大分市
検索結果の定番のWikipediaは…
鉄バクテリア - Wikipedia
こんだけ~💧
英語版Wikipediaと記述量がかなり違いますね~
Iron-oxidizing bacteria - Wikipediaこのページを訳す
でも、👆これを全部読む気力はないので、もっと分りやすく、かつ 鉄バクテリアにおける化学反応も図解されている👇こちらのページがちょうどいい🙂
鉄バクテリア - 京都市青少年科学センター
このページの中に『春の田んぼや山の中の池などで…』と書かれているように、鉄バクテリアの生成物は春に見られるらしい。私が見たのも春だし。

そこで「鉄バクテリア 春」で検索すると…
すごいぞ!鉄バクテリア!!! - YNWC的な日常
このブログ記事の中に『尾瀬で「あかしぼ(赤渋/赤芝)」と呼ばれている現象もこれかっ!!!』と書かれていた。
「尾瀬 あかしぼ」で検索して…
尾瀬の赤い雪 厳冬を生き抜くミクロの命|NHK 動画で見るニッポンみちしる
『雪解けのころに現れる不思議な光景があります。年に一度、ほんの数日だけ現れる現象「アカシボ」とは?』
3:30の動画ですが、1:00のところで池の氷が一斉に割れる瞬間は「お~!」
そして、そのあと… 白い雪原が徐々に赤く変わっていく映像も感動ものです。
遥かな尾瀬の水環境史-湿原環境モニタリングと将来-野原精一 生物・生態系環境研究センター|国立環境研究所
このPDFの8~9ページに『(赤雪)アカシボの正体は?』が示されています。
あ、8ページの鉄バクテリアの画像は、尾瀬の赤い雪|NHK 動画で見るニッポンみちしるの2:14~の映像と同じですね。ということは、この動画のソースは国立環境研究所なのね。

ところで、尾瀬という大湿原で毎年、毎年、何万年も、鉄バクテリアの生成物が沈殿したら…
それがやがて鉄鉱床になる!かもね😃
鉄バクテリア - Wikipedia の記述は「こんだけ~💧」だったんですが、一点とっても惹かれる記述が…
『世界の大規模な褐鉄鉱による鉄鉱床は、長年にわたる鉄バクテリアの活動により生成されたものが多い。』
お~これは地球ロマンだね~😊
でも、この記述は[要出典]だね。
「鉄バクテリア 鉄鉱床」で検索すると、鉄バクテリアではなく「シアノバクテリア」によるものばかりだ。
鉄バクテリアの活動により生成された大規模な鉄鉱床がどこにあるのか?は探し出せなかったので、
「鉄バクテリア 褐鉄鉱」で検索したら…
古代・褐鉄鉱製錬(製鉄)の可能性|異説・たたら製鉄と日本刀
この中に「ベンガラ」が出てきた。ベンガラって、赤い顔料だったよね?
へ~!インドのベンガル地方で良質のものが取られから「ベンガラ」なんですか。
ところで、お寺や神社の朱塗りはベンガラじゃなかったっけ?
「ベンガラ 寺 神社 朱塗り」で検索すると、そのようですね。

は~「鉄バクテリア」を🔍していて、寺社の朱塗りの「ベンガラ」まで来てしまったので、そろそろおしまい😅



※🔍していて見つけたもの備忘録
夢通信『粘土から鉄を作る』衣川製鎖工業株式会社
「高師小僧」

※野川の瀬切れ
「瀬切れ」とは『河川の流量が少ない渇水時に、水が河床の砂礫内を流れてしまい、表面に水が流れていない状態』です。
冬の関東地方は降水量が少なく、野川の水量が徐々に減り、春先に瀬切れしてしまうことがあります。
Nogawasegire220311a
瀬切れの途中途中に残された水溜りには水の流れがありませんから、鉄バクテリアが油膜のように水面に浮かび、鉄バクテリアの生成物の赤錆が沈殿したのでしょう。普通に水が流れていたら、鉄バクテリアも流されちゃいますからね💧
Ironbacteria220311b

