府中・街中のオブジェ…『地下のデイジー』若林奮…府中市美術館
府中・街中のオブジェ紹介シリーズ 26作目は…
『地下のデイジー』 作:若林奮(わかばやし いさむ)です。
府中市美術館の外(入口の前)にあります。
この作品がなぜ『地下のデイジー』なのか? 作品のプレートより…
『地下のデイジー
若林奮
DAISY UNDERGROUND
WAKABAYASHI ISAMU
2002(平成14)年 鉄 120×120×312.5 cm
「デイジー Daisy」とは「ひなぎく」のこと。野生の花の可憐さと、植物としての力強い生命感を表現した若林奮のシリーズの一つです。
この鉄の正方形は、地下深くにまで埋められた彫刻作品です。1枚72kg、厚さ2.5センチの鉄板が約120枚も積み重ねられて層になり、約3メートルの深さにまで及んでいます。鉄板の層は多摩・武蔵野地域に暮らした人々の時間と記憶を表現し、地下の関東ローム層の地面や樹木の年輪などの「自然」の時間層と対応するのです。埋められたら彫刻の時間を想像することで、地域の歴史や記憶と自然の姿が浮かび上がっててきます。』
ん~こういう説明に対し、「ほんとにそうか~?」と確認したくなる私(^o^;
鉄板 約120枚が地下約3メートルって… なんで「約」なの?作ったとき数えてるでしょ! 312.5 cm/2.5cm=125枚になりますけど~
地上に出ているのは3枚だけなので、「本当に、この下に地下3メートルまで埋まってるの?」って、思いませんか?
この鉄板にはデイジーの花びらを模した穴が開いているので、「この穴、地下3メートルまで開いてるのかな?」とメジャーを持って穴の深さを測りに行ったのですが・・・
穴の中には落ち葉が…
地上部にある鉄板3枚分しか穴は開いていなかった(^^;;
『…埋められたら彫刻の時間を想像することで、地域の歴史や記憶と自然の姿が浮かび上がっててきます。』←いやいや、この作品を鑑賞して、そういう想像をできる人どれくらいいるんだろう?
※『地下のデイジー』は府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つです。
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コメント
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ホントにこの作品は解説を読まないと意味不明過ぎですね。工事の様子を見かけたのですが、井戸掘りみたいなことになっていて、一体何をしているのかも不思議に思いました。
投稿: ロン | 2020年7月 3日 (金) 09時16分
ロンさん
> ホントにこの作品は解説を読まないと意味不明過ぎですね。
ですよね~(^^;
アートは見る人の感性で価値が違うから、意味不明の作品があるのは当然ですが、これ府中市「彫刻のあるまちづくり」事業17作品の中の一つですから、税金使ってるんですよね? だったら作品を選定するとき「多くの市民の感性を刺激する作品」という選定基準はなかったのでしょうかね?
※この作品、実は地下に何もなかった~!? 疑惑を個人的に持っていたのですが、ロンさんのコメントで地下に何かありそうなことは分かりました(^o^;
投稿: 正多面体クラブ | 2020年7月 3日 (金) 18時59分