静脈は青くない!...じゃ何色?
Newton2014年9月号に『静脈は青くなかった! 肌の下にすけて見える“青色”の静脈は,実際には灰色に近い肌色だった。立命館大学プレスリリース 2014年6月25日 SCIENCE SENSOR』という記事を読んで、自分の腕をデジカメで撮影してその事実を確認しました~
→静脈は青くない(静脈錯視)
撮影した画像をWindowsの「フォト ビューアー」で目一杯拡大してみて、ほんとだ!青くない!って確認したんですが…
じゃ静脈が透けて見える部分色は何色なの?
こちらでRGB値が示されています…
⇒静脈錯視 - 立命館大学 →Newton2014年9月号の記事
でもRGB値の数字を見ても釈然としない。
あ、そうだ!画像全体をRGBに分解して見てみたらどう?
思いついたらやってみます。それが「サイエンス・リテラシー」⇒「科学する心」です。「好奇心」とも言うのかな?
▼JTrimの「RGBの度合い」ダイアログで…
▼R(赤色)
▼G(緑色)
▼B(青色)
青色で見ると、静脈は識別できませんね~(スマホ表示では画像が縮小されて、R,G,Bでの違いが見にくいので、下にスマホ表示でも縮小されないサイズの画像を載せました。)
つまり、静脈は青くないってことですね。
そして赤色で見ると、静脈が薄暗い線として識別できますね。
ふ~ん、皮膚の静脈が透けて見える部分は赤色成分が周りより少なくて、それで(錯視で)青く見えていたのか~!
調べてみて、自分なりの発見ができて面白かった(^o^)
※ここでRGB分解に使用したJTrimは『デジカメ画像などを簡単な操作で加工・修正できるレタッチソフト』で窓の杜からダウンロードできます。フリーソフト(無料)です。
⇒JTrim - 窓の杜ライブラリ
私はPhotoshopのような高機能なレタッチソフトは不要…デジカメで撮影した画像をブログに載せるのに適した大きさに縮小し切り取る…ほとんどこればかり、なのでJTrimで十分です。JTrimは簡単に使えるというだけではなく、今回使った「RGBの度合い」の他に、「明るさ/コントラスト」の調整とか、「ガンマ補正」もできます。ちょっと光が足りなくて暗く映ってしまった画像も、ブログに載せるときにそこそこ見やすい明るさに調整できます。
そんな優れものソフトがフリー(無料)です。
JTrimは2007年で更新が止まっており、対応OS:Windows 95/98/Me/NT/2000/XP となっていますが、私はWindows7で使っています。
JTrimを開発・公開されているWoodyBellsさま、長年使用させていただいてます。ありがとうございますm(_ _)m
※JTrimの「Trim」はTrimming(トリミング)のTrimですが、デジカメが高解像度になって写真の撮り方が変わったね~ というお話…
写真撮影入門みたいなので「アングル」や「構図」といった蘊蓄が語られているのをよく見かけます。デジカメにも構図ガイドのグリッド表示機能が付いてたりします。
私もデジカメがVGA:640×480だった頃は「構図」も気にしてたんですが、今では全然気にしていません。撮りたい物がデジカメの液晶モニタに入っていればシャッターを押してます。後でトリミングすればいいんですから(^o^;
現在のデジカメの解像度はブログに載せるには高解像度過ぎるので、それを50%~20%ぐらいに縮小し、トリミングしてます。そこで活躍してるのがJTrimなんです(^^)v
私のように後でトリミングするから構図は気にしないという撮影でも、デジカメの構図ガイドのグリッド表示は役立ちます。水平・垂直を確認するのに役立ってます。このブログでは作り方の手順を撮影することが多いのですが、それを撮影するとき傾いた画像になると見にくいです。そこでグリッド表示で水平・垂直を確認しています。
え~それでも傾いた写真になってしまうことがあります。それは撮影したときは気づかず、PCのモニターで見たときに気づくのですが、そんな場合もJTrimの「任意角度回転」機能で修正できます。±90°でない任意角度の回転をすると画質が劣化するのですが、高解像度画像を50%~20%ぐらいに縮小するので、任意角度回転による画質の劣化など問題になりません。
いや~、デジカメの解像度ってここまで高解像度にする必要あるの?と思っていたんですが、この高解像度 意外と便利です(^_^)
※スマホ表示では「RGBの度合い」ダイアログの画像が縮小されてしまうので、縮小されないサイズの画像…
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