「驚異の植物たち」Newton2013年10月号は面白かった~
Newton2013年10月号の特集(Newton Special)は『時間論 相対論の伸び縮みする時間─理解のかぎは「光速」!』なのですが、毎号 特集(Newton Special)はもう一つありまして、今回は『知られざる植物の世界 驚異の植物たち』で、←こっちが面白かった~(^o^)
ビックリw(*゚o゚*)wの連続!
ちょっと引用させていただきますと…
『世界最大の生物がポンプなしで水をくみ上げるしくみ
世界最大の生物は…『ジェネラルジャーマン』と名づけられた「ジャイアントセコイア」である。…高さ83.8メートル、最大直径11.1メートル
巨樹は、どうやって地面から先端のこずえまで、水をくみ上げるのだろう? 植物は、心臓のようなポンプはもたないが、水分のもつ性質を利用して、葉で水を引き上げる。「こずえで生じる水を引き上げる力は非常に強力で、100メートルをこえる樹木の道管内の水には、200メートル引き上げうるほどの力がかかっています」と東京大学の種子田春彦教授は語る。
実は、世界で最も高い木も、同じくアメリカの西海岸に生えている。針葉樹の「レッドウッド」である。2006年に発見された最も高い個体は115.6メートルにおよぶ。』
…さて、樹高100メートルの巨樹が、どうやって地面から先端のこずえまで水をくみ上げるのでしょう?←ん、ん、それ知りた~い(^^)
物理または地学・気象を学んで「水を吸い上げられる高さは、10メートルまで」ということを知っていると、樹高100メートルの巨樹がこずえの先端まで水をくみ上げられるのは不思議~!
あ、樹高100メートルの巨樹じゃなくても、樹高10メートル以上のその辺にある木でも、10メートルを超える高さまで水を吸い上げているという事実は驚きなのです!
※参考リンク⇒水のポンプの吸い込み高さについて | 物理学のQ&A【OKWave】
で、その答えは…Newton2013年10月号をお読みください。
その答えを理解するには、Newtonのあの分かりやすいイラストと一緒に説明を読まないと分かりませんから。
その他にも、面白いトピックが色々…
周囲の植物の根を切断し、水を盗みとるクリスマスツリー(Nuytsia floribunda) ←なんてやつだw(*゚o゚*)w
※その「周囲の植物の根を切断」するハサミの画像がこちらにありました~
⇒How does Nuytsia floribunda get its Nutrients? ←このページを訳す
砂漠の真ん中で1トンもの水をたくわえる巨大なサボテン
『…その水は、細胞内の液胞という小器官にたくわえられ、細胞が大きくなる。すると、ひとつひとつの細胞がふくらむことで、幹のひだは、アコーディオンをのばしたように広がる。』
すると、サボテンの幹のあの形は、水をたくわえてふくらむためなんですか~?!
『サボテンは光合成を茎で行うが、光合成のしかたも多くの植物とはことなる。』って話も面白かったです。
虫に葉を食べはじめられると、その虫の天敵を招くキャベツのたくみな戦略
そりゃスゴイ!
領土拡大のために、完璧な設計のグライダーを飛ばす
あ~これを読んで (飛ぶ種)アルソミトラの種子の模型の改善のヒントを得ました~!近々試してみます(^^)
※やってみました~
→2013/09/16 (飛ぶ種)アルソミトラの種子の模型でバイオミメティクス
※Newtonを読んで面白かった~という記事…
2013/02/22 いま注目の最新・血液学(Newton 2013.3)は面白かった
2013/05/30 コラーゲンを食べて、お肌ぷるぷる…にはならない
2013/06/17 「生命とは何か」Newton 2013年7月号
なぜか「生物」系ばかりです。
Newton Special の一つ目は「物理」系…相対論・量子力学・宇宙論・時間…などが表紙を飾ることが多いのですが、これらのネタは恒常的に需要があるんでしょうね~
しかし私はNewtonの「物理」系記事に食傷気味で(新たな知見が得られることが少ないから)、それに比べてNewton Specialの「生物」系の記事は断然面白いです(^o^)
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