三葉虫の土だんご(Trilobite In Nodule)
2014/06/06(金)~10(火) 東京国際ミネラルフェア(新宿)が開催されます。
で、東京国際ミネラル協会から送られてきた「地球を楽しむミネラル通信 Tima Times 27」を見ていたら…
↓こういう広告があった。
「ノジュール原石を割って中の水晶や三葉虫を取り出します。
どんな化石や結晶が出るかはお楽しみ!」←お~!これは楽しそうだ。やってみたい(^o^)
あ、それより「ノジュール」ってなんだ?
⇒団塊 - Wikipediaより…『団塊とは、堆積岩中に見られる、周囲と成分の異なる塊。ノジュールともいう。』
あ~こういうのをノジュール(nodule)って言うんだ~!
私も三葉虫(Trilobite)のノジュール(nodule)持ってる~
直径 約12cm でっかい土だんごって感じ(^o^)
これをパカッと二つに割ると~
中に三葉虫の化石が~w(*゚o゚*)w
え~ 自分で割ったわけじゃなく、既に割られていて、中に三葉虫があるのを見て購入してますが…
三葉虫の細部を鑑賞しましょう。
↑こっちは 凸 三葉虫本体
↓こっちは 凹
ここに樹脂を流し込んだら、三葉虫のレプリカが作れるかも?と思ったりもするんですが、ご覧のようにもろい砂岩なので、それはやってません。
「化石のレプリカ」 アンモナイトのお話をしたとき、化石に強い興味を示す子には、この土だんご(ノジュール)を取り出して…「それ何?」って聞くから、パカッと開いて見せると~
わ!w(*゚o゚*)w!ってなります。 その子供たちの反応が楽しいので、多くの子供たちに見せたいのですが、このノジュールは砂岩なので、何度も開いて閉じてを繰り返していると、砂岩がボロボロと崩れてくる。あ~大切なコレクションが~・・・(´Д`)となってしまうので、化石に強い興味を示す子にだけ限定公開(^^;
今度の東京国際ミネラルフェア(新宿)では、もっと固い岩石のノジュールがないか探してみよ(^^)
あ、そうだ。子供たちに触らせても大丈夫な三葉虫の化石がこちらです↓
この三葉虫の化石!迫力あるでしょ~(^o^) 特に目
数年前のミネラルフェアで「三葉虫クラブ」さんで購入しました。私としては大枚はたいた逸品
これを購入したとき三葉虫クラブさんより聞いたお話…
「三葉虫の目は方解石」なんだって~
⇒三葉虫 - Wikipediaにもそのように記載されています…『目のレンズは全身の外骨格と同じ方解石 (カルサイト)という鉱物でできおり、多数の個眼を持ち、その数は数百に及ぶ。』
「石の中から削り出した本物の化石には一度割って、接着した痕がある。」
それが↓赤矢印のとこ
石の中のどこに化石があるか?なんて割ってみるまで分かりません。で、石を割ったら化石の表面でパカッとキレイに剥がれず、化石本体を割ってしまう。で、化石の断面を見て「お、ここに化石があるぞ」と分かる。そしたら割った石を接着して、化石の周りを歯医者さんで歯を削るのに使ってる機械を使って丁寧に削り出すとのこと。へ~!そりゃスゴい!
三葉虫クラブさんの三葉虫の化石は、ご自身でモロッコに化石掘りに行って、ご自身で削り出しているとのこと。だから、丁寧な仕事で、化石にも迫力があるんでしょうね~
三葉虫クラブのこれなんか特にスゴい!
⇒Phacops Inside(久しぶりに裏抜きに挑戦しました。)
三葉虫の殻の内側まで削ってるんですよ~!!
あれ?東京国際ミネラルフェアの出展業者一覧を見たら「三葉虫クラブ」が出てない。あ~去年も出展してなかったかも。去年見たのは池袋のミネラルショーの方でしたね。
あ、すると私がこれを買ったのは、ミネラルフェア(新宿)それともミネラルショー(池袋)?
数年前のことなので記憶が曖昧。その頃はまだブログ書いてなかったし(^^;
この本『眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く』面白かったです。
まさに目から鱗のお話。主役は三葉虫の眼
これを読むだけでも面白い⇒カンブリア爆発 - Wikipedia カンブリア爆発の原因
※関連記事
2018/06/23 化石の入った丸い石…ノジュール(球状コンクリーション)はそうやってできるんだ~
※ミネラルフェア(新宿)の記事…
2012/12/06 水晶正20面体
2013/01/10 シリコンウェハー … ミネラルフェアーで買いました
2013/06/08 東京国際ミネラルフェア(新宿)に行ってきました~
2013/06/09 サメってこんなに面白い生き物だったんですか~!東京国際ミネラルフェア
2013/06/10 アンモナイトの縫合線(ほうごうせん)…東京国際ミネラルフェア(新宿)
2014/05/29 黄鉄鉱・立方体…スペイン・ナバフン鉱山
2014/06/07 新宿ミネラルフェア2014…アンモナイト/フローライト/ノジュール
※化石を岩石の中から取りだしてきれいな状態にすることを「化石のクリーニング」っていうんだ~
こちらのページが「化石のクリーニング」をどんな風にやるのか分かりやすかったです。
⇒化石のクリーニング|北の大地のグルグルうずまき ←リンク切れ
「石の中から削り出した本物の化石には一度割って、接着した痕がある。」
という話はこちらのページにも同様のことが書いてありました。
⇒化石の修復痕 補修 接着痕 リペアー - 化石販売の化石セブン
「ノジュール 化石」で検索すると…
⇒アンモナイトを見つけるこつ|クリップ|NHK for School
お~!北海道三笠市に行ってノジュール探ししてみた~い(^_^)
でも、リュックにクマよけの鈴をつけて沢の中を歩いてますね~ 観光気分じゃ無理だな(^^;
あ~!三笠市立博物館に展示されている巨大アンモナイト←自由に触れるんだ~!撮影も自由だ!
2014/06/11 昨日「三葉虫クラブ」でこのページへアクセスがあった。そういうときは自分でも検索するようにしている。すると新しい情報が得られることがあるから。
そして見つけたこちらのページ、面白かったです。
⇒世界のプレパレーター part1 三葉虫クラブ 三船忠良氏|化石を愛する私のブログ
⇒三葉虫のクリーニング - とかじ歯科 ←リンク切れ
へ~化石のクリーニングって繊細な、根気のいる作業なんですね~。
ところで「プレパレーター」って何?
⇒レプリカづくり・プレパレーターの技|恐竜ラボ・ジャーナル より…『そう、このクリーニング、化石を研究できるように準備(=プレパレーションpreparation)する、大切な仕事なんです。』
そういえば、顕微鏡観察するときの「プレパラート」も同じ語源?
⇒プレパラート とは - コトバンク
プレパラート(Präparat)はドイツ語で、英語では preparation なんだ~
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