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2021年5月11日 (火)

ゴムモーター実験…ゴムは温めると縮み、冷やすと伸びる。

Rubbermotor04

ゴムは伸ばすと温度が上がり、縮めると温度が下がります。
ゴムバンド(輪ゴム)を両手の人差し指に引っ掛けて、ゴムバンドを唇に当てて、ゴムバンドをギュッ!と引っ張って伸ばすと、ゴムバンドが温まったのが唇で感じられます。そしてゴムバンドを縮めると、ゴムバンドが冷えたのが感じられます。どちらも「ほんのり」程度ですけど💧

ゴムは伸ばすと温度が上がり、縮めると温度が下がる。
↑これはゴムを伸び縮みさせましたが、
逆に、ゴムの温度を上げ下げするとどうなるかというと~
ゴムは温めると縮み、冷やすと伸びる。
ふつう物は温めると膨張し、冷やすと縮むのですが、ゴムは逆なんです!
でね、このゴムの不思議な性質:温度による伸び縮みを回転運動に変えるのが…
『ゴムモーター実験』! 動画をご覧ください。

捩れたゴムの途中に爪楊枝(つまようじ)を差し込み、ゴムを伸び縮みさせれば爪楊枝が回転します。だから、捩れたゴムを熱いお湯と氷水で温めたり冷やしたりすると爪楊枝が回転しているのは、ゴムが伸び縮みしているから。なんですが、温めたときに縮んで、冷やしたときに伸びてるって分らないよね~💧
そこんとこは、捩れたゴムの両端をつまんで、ほんのちょっとだけ伸ばして/縮めて、爪楊枝がどっち向きに回転するかを見ておいてください。

さて、ゴムは温めると縮み、冷やすと伸びることが↑この実験で確かめられますが、もっと直接的に、重りをぶら下げて伸びてるゴムに熱湯をかけてゴムが縮むとこを見た方が納得できますよね~
その動画を探したら↓ありました。

↑ご覧のように、大がかりになってしまうので、科学教室でこの実験を一人一人がやるのは難しい。だから、一人一人が実験できて比較的安全な、この『ゴムモーター実験』やってみてはいかがでしょう。

▼材料:ステンレス針金、輪ゴム、爪楊枝
Rubbermotor01a
▼ステンレス針金の端をラジオペンチではさみ、巻きつけるようにして輪を作ります。
Rubbermotor02
▼一方の輪に輪ゴムを引っ掛け、輪ゴムをよく捩じってもう一方の端の輪に掛けます。
捩った輪ゴムの中ほどに爪楊枝を差し込みます。
Rubbermotor03a
▼2つのカップに、熱いお湯と氷水を入れて並べて置きます。
Rubbermotor05
これにゴムモーターのゴムの部分を浸すと、ゴムモーターの爪楊枝が回転します。
氷水はなくてもかまいません。
熱いお湯に浸けて爪楊枝が回った後、ゴムモーターをお湯から出せば、ゴムが冷えて逆方向に回転します。
氷水があった方が、回転が速い!



なぜ? 先ほどの動画:伸ばしたゴムに熱湯をかけるーゴムが弾性を持つ理由ー と、
↓こちらの記事が分りやすかった。
ゴム弾性とは何か? ゴムの伸び縮みは不思議な現象だった|ちびっつ

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