バイオミメティクスで焼かずにやきものができる!かも?
…と、クローズアップ現代「驚きの“生物パワー”が技術を変える」を見て思った。
2013/07/01(月)放送を録画しておいて、今頃見てる私(^^;
いえね、バイオミメティクス 生物が秘める超絶能力をいかせ! - サイエンスZERO を見ていたので、NHKだから同じような映像が出てくるんだろうな~と思って、放っといたら1ヶ月半も過ぎていた~
で、クローズアップ現代のバイオミメティクスにもアワビの貝殻の構造が出てきたんですが、違っていたのは「生物の構造を真似する」という視点だけじゃなく「作り方を真似する」という視点。
その箇所を見ていたときの私の脳内思考…
アワビの貝殻はセラミックスの一種です。ご飯茶碗もセラミックス(陶磁器=やきもの)です。ご飯茶碗をアワビが貝殻を作る方法を真似して作れば、焼かずにやきものができるじゃない?!しかも割れにくい。そりゃ~スゴイ!
以下、アワビの貝殻のお話です。
東京大学 先端科学技術センター
アワビの貝殻は炭酸カルシウムでセラミックスの一種なんですけど、セラミックスとは違って非常に割れにくい性質を持っているので、その割れにくさの秘密を調べています。
アワビの貝殻を電子顕微鏡で観察すると驚くべきことが分かってきました。
貝殻は暑さ1mmにつき、薄い板が1000枚以上も積み重なり、
板の間にも柔らかい接着層が挟まる複雑な構造をしていたのです。
貝殻に力が加わると薄い板が一枚ずつ壊れて進行を食い止めます。
板の間の接着層もクッションとなって衝撃を吸収するため簡単には割れません。
何より研究者たちを驚かせたのは貝殻の作られ方です。
アワビはほとんどエネルギーや資源を使わず、海水中の炭酸カルシウムを取り込んで貝殻を成長させます。
人間のように高温で焼き固めたり、高い圧力をかけることなく、ありふれた物質だけを使って強靱な貝殻を作っていたのです。
この仕組みを真似することができれば、エネルギー消費がきわめて少なく、しかも環境に優しい製造技術が確立できると考えています。
この製造技術が確立するとですよ…
海から海水をくみ上げ、タンクの中では貝殻の形がご飯茶碗になるように遺伝子改造されたアワビが育ってる・・・って(^^? しかもご飯茶碗の大きさに育つのに3年とか? コーヒーカップはできるのか~(爆)
ん~この強靱なアワビの貝殻製造技術は、ご飯茶碗に応用するより、宇宙ステーションやスペースコロニーの外殻に応用した方が有望だぞ!(^o^)
※バイオミメティクスのことを書いてる記事
2013/06/02 サメってこんなに面白い生き物だったんですか~!東京国際ミネラルフェア
2013/09/16 (飛ぶ種)アルソミトラの種子の模型でバイオミメティクス
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