静脈は青くない(静脈錯視)
Newton2014年9月号に『静脈は青くなかった! 肌の下にすけて見える“青色”の静脈は,実際には灰色に近い肌色だった。』という記事が載っていた。
へ~!と、すぐにTwitterやブログに書きたくなるネタだったんですが…
このブログで何度も「インフォメーション・リテラシー」とか「サイエンス・リテラシー」について触れているので、やはりここは「情報の裏を取る」という基本動作を怠ってはいけない。
で、「インフォメーション・リテラシー」では、この場合「静脈は青くない」で検索して、同様のことが複数の信頼できる情報源から発信されているか?を確認する…→ん、この情報は確かですね。
でも、「サイエンス・リテラシー」の観点ではそれでは不十分です。
「静脈は青くない」ってこと、自分で実験して確認出来ますよね!
自分で簡単に実験できることは実際にそれをやって確認する。それが「サイエンス・リテラシー」の一つだと思っています。
だからやってみました~(^o^)
▼自分の腕の静脈をデジカメで撮影し…
私の腕、あんまり静脈が浮き出てないね~(^^;
撮影した画像を、例えばWindowsの「フォト ビューアー」とかで表示し、虫眼鏡ツールのスライダーを目一杯上までスライドして拡大する。
▼肌の部分の拡大…←肌色ですね。
▼静脈が見える肌の部分の拡大…←ほんとだ!青くありません!灰色(彩度の低い肌色?)です。ん~何度も違う場所の静脈が青く見える部分を拡大してみましたが、拡大すると青くないです。不思議~!
これ錯視なんですか~!
⇒静脈錯視 - 立命館大学 →Newton2014年9月号の記事
へ~面白い!と思ったあなた。「サイエンス・リテラシー」アップのために、自分の肌をデジカメで撮影して、静脈部分を拡大し、この事実を確認してみましょう。自分で確認した方が、記事を読むだけより何倍も面白いですよ(^o^)
さらに…→静脈は青くない!...じゃ何色?
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