海はどうしてできたのか…BLUE BACKS…「地球カレンダー」で海の進化が語られます
「海はどうしてできたのか?」←ん、それ知りた~い!
海はどうしてできたのか
壮大なスケールの地球進化史
藤岡換太郎 著
面白かった~(^o^)
地球は今から46億年前にでき、41億年前に海ができました・・・
という説明は日常の時間感覚とスケールが違いすぎるので直観的に分かりにくいです。そこで地学では地質時代の46億年を1年に割り当てて説明するという手法がよく使われます。⇒地質時代 - Wikipedia「地質時代のタイムスケール」
『海はどうしてできたのか』でも「地球カレンダー」で海の進化が語られます。
地球カレンダーから私が覚えておきたいイベントをピックアップ…
1月1日 地球誕生 マグマオーシャン形成
1月12日 月の誕生(ジャイアントインパクト)
2月9日 海の誕生
2月25日 生命の誕生
5月31日 シアノバクテリアの発生(光合成)→酸素濃度急上昇
7月10日 真核生物の誕生
この頃最初のスノーボールアース
8月3日 最初の超大陸「ヌーナ」形成
11月6日 2度目のスノーボールアース
11月上旬 オゾン層の形成
11月16日 カンブリア紀の大爆発
12月11日 最後の超大陸「パンゲア」形成
12月12日 海洋無酸素事件
4度目の大量絶滅(P-T境界)
12月13日 恐竜の出現
12月17日 超大陸「パンゲア」分裂開始
12月26日 恐竜の絶滅(K-T境界)
12月31日(除夜の鐘が鳴る頃)人類誕生
地球カレンダーの2月9日に海が誕生したんですが、このときに「想像を絶する豪雨」が降りました。最近は1時間に100mmの災害を引き起こすレベルの記録的集中豪雨が降ったりしてますが…1時間に100mmの豪雨が降ったとして、それが全地球で3年と1ヶ月降り続けると、今の海を満たす水の量になるんですって。スゲ~!(というか、意外と短い。私は何万年も雨が降り続いたんだろうな~と思ってたので)
海が誕生した後も、生命の誕生、酸素の発生、超大陸の出現、海洋無酸素事件… と海・地球の進化のドラマが繰り広げられます。面白~い(Intaresting)!
『海はどうしてできたのか』を読んだ後に、日経サイエンス 2013年10月号 特集:大絶滅と復活 を読んだのですが、この二つを併せて読むと面白さが倍増します(^o^)
※「地球の年齢は46億歳」と言われてますが、どうやって46億歳だと分かったの?
⇒地球は何歳? 学者たち議論の歴史|livedoor NEWS
« ハトメを緩めに留める方法 | トップページ | MOVE FORM 菱形30面体バージョン »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- RikaTan 2021年8月号 ステイホーム! おもしろ実験・ものづくり(2021.07.12)
- 手まり模様の秘密…中学校 数学 教科書『数学の世界1』(2021.04.29)
- 現在は地球史上6度目の大量絶滅期にある!って、『〈正義〉の生物学』を読んで知る(2020.08.30)
- 【ウイルス図鑑101】ウイルスを見る目が変わる!(2020.04.12)
- RikaTan 2018年6月号…観察・実験・ものづくり『ネオジム磁石はすごいゾ!』(2018.04.26)
コメント