2022年3月 9日 (水)

ガラス教育機関合同作品展(第15回 2022)に行ってきた

GEN Glass Educational Network
第15回 ガラス教育機関合同作品展(2022/03/09~14)東京都美術館に行ってきました。
去年 ガラス教育機関合同作品展(第14回)に行って、なかなか面白かったので、今年も行ってきた。
ではまた、いつものように、私のお気に入り作品を並べておきます。

まずは、一番ほっこり😊した作品から…
ガラスによる暮らしの「いといしさ」の表現 知久悠葵 長岡造形大学/大学院2年(キルンキャスト
Gen20220309f2
ヤクルトの花瓶

Gen20220309f3
酔っぱらいのおじさん

Gen20220309f
お昼休み

ゆうき @0219cYuki|Twitter
修士2年の知久さんが芸術工学会奨励賞受賞|長岡造形大学

以下は歩いた順に…

起源 鍋谷夏希 近畿大学/3年(キルンキャスト)
Gen20220309a
この本に命の理が記されていて、そこから命が芽生えた… みたいな?(作品から勝手に物語を妄想してます😅)

Dèesse de la lune 阿部鈴 近畿大学/4年(ステンドグラス、グリザイユ絵付)
Gen20220309b
“Dèesse de la lune”とは?
フランス語で「月の女神」なんですね。
12人の月の女神がいたんですけど、全員撮ってないので、4人をピックアップ👧
Gen20220309b2Gen20220309b3
Gen20220309b4Gen20220309b5
中に照明があったら、もっと作品が映えたんじゃない?

泡沫鏡蓮 石原優華 近畿大学/4年(キルンキャスト)
Gen20220309c

16:23 萩原睦 東京藝術大学/大学院2年(キルンワーク)
Gen20220309d
この作品名『16:23』が、16時23分なのか? 16対23という比率なのか? どういう意味かは不明です。(妄想できません💧)
こちらにインタビュー記事がありました。
「空間や記憶を切り取り内包する 『うつわ』 に広がる世界」藝大生インタビュー2021|工芸科 陶芸(ガラス造形)専攻・修士2年・萩原睦さん|東京都美術館×東京藝術大学 とびらプロジェクト

作品の中ほどにチョンと付いてるのは…
Gen20220309d2
月です。そして、この月を科学的に解釈すると
「夕焼け空に三日月」ではなく、
「朝焼けの空に二十七夜の月」です。
または「夕焼け空に南半球の三日月」です。
月の満ち欠けの向きからそういうことになります。
三日月と二十七夜の月(または南半球の三日月)は欠け方が逆になります。
でも形はだいたい同じなので、
明けゆくや二十七夜も三日の月』と松尾芭蕉も詠んでます🌙
おっと、また脱線してきたので戻ります😅

存在の果て Kristyna Venturova 東京藝術大学/大学院2年(フュージング/ガラスビーズ)
Gen20220309e
Instagram
▽ガラスビーズの隙間を通る光と、テーブルでの反射
Gen20220309e2
▽存在の果て…というか縁(ふち)
Gen20220309e3

uru uru 野口真愛 富山ガラス造形研究所/2021年(ホットワーク)
Gen20220309g
▽ガラスと光が織りなすパターン
Gen20220309g2

Line transition-446 竹岡健輔 富山ガラス造形研究所/2021年(キルンワーク、ホットワーク)
Gen20220309h2
Kensuke Takeoka Glass Works
▽ガラスの織物の中を覗き込むと、光が屈折してくるんですが…
Gen20220309h3
ガラスの球体に織物の様なガラスを被せているのでしょうか?

