サイエンスアゴラ2016『再帰性反射』で「お~!」
11/5(土) 日本科学未来館 1階 ブース Aa-050『作って楽しむ万華鏡の不思議』で出展してきました。
今年は2m×2mのミニブースでの出展だったので、前に展示用テーブル(180cm)、奥に工作用テーブル(120cm)で、同時に2人が万華鏡工作できないから1人ずつ。
展示用テーブルには「正多面体展示用ボード」を置くスペースがないので、今年は「再帰性反射」説明用の「コーナーキューブリフレクター」と「ビー玉再帰性反射器」を置いといた。そして『カメラのフラッシュを強制発光させて撮影してみてください。』と掲示しておくと…
鏡をいっぱい張り合わせたコーナーキューブに「なんだこれ?」と立ち止った人は、デジカメ/スマホを取り出して、パシャッと撮る。そして多数のミラーが輝いてるのに「お~!」となる。そこですかさず「こっちも撮ってみてください。」とビー玉を並べただけの物を指さす。「こっちも?」と言ってパシャッと撮ると…
↑ただのビー玉が…
↓全部白く光る!!
みなさん「お~~!!」となって、頭の中が「なぜ?」ってなっているところで、すかさず「再帰性反射」の説明をします。
その説明は→コーナーキューブ(再帰性反射)
あ、サイエンスアゴラの会場で↑こんな長い説明はしてられませんから、もっと短い説明をしましたけど。
そして、ビー玉=ガラスビーズによる再帰性反射はこんなところに使われているんですと、
↓このフリップを示し…
「あ、道路標識が夜でもよく見えるのはそれでなんだ~!」と、脳がアハッとなっているところで…
↓こちらも説明
コーナーキューブによる再帰性反射器が月にも置いてあります。
「え!月ですか?」
はい、月です。アポロが月に置いてきたんです。
この月に置かれた再帰性反射器を何に使うのかというと~
地球から月に置かれた再帰性反射器に向けてレーザーパルスを発射し、反射して戻ってくるまでの時間を計るんです。そうすると月までの距離を正確に計ることができます。
その結果、月は年間3.8cmずつ地球から遠ざかっている!なんてことも分かりました。
「へ~!」
この説明を100人ぐらいの人たちが聞いていってくれたと思います。
その中の一人の方は…「今日サイエンスアゴラに来て聞いた話の中で一番勉強になりました。」と言ってました(^o^)
この再帰性反射器モデルによる実演と説明は非常に受けがいいので、「正多面体展示用ボード」による「双対」の説明より、「再帰性反射」の説明を前面に出していこうかな。来年の博物ふぇすてぃばる!では(テーブル狭いから)そうしよう(^^)v
え~今回の出展タイトルは『作って楽しむ万華鏡の不思議』なんですが、そっちの方はどうだったかというと…
FNN(フジニュースネットワーク)に出たよ~(^o^)
⇒サイエンスアゴラ2016 最先端技術が東京・お台場に大集結です。
オープニングの3秒は正多面体クラブで展示していた「ラビリンスボックス」の画像です。
そして、02:08~02:34は「万華鏡」です!
「ラビリンスボックス」を初めて覗いて見た人はたいてい「わ!これスゴイ!」ってなります。
フジテレビの青柳周伽さんもラビリンスボックスを覗いて感動し、「これ撮らせてもらっていいですか?」って。
でも大きなカメラじゃラビリンスボックスの中のラビリンスな画は撮れないので、また来ます~と、次は覗き穴から撮影できる小さなカメラを持ってきて… そして↓この映像です!
正多面体クラブの万華鏡で30秒ほど。そんなに長くニュースで使ってもらえるとは思いませんでしたよ(^o^)
※関連記事
・コーナーキューブ(再帰性反射)
・十五夜なので… アポロが月に置いてきた物に想いを馳せる
・ラビリンスボックス(立方体の空間充填万華鏡)の作り方
・サイエンスアゴラ2016『再帰性反射』の説明動画 YouTube
※これまでのサイエンスアゴラへの出展…
2015/11/14 サイエンスアゴラ2015『作って楽しむ万華鏡の不思議』で、ビー玉万華鏡96セット
2014/11/08 サイエンスアゴラ2014『正多面体って意外と面白い…作ってみよう』で語ってきた~
2013/11/09 サイエンスアゴラ2013『楽しかったです』その一言が一番のご褒美です
2010/11/20 サイエンスアゴラ2010「ネオジム磁石はすごいゾ!」
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