博物ふぇすてぃばる!7 …SDGsな出展を目指して
博物ふぇすてぃばる!7 に【A-8 正多面体クラブ & あうるの森(2021両日)】で出展してきました。
第1回の博物ふぇすてぃばる!(2014年)を見に行って、これは自分でも出展した~い!と強く思ったので、第2回(2015年)から出展してます。でもね、博ふぇす!4(2017年)までは、売上から出展料、材料費などを引くと赤字だったんです🩸
それが、博ふぇす!5(2018年)で、売上から出展料、材料費、諸経費、終了後の「乾杯🍻」費も賄えるようになりました😊
前回の博ふぇす!6(2019年)と今回の博ふぇす!7 も同じような状況。
まぁ、私が博ふぇす!に出展しているのは「科学を楽しく面白く!」伝える/語ることが目的で、利益をあげることが目的ではないから、終わった後の乾杯🍻費が賄えればいいんですけど… でも今回はコロナ禍のために打ち上げできないし😢
それと、出展準備にかけている多大な手間を考え、それを東京都の最低賃金で換算すると… ん~ もう少し売り上げを立てないと、持続可能な出展ができないね💧 ということで、今回のブログ記事タイトルは「…SDGsな出展を目指して」です😅
▼1日目の出展ブース
左側が『正多面体クラブ』で、右側が『あうるの森』の出展品です。
▼2日目
1日目の売れなかった要因を考え、2日目は少し配置を変えてます。
まず、1日目は左端、2日目は真ん中にある「蒸し器」みたいな物は何かと言いますと…
『くるくる回る種ホバリング装置』です。
前回の『ガクモンからエンタメ☆』テーマを『タネが旅する形を考えよう』にしたので、その説明用に開発したものです。これをブログに(一昨年)書いておかなくてはならなかったのに、いまだに書いてない💧
代わりに、今回の博ふぇす!ツイートの中に非常に良い動画がありましたので、それを紹介させていただきます。
マツの種がくるくる回転する様子がよく撮れてますね~#博物ふぇすてぃばる!7 で展示していた『くるくる回る種ホバリング装置』です😊 https://t.co/xbONNWToCW
— 正多面体クラブ (@RPolyhedra) September 12, 2021
『くるくる回る種ホバリング装置』については近いうちに書きます。「そのうち」ではなく「近いうち」です😅
これを見た人が「これ何?」からサイエンスコミュニケーションが始まり、その流れで『飛ぶ種の模型キット』につなげたいので、あうるの森の展示品との境に移動しました。
1日目は『くるくる回る種ホバリング装置』の前に『ネオジム磁石はすごいゾ!』のパッケージを立てて置いていたため、この2つを見て???となってる人がいた。
この2つは全く関係ないから、2日目は離して置いた。
そして、2日目は『ネオジム磁石はすごいゾ!』をウリにするために『ガウス加速器』のレールを前面に推し出し、カード立ては大きくし、「なぜ?」を説明するためのグッズをテーブルの上に置いたら… 場所がなくて『ネオジム磁石はすごいゾ!』のパッケージの上に置くしかなく、パッケージの文字が見えないじゃん💧 ん~改めて自分の出展品を顧客側から見ると、この商品陳列はまったくダメだな💧
そして、推しの『ネオジム磁石はすごいゾ!』がいくつ売れたかというと… 5💧
これまで売れた数を並べて見ると… 2015年:26、2016年:12、2017年:10、2018年:6、2019年:4
グラフにしてみた…
右肩下がり💧
2017年のブログ記事より…
「ネオジム磁石はすごいゾ!」の実験を見て、説明を聞いて、「面白かったです」「楽しかったです」と言ってくれる人多数(^o^) しかし、実験キットの売りに結びつかないのはなぜか?
博物ふぇすてばる!後の反省会にて…
「多くの人が、実験を見て、説明を聞いて、それで十分楽しいから、そこで満足しちゃうんだよ~」 なるほど。
「これが欲しい!と思わせる売り方をしなくちゃ。」 ん~難しい課題です。
…と書いたまま何の対策もせず、2018年のブログ記事では『…売りに結びつかない。(私はつくづく販売職には向いてないな~と思う。)』と対策することを放り投げている。←これでは販売数が伸びるわけありませんね💧
ん~ これはマジで対策を考えねば!