“Clear”-my pal's story- 奥畑希美 武蔵野美術大学/学部4年(キルンワーク、ホットワーク)
Gen20220309i2
“my pal”は「私のダチ」なんですね。

にゃんころり 渡邉美咲 武蔵野美術大学/学部4年(ホットワーク、エナメル絵付け)
Gen20220309j

樹皮 三浦杏 武蔵野美術大学/学部4年(キルンワーク)
Gen20220309k
樹皮から樹木を同定するのは難しいね~
▽これは「桜の樹皮」と分るけど
Gen20220309k2
あ~!桜の樹皮は工芸品や茶筒などの日用品に使われてますけど、こんな風に種皮を剥いでるんですか~
樺細工|角館 伝四郎 DENSIRO

私とガラスとパンと 市川詩乃 長岡造形大学/4年(キルンワーク・発泡ガラス)
Gen20220309m
『これはパンでありながらガラスであり、そしてなによりも私である。』
私とガラスとパンとしての発泡ガラスの研究|長岡造形大学
私と小鳥と鈴と

冨井弥樹 東京藝術大学/大学院2年(キルンワーク/ガラス、磁土)
Gen20220309n
アシナガバチの巣かと思ったら「種」でしたか。
何のタネなんだろう?
Gen20220309n2
Profile|Miki Tomii

繭 #5 姜懿山 女子美術大学/大学院1年(キルンキャスト)
Gen20220309o
あら、個展も開かれてたんですね。
姜 懿山(きょう いざん) 個展 #0/#1|パウダーフュージング スタジオ

気配を掬う 田村くるみ 名古屋芸術大学/3年(吹きガラス)
Gen20220309p
「掬う」は「すくう」と読むのですか~
作品の名前は色々想いを込めてるだろうから、私の知らない漢字や言葉が色々出てきて、勉強になります😅

contrast 櫻木亜由美 名古屋芸術大学/3年(積層)
Gen20220309q
▽積層した縞々~
Gen20220309q2

水鞠の憶い 清水菜月 名古屋芸術大学/4年(吹きガラス)
Gen20220309r
「憶い」は「おもい」なんですね。
「水鞠」は「みずまり」かな?
そして「水鞠」の楽しいところを見つけた! ※私は「手鞠」好き💛
▽ガラスと照明の織りなす光の輪
Gen20220309r2
Gen20220309r3
▽ガラスを透過してきた光だけじゃなく、屈折・反射した光の曲線もイイね~
Gen20220309r5
これ、多数の照明が並ぶ展示会場だから現れる光のパターンですよね。
Gen20220309r6

はぴねすわーるど@脳内 馬込菜穂 近畿大学/4年(ランプワーク)
Gen20220309s
ん~ 自分の脳内を形にしたらどうなるんだろう? と考えてみると面白い😅

voyager 三原航大 大阪芸術大学/4回生(キルンキャスト、コールドワーク)
Gen20220309z
“voyager”は「航海者」という意味より、宇宙探査機の方で有名ですね😅 ⇒「voyager」の画像検索結果
こういうイメージの作品好きなんですが、科学的にちょっと気になる点が…
オウムガイが泳いでいる(水中でプカプカしてる)ときの姿勢と ちょっと違うような…💧

tender flower 岡崎彩香 大阪芸術大学/4回生(キルンキャスト)
Gen20220309t
“tender”は「柔らかい、壊れやすい、かよわい」という意味なのね。
Gen20220309t2
▽花弁の縁の壊れかけた儚げな感じがイイね~
Gen20220309t3
▽それと「花脈」も
Gen20220309t4
これと同じ作風の作品を去年も見て、大阪芸術大学だったよね~と思ったら、同じ作者でした

contrast 塩路麻尋 大阪芸術大学/4回生(吹きガラス、サンドブラスト)
Gen20220309uGen20220309u2

環幸 白神朝恵 倉敷芸術科学大学/4年(吹きガラス)
Gen20220309w4
Gen20220309w3
Gen20220309w2

Grow up, more 谷田緑 秋田公立美術大学/4年(ホットワーク、キルンワーク、接着、スキガラス)
Gen20220309x

一緒に来て 黒澤有里 東京ガラス工芸研究所/夜間部応用科(キルンワーク)
Gen20220309x2Gen20220309x3

明日にはもういない 安孫子菜央 東京ガラス工芸研究所/総合応用科(ボンド成形、炭化)
Gen20220309x4
ガラスの「炭化」なんていう技法があるんだ。
Gen20220309x5
若い息吹 膨らむ夢 ガラス工芸の専門学校|東京新聞

