FullTr-11 トランジスタでコンピュータを作るキット←これはスゴい!
Facebookでこちらのページを知りました…
FullTr-11
トランジスタでコンピュータを作るキット---CPUもメモリもトランジスタで製作
総部品点数:6926個
↑これはスゴい~!w(*゚o゚*)w
マイコン少年/青年だったあなた(例えば私)が見ると、このページはかなり楽しめます(^o^)
以下、私の感想/コメント…
『CPU:11 bit (アドレス幅, データ幅, レジスタサイズ, ALUサイズ の全てが11bit)』←なんで11ビットなんだ~!?
→作者ブログに『なぜ11ビットなのか』がありました。→なるほど『世界初の11ビットコンピュータ』か!(^o^)
『FullTr-11...。
こうやって眺めてみると、伝説のコンピュータPDP-11みたいです。』←お~確かに!PDP-11名機だったよね~※1
『命令は5bitで、この後に11bitのオペランドがついて、合計の命令長は16bitになります。』←この絶妙なビット割り当て(^^;
『ROMは1024個のスイッチで構成されており、64命令を格納できます。』←お~!右側の基板は8bitスイッチ×8×16=1024個のスイッチなのか~!プログラム入力するにはピンセットか爪楊枝を使うんだな(^o^; ENIACのプログラマ気分になれますね。
『RAMは11bitが4個の44bitの容量です。』←少なッ(^^;
条件分岐命令が『JNC im 直前の演算結果でキャリーが発生しなければ、即値のアドレスにジャンプ』の1つしかないけど(→FullTr-11 命令セット)…あとは間接アドレッシングモードを駆使するのか~ これでプログラミングするのはかなり高度なパズルを解くようなものですね。ある意味楽しい(^o^)
説明動画を見てみると~
『林立するトランジスタ』←圧巻です!
『サイズ比較』でiPhoneと比較してるのは普通だが、『↑ヒト 身長:170cm』と比較してるのは笑った(^o^)
『円周率を計算してみます』…LEDがピカピカ…お~7segに「3.14」って表示されてますよ~!拍手~!!
※関連?記事
・I/O創刊号
・ASCII 創刊号
・スネークゲーム(SNAKE GAME)
・スタートレックⅣ“Hello Computer”… Macintosh Plus は音声認識できなかった
・NOP命令でこれだけ掘り下げられるとは…スゴい!
※そういえば、こういうのを作っちゃった人もいましたね~
技術少年出版
1975年に発売された伝説のマイコン「Altair8800」、「IMSAI8080」が復活!
8bitマイクロコンピュータキット Legacy8080
※1 『PDP-11名機だったよね~』って、実際に使ったことはないのですが(^^; 私、CPUの命令セットを「鑑賞」するのが好きでして、PDP-11の命令セットは美しかった~(^_^)
MC68000の命令セットも美しいよね~
どちらの命令セットも直交性があって、アセンブラでプログラミングすると直交性のある命令セットが良いのですよ~
だから、x86アーキテクチャとかARMアーキテクチャとかは肌に合わんな(^^;
とは言っても、今じゃアセンブラでプログラミングすることなんてないから、コンパイラ/インタープリターにお任せで、命令セットアーキテクチャを意識することは減りましたけどね。
※余談ついでに…
引き出しの中に今でも↓こういうものがある。
デジタル回路の論理設計定規(テンプレート)です。
学生時代(○十年前)から使ってる。って、卒業してからはソフトウェア屋さんですから、デジタル回路の論理設計なんてしてませんけど、A4の紙に図を書くときに12cmというコンパクトな大きさと、○△□が何かと役に立ったので、今でも手元にある一品です。でもPCで図を描くようになってからは、この定規(テンプレート)を使うこともなくなりましたけどね。
あ~学生時代の論理設計の実習が楽しかったので、この論理設計定規(テンプレート)が残ってるんだな。だって、あの頃は簡単なCPUの論理回路を作るぐらいの知識はあったし、ディスクリートICで作れるかも?なんて考えてた。でも(MC6800とかIntel8080とかのマイコンが出てきたし)、論理回路図を描くのと、実際にICをハンダ付けして動かすまでにするのは別次元の話で… それをICじゃなくてトランジスタで作ってしまった FullTr-11 は、そりゃスゴい!のですよ。
※2021/04/18 Twitterで『トランジスタを1738個はんだ付けしてCPUをまるごと作る 』ツイートを見た。これも凄いね~
トランジスタを1738個はんだ付けしてCPUをまるごと作る地獄のキットを買われた方がいるようです.ありがとうございます!
— リニア・テック 別府 伸耕 (@linear_tec) April 18, 2021
自分が試作したときは7日間かかりました(他の仕事を何もしない場合).
ぜひロボット部分のシャーシも組み立てて「走り回るCPU」を作ってください.https://t.co/wKYtabGXHO pic.twitter.com/2X6WYbc1mp
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