『ネオジム磁石はすごいゾ!』をじっと見ていたお父さんとの会話…「これ面白いんだけど、うちの子はまだ3歳で、これを買い与えるにはまだ早いんだよな~」「確かに、小学生になって磁石のことを勉強してからでないと…」「うちの子が小学生になったら買うから」「それまでやってるかどうか…」「やっててよ~」
…ということで、3歳の子が小学3年生(8歳)になって磁石を学ぶまで、博ふぇす!の出展を続けなければ‼
そのために、持続可能な出展を目指す必要があります。持続可能な出展とは、収支トントンではダメで、同じものを売り続けていたらすぐに飽きられ売り上げが下がりますから、より魅力的な商品を開発するための開発費も得る必要があります。
そのためにはどうするか? そのアイディアは既にあります。実は私、博ふぇす!出展で一番盛り上がるのは出展後でして、出展すると色々ダメなところが見えてきて、ここがダメだったから次はこうしよう! ん、そのアイディアいいね! というのが次々と湧いてくる。でも、博ふぇす!が終わって日常に戻ると、その高揚感がすぐに通常レベルにまで低下し、結局何もせぬまま次回を迎える。。。という繰り返しだったのですが、持続可能な出展のためにいつやるか? 今でしょ!😃
※これまでの博ふぇす!出展記事
2015/08/09 博物ふぇすてぃばる!2015出展してきました~
2016/07/23 博物ふぇすてぃばる!3 で「ネオジム磁石はすごいゾ!」語ってきた~
2017/07/22 博物ふぇすてぃばる!4 で『再帰性反射』を語ってきた~
2018/07/21 博物ふぇすてぃばる!5 で『再帰性反射』と『ネオジム磁石はすごいゾ!』を語ってきた~
2019/07/21 ガクモンからエンタメ☆『タネが旅する形を考えよう』博物ふぇすてぃばる!6で語ってきた
↑
博ふぇす!3,4,5,6 出展ブログ記事のタイトルが「語ってきた」です😅
「科学を楽しく面白く!」伝える/語ることが出展の目的だからそれでよかったんですが、今後も(少なくとも5年以上)出展を続けるためには、次回のための開発費を含む売りを立てるのを目標にします🙂
※次回の出展の参考に、今回売れたもの(用意した数)の記録
・ラビリンスボックス:6(12)
・鏡の中のサッカーボール:15(24)
・ネオジム磁石はすごいゾ!:5(7)
・おゆまるで作るアンモナイト化石のレプリカ:10(10)
※その他、次回出展のために、今回のダメなとこメモ
ビー玉正12面体オブジェと丸ビーズ360個の「かごめボール」は2015年の出展から並べているのだが、未だに売れたことがない💧
いくらその作品に思い入れがあっても、売れない(来場者はそんなもの求めていない)のだから、
売れないものは出品しない!
その手前に置いてある『ラビリンスボックス』は(ちょっと三角に切り欠いた)ただの白い箱だし、その横の『鏡の中のサッカーボール』を展示している正20面体のミラーは展示品と商品の区別がつかないし💧 こちらから声をかけ説明しないと、それが何であるか伝わってなかった。見てくれてる人を誘導するポップを添えておくとよかったんだろう。
ラビリンスボックス…『立方体の万華鏡です。手に取って覗いて見てください。』
鏡の中のサッカーボール…『中のビー玉をつまみ出してみてね。』みたいな🙂
ラビリンスボックスは、博ふぇす!4(2017年)で16個完売。博ふぇす!5(2018年)で22個。博ふぇす!6(2019年)で13個完売しているので、今回用意した12個は1日目に売り切れちゃうだろなと思っていたら・・・2日間で6個しか売れなかった💧
ラビリンスボックスは手に取って覗いて見れば「わ~!スゴイ!」となるのだが、こちらから積極的に声をかけず、白い箱が置いてあるだけ、コロナ禍で手に取るのも控えめ… だったからですね。それと、「これ作ったことある!」と言う子も二三人いた。『ラビリンスボックス(立方体の空間充填万華鏡)の作り方』は、このブログの人気記事で作り方を懇切丁寧に説明してるから、かなり一般に広まっているようです。
で、そこから得られる教訓:同じものを同じ形で売り続けない。
博ふぇす!で他の出展ブースを見ていると、皆さんブースを立体的に使ってますね~
テーブルの上に並べているだけの平面的な陳列じゃダメだな。限られた空間をもっと利用しなくては!
例えば、今回の出展ブースを見ると…
赤点線で囲ったとこに何も無い。ここに商品は置けなくても、情報表示はできるよね。
博ふぇす!3(2016年)のブースは…
前面に情報表示してた。低い位置の表示をどれだけ見てくれるかは?だけど、何も無いよりは、何かあった方が目を引くよね。
最近の出展で前面の情報表示をしていないのは、それを準備している余裕がないからだ💧
開催間際になって汗;焦;で出展品を作ってるから、全然余裕がない。ブログやSNSで情報発信している余裕もない💧
そういえば、ブログやSNSでそこそこ情報発信をしていたときは、それなりの手ごたえを感じた。
あ~そうだよ。ブログやSNSでの情報発信 ←これとっても重要‼
そこで、次回目標…
・開催1ヵ月前には出展品の準備を終える。
・開催1ヵ月前からはブログ・SNSでの情報発信に専念する。
…できるのか? やらねば! やるゾ!😅
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