最後は、この日の私のイチオシ
琳Ⅰ・琳Ⅱ 嶋津瑠奈 大阪芸術大学/短期大学部2年
Gen20220309y
『過去と未来、球が接して成る音の世界。』
「琳」という漢字は『玉が接して鳴る音の形容』なんですね。
Gen20220309y2
Gen20220309y3
Gen20220309y4
Gen20220309y6
Gen20220309y8
Gen20220309y9
技法が…(ブローイング、溶着、研磨加工、エングレービング)こんなに並んでて、凄いよね!
はぁ~ ガラス作品を堪能しました😊

※ガラス工芸の技法については👇こちらにまとまった解説がありました。
ガラス工芸の種類|「ホットワーク」と「コールドワーク」の主な手法
ブロイーイングは吹きガラスで、
エングレービングはダイヤモンド製の鑿(のみ)で表面に模様を削る。

👆この作品はガラスが何層にも重なっていますが、その作り方を想像するに…
最初に外側の殻を作って、その内側にまたガラスを吹き込む。
内側にガラスを吹き込むには上部が開いてないと…だから、都度ガラス殻の上部を切り取り…
また内側にガラスを吹き込み… また内側にガラスを吹き込み…
切り取った断面は凸凹だから、研磨して平らにしたんでしょうね。
断面がグラデーションになるように、都度ガラスの色を微妙に変えて。
最後はエングレービングで表面に模様を彫った。うわぁ!手間かかってますね~



※関連記事
2021/03/10 ガラス教育機関合同作品展(第14回 2021年3月)に行ってきた

2022年3月 2日 (水)

東京五美大卒展2022に行ってきた…私のお気に入りの作品たち

2020年に藝大卒展に行って以来、美大の卒展巡りが楽しい😊 のだが、まだ「卒展の時期だね~」と季節から自然と思いつくまでに至らず「あ、見に行くの忘れてた💧」なんてことがある。
でも、東京五美術大学連合卒業・修了制作展 👈これイイね!5つの美大の卒業・修了制作をまとめて見られます😃
3/2(水)11時に国立新美術館に入って、3時間。五美大卒展を楽しんできました。その中から、私のお気に入りの作品を並べておきます。

まずは、順路的には最後になりますが、お気に入り作品が多かった女子美術大学から。

瞳は常に静観しているⅡ 石井杏奈(博士前期課程 洋画研究領域)キャンバス、油彩
Josibi220302a
ここからは女子美か~ と入っていくと、まず目に飛び込んでくる この瞳!
これと同じ作風の JOSHIBISION 2020 でも見たんですけど、こういう作風は女子美のトレンドなの? と思ったが… 作者が同じでした。
それと、これを撮っていて面白かったのは、カメラが「顔認識」してる~
参考リンク⇒Q289 カメラの顔認識の仕組みはどうなっていますか?|FELLOWS

苦悶纏綿 朱 怡/Yi ZUI(洋画専攻 絵画)油彩、キャンバス
Josibi220302b
タコだぁ~!
でも題名は『苦悶纏綿』
纏綿」(てんめん)と読んで、意味は『物がまつわりつくこと。からみつくこと。』なんですね。
作者の想いは…『なにかがうまく行かない時に必ず感じる挫折感、悔しい、不安など負の感情をタコやタコの触手に具現化した。巨大なタコの触手に纏われ、迫られる様子は「苦悶」を感じさせる。その一方、それら負の感情があるからこそ頑張ろうと思える場合もある。成長していく途中にぶつかって零れ落ちる宝石のようにそばに静かに輝いてくれる。色んな形に「纏綿」するタコの触手のように。』
では、纏綿するタコの触手を鑑賞~

