『マグヌスコップ』を『空飛ぶプラコップ』と呼んではいけない科学的理由
2014/07/26(土) ハチラボ(渋谷区子ども科学センター)にて夏休みワークショップ「空飛ぶプラコップ」=マグヌスコップを実施しました。
私は最初『マグヌスコップ』という名前でエントリーしていたのですが、ハチラボから「夏のイベントカレンダーができました」と送られてきたのには『空飛ぶプラコップ』となっていた。
あ~!『空飛ぶプラコップ』じゃなくて『マグヌスコップ』だよ~! 訂正してもらおうかと思ったのですが、もう印刷に回しちゃったかな? 『マグヌスコップ』って何だか分からないから、気を利かせて分かりやすい名前『空飛ぶプラコップ』にしちゃったのかな?… 他の夏のイベントの準備もあったので、この名前はそのままにしてしまったのですが・・・
7/20放送の『所さんの目がテン!』『アイドルの謎を科学で解明』 を見ていて、『マグヌスコップ』を『空飛ぶプラコップ』と呼んだらダメじゃん!という科学的理由が明らかになりました~
以下、所さんの目がテン『アイドルの謎を科学で解明』より…
▽科学の力を結集させれば、素人でも人気アイドルになれるのか?目がテンスタッフで検証
目がテンスタッフの女子5人(見た目 普通の女子)をたった5日間で、科学の力を結集させ、秋葉原でデビューさせちゃおう!という無謀な企画(^o^)
「大丈夫 科学の力 がついてますから!」
▽人気アイドルの「グループ名」にも科学の要素が隠されていた!?
「まず必要なのはグループ名ですよね」
「コンセプトは理系女子です」
「グループ名は Litomath(リトマース)」
「リトマス試験紙(Litmus)と数学(Math)を掛け合わせた造語です」
なぜこのグループ名なのか?
「スタッフなのにアイドルという二面性を表してます」…リトマス試験紙は 酸性(青→赤)、アルカリ性(赤→青)って変化しますよね。
そしてどこに科学があるのか?
「グループ名を聞いて「なぜその名前?」と疑問を抱く」
「理由に納得すると印象に残って人に言いたくなる」心理が働くのだそうです。
なるほど~!
※そういえば「AKB48」というグループ名を初めて聞いたときも「なにそれ?」でしたね。
『マグヌスコップ』という名前もこれと同じですね。
初めて「マグヌスコップ」という名前を聞いた人は「なにそれ?」と思うでしょう。
でも実際にマグヌスコップを作って飛ばしてみると、誰もが「面白~い(^o^)」という反応をします。
そして「なぜ?」と思ってるところに「マグヌス効果」の説明をします。
すると「あ~!それで「マグヌスコップ」なんですね~」と納得し、名前が印象に残り記憶されます。←ね、とっても科学的!(^o^)
しかも、「マグヌス効果」を知った子供たちが、野球/サッカー/テニス/卓球…などの球技をやっていたとしたら、球技が上達するかも!という副次的効果も期待できます。
…ということで、『マグヌスコップ』を『空飛ぶプラコップ』と呼んではいけないのです。
この場合の「いけない」は「禁止」ではなく、『空飛ぶプラコップ』と呼んでしまうと、科学イベントなのに科学が伝わらず、科学イベントとしての効果激減ですよ~ってことです。(^^;
※「マグヌスコップ」の記事
・マグヌスコップの作り方・飛ばし方
・ハチラボ夏休みワークショップ「マグヌスコップ」の準備中~
・ハチラボ夏休みワークショップ「マグヌスコップ」
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