『ミラーシステム』は万華鏡の「仕組み」ではありません
「万華鏡 仕組み」で検索すると、万華鏡の仕組みを説明したページの中によく出てくるのが…
・2ミラーシステム
・3ミラーシステム
・4ミラーシステム
・テーパードミラーシステム
…と、鏡の枚数や形で「仕組み」を説明しているもの。
私は今から10年ほど前、とある科学館で開かれていた「万華鏡展」を見に行って、そこでこの『ミラーシステム』による万華鏡の仕組みの説明を見て「なるほど~!」と感心してしまったのですが…
その後、自分で万華鏡を作り、子供たちに万華鏡の作り方を教えるときに「仕組み」も説明しようとして、気づいてしまったのです…
これ(ミラーシステム)って、万華鏡の仕組みじゃないじゃん!
え~『ミラーシステム』で万華鏡の仕組みを説明すると、
↓こんな感じ。
この説明と同じ方法で「車の仕組み」を説明してみますね。
多くの人は「車の仕組み」を(人に説明できなくても)理解はしてるから、この説明が「車の仕組み」じゃないこと分かりますよね。これは単に車輪の個数による分類に過ぎないと。
だから、ミラーシステムによる万華鏡の説明は「仕組み」の説明ではないのです。単に鏡の枚数や形による「分類」に過ぎないのです。
「システム」って、普通もっと複雑な物でしょ。万華鏡のミラーの様に簡単なものを「システム」って呼ぶのは、ちょと違うんじゃない?
たいしたことないのに「~システム」とか呼ぶの、箔を付けたいからじゃないの。
私が万華鏡を作っていて理解した「万華鏡の仕組み」はこちらです。
→万華鏡の仕組み(合わせ鏡)
『テーパードミラーのビー玉万華鏡』の作り方 を書いていて、「テーパードミラー」で検索したら、Google先生が「テーパードミラーシステム」をサジェストしてきた。
あ~久々に万華鏡の「ミラーシステム」という言葉を見たけど、今でも万華鏡の仕組みをミラーシステムで説明しているページ多いのかな?と検索したら・・・
2019/04/21現在「万華鏡 仕組み」で検索 して、1番目と2番目はミラーシステム系の説明ですね。
万華鏡の仕組み(合わせ鏡) は3番目。
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