苦悶纏綿(3)
Josibi220302b3

苦悶纏綿(4)
Josibi220302b2

祈り・願い・呪い 春木彩香(日本画専攻)
Josibi220302c
ああっ女神さまっ て思ってしまった😅
日本画だから、天女観音様
中央より、左端のお姉さんに惹かれる私😊
Josibi220302c2

そして、今回のイチオシ!
The way is my way 山崎千夏(立体アート専攻)
Josibi220302d
クマさんが我が道を行く~🐻
Josibi220302d2
👆自信に満ちて歩いてる時もあれば、
👇しゃがみこんで考える時もあるよね。
Josibi220302d3
もしかして、アリさんの観察をしてるのか?😅

そして、こちらも傑作!
砂坂深雪(立体アート専攻)
Josibi220302e
ボール紙でこれだけリアルなニワトリを表現するとは!!
Josibi220302e2
目やとさか(鶏冠)の作りがスゴイね。羽一枚一枚を作ってはいないけど、羽だよね~

静かな愛と 大西瑠菜(立体アート専攻)
Josibi220302f

鯉集り 松本夏帆(立体アート専攻)
Josibi220302g_20220304184201
池の鯉、こんな風に集まってくるよね~😃

おもい 奥西祥子(美術教育専攻)
Josibi220302h
でっかいカエルだ~!
そして背中のお尻の方に子?カエルがいっぱいのってる。
それは重いでしょう🤣 それとも、母の想い?

NYMPH 余 詩頴/YU ShiYing(博士前期課程 立体芸術研究領域)
Josibi220302iJosibi220302i2
Josibi220302i3Josibi220302i4
“NYMPH”とは?
ニンフ 山・川・森などにすむ美少女の姿をした精霊
これはカマキリのニンフ
お腹が大きく反っているので、カマキリの幼生(妖精)じゃなくて、精霊(ニンフ)ですね。

回転 久保奈菜(立体アート専攻)
Josibi220302j2
ん、回ってる回ってる🌀

Pangolin 和田彩花(立体アート専攻)
Josibi220302k2
Pangolin”とは?「センザンコウ」ですが、世界で一番密猟される哺乳類って💧
世界で一番密猟される哺乳類、センザンコウ - WWFジャパン
『2019年にアフリカから密輸されたウロコは97トンにもおよび、これは、センザンコウ15万頭に相当。5分に一頭が密猟されていると試算されています。』👈ひどすぎる😢
誰が買うの?
『科学的な根拠がないものの、ウロコにさまざまな治癒効果があると信じられており、主に中国やベトナムで伝統薬として利用されています』💧💧
アート作品から密漁・自然保護の問題を知ることになるとは思わなかった。。。

はぁ~ 女子美の立体アート専攻 なかなか面白いね。また来年も見に来よう😊

さて、それでは順路の先頭に戻って、私のお気に入りを並べて行きますね。

■ 日本大学芸術学部 ■

遭遇 切田久美子(彫刻専攻)鉄
Nitigei220302a
この緻密な鉄の集合に「お!」っとなった。
『遭遇』か~
私のイメージは「つむじ」と「毛根」💧

見る 杜 志豪/DU ZHIHAO(彫刻専攻)コンクリート・樹脂・LED・木材
Nitigei220302b
👆こっちから見ると「目」ですが、
👇裏側を見ると…
Nitigei220302b2
巻貝なんです。蓋付きです!
巻貝コレクションとして「蓋」があると評価高いです。
おもちゃコレクションで「箱」があると評価高いように😅

DOM ROSA 綿井優太(絵画専攻)ケント紙・鉛筆
Nitigei220302c
DOM ROSA”とは
『ドムローザは人々をたちまち虜にしていくピンクシャンパーニュの魅惑の香り』なんですか~

■ 多摩美術大学 ■

あのあと 金属棟の定盤 長岩実穂(博士前期課程 彫刻専攻)
Tamabi220302a
一枚の鉄板なんですが、
その表面が「侘び錆び」じゃなくて「侘び寂び」です🍵
Tamabi220302a2

I take a Piece of cake and God makes a mistake. オヤマ アツキ(博士前期課程 彫刻専攻)
Tamabi220302b
“I TAKE A PIECE OF CAKE AND GOD MAKE A MISTAKE.”というタイトルが光り輝いて意味深ですけど、神様は何を間違えたのでしょうね?
Tamabi220302b2

墜落 ZHOU Zixiang(彫刻学科)
Tamabi220302c
スマホの画面を見過ぎて、電脳世界に落ちてしまったの?

必至の間隔 鈴木しなの(彫刻学科)
Tamabi220302d
これを見ていて…
👇ここが気になって…
Tamabi220302d2
カメラの「顔認識」は反応しませんでしたが、私の脳が反応した😅

冬来たりなば春遠からじ 林天駒/LIN Tianju(博士前期課程 日本画研究領域)
Tamabi220302e
冬枯れの蓮池に来ているこの野鳥は何でしょうね?
Tamabi220302e2

瞬間と愛 平井奈々子(日本画専攻)
Tamabi220302f
これ、いいな~~ 右から左へ… 躍動感、そして 動から静 素足の女子😊

色彩を描く-橙- 松原佳代(日本画専攻)
Tamabi220302g

■ 東京造形大学 ■

layer 八木沢靖子 陶、合板
Tzu220302a
これって、粘土を薄~く伸ばして、重ねて積み上げて、焼いたの?
Tzu220302a2

■ 武蔵野美術大学 ■

Poderosa 徳竹玲音(造形学部 彫刻学科)鉄、細断、溶接
Mau220302a
Poderosa”とは? スペイン語で 強力、力強い という意味
鉄を細断して溶接して作ったんですね。
Mau220302a2
鉄辺は何千枚あるんだろう?
※卒展で大きな作品を見るたびに思うんですけど、この後これらの作品はどうなるのでしょうね? 自宅に置いておくわけにもいかないでしょうし。

命の生まれるところ 伊藤大悟(造形学部 油絵専攻)木炭、アクリル
Mau220302d
この作品、アクリルと木炭を重ねて、それを削っているんですね。
Mau220302d2

彩雲飛 sai-un-hi 土屋悠/Haruka TSUCHIYA(造形学部 日本画学科)
Mau220302b
今回の作品の中の傑作です!
全体を小さな画像で見ても、そのワンダーな世界観は伝わりませんので、細部・ディテールを見ていきましょう…

▽鷲
Mau220302b2

▽蛸
Mau220302b3

▽龍、亀
Mau220302b4

▽熊
Mau220302b5

▽象、犀
Mau220302b6

…何れも凄い造形ですね~😲
最後にこの作品『彩雲飛』の立体感のわかる全体像
Mau220302b7
あ、鷹の上に馬もいた! 気付いてなかった生きもの他にも多々ある。

以上、東京五美大卒展2022 私のお気に入りの25作品、48枚の画像でした。
では最後に、国立新美術館の建物(黒川紀章設計 2006年)も鑑賞~
Nac220302a



※関連記事
2020/02/01 『最後の秘境 東京藝大』の卒展に行ったら、足が棒になるほど面白かった~
2021/01/29 藝大卒展2021 お気に入りの25作品(76枚の画像)
2021/03/02 JOSHIBISION 2020(女子美術大学卒業制作展)に行ってきた
2021/03/10 ガラス教育機関合同作品展(第14回 2021年3月)に行ってきた
2021/08/06 イサム・ノグチ@東京都美術館で150灯の光の彫刻『あかり』インスタレーションを堪能してきた~

« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »

フォト
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

Google AdSense


無料ブログはココログ

blog parts

  • ココログカレンダーPlus HTTPS対応