コラーゲンを食べて、お肌ぷるぷる♪…にはならない
コラーゲンを多く含む食品を食べると、美肌効果があって、お肌ぷるぷる♪みたいなイメージが(私を含めて)広がってるような気がしますが、そんなことはない!って、Newton 2011/12 特集 光速c を(図書館で)読んでいて知りました。光速c と コラーゲンが関係あるの?かというと、全然関係ありません(^^;
第2特集の『栄養素は体でどう使われている?』にそのことが書いてあったんです。
「光速c」に興味があって、このNewtonを手に取ったのですが、『栄養素は体でどう使われている?』の方が断然面白かったです(^o^)
コラーゲンが出てくる部分を引用させていただきます…
[タンパク質]
食べた豚肉が、すべて私たちの筋肉になるわけではない
『食品に含まれるタンパク質は、主に小腸でアミノ酸にまで分解されて吸収される。その後血液を通って身体中の細胞に供給され、新たなタンパク質の材料となる。つまり、タンパク質は一度バラバラに分解されて再合成されるのだ。ブタのモモ肉を食べたからといって、そのタンパク質が直接私たちのモモ肉の材料になるわけではないし、タンパク質の一種であるコラーゲンをとったからといって、そのまま体内でコラーゲンとして使われるわけではない。 ありとあらゆるタンパク質の作り方は、一つ一つの、細胞がもつDNAという分子に“書きこまれている”。一度バラバラに分解されたアミノ酸が、どのような順番に並んでどのようなタンパク質をつくるのかは、このDNAの情報にもとづいて決まる。』
…ということなんです。
その他にも、Newtonの『栄養素は体でどう使われている?』記事には思わずメモしておきたくなる内容が色々…
『コラーゲン
皮膚の中にあり、皮膚に強度をあたえるタンパク質。骨の組織の中にも存在し、カルシウムとくっついて骨を丈夫にしている。』
『ビタミン
それぞれのビタミンは、実にさまざまな機能をもつ。たとえば、野菜や果物に多く含まれることで知られるビタミンCをみてみよう。皮膚や骨などの成分となるコラーゲンの合成を助けたり、ホルモンを合成したり、鉄を小腸で吸収されやすい形にかえたりと多様なはたらきをもつ。』
コラーゲン(タンパク質)は主に小腸でアミノ酸にまで分解されて吸収されます。
私たちの体(皮膚や骨)がコラーゲンを必要とするとき、アミノ酸からコラーゲンが合成されます。そのときビタミンCが必要です。だから、コラーゲンを食べるときは野菜も一緒に食べなけりゃ効果が無いんですね(と私は理解しました)。
で、コラーゲンは私たちの体内でアミノ酸から合成されますから、コラーゲンを食べなくても、コラーゲンの材料となるアミノ酸があればいいんです。
またまた、Newton『栄養素は体でどう使われている?』より…
『アミノ酸スコア
アミノ酸スコアとは、その食品に含まれるアミノ酸のバランスを評価した点数だ。食品の中の窒素1gあたりの理想的な必須アミノ酸の量が「アミノ酸パターン」として発表されている。窒素はどのアミノ酸にも必ず含まれる元素であり、この元素1gあたりを基準にすることで、食品にどれだけの量のアミノ酸が含まれているかにかかわらず比較できる。ある食品に含まれる必須アミノ酸がすべて、このアミノ酸パターンの量を満たしていたら、その食品は100点だ。しかし、この量を満たしていないアミノ酸が含まれていたら、その食品の中で、理想量に対する割合が最も低い必須アミノ酸(第一制限アミノ酸)の割合(%の値)が、その食品の点数となる。
主な食品のアミノ酸スコア (100でないものの右側は第一制限アミノ酸)
精白米 61 リジン
大豆 100
ニンジン 59 ロイシン
卵 100
牛乳 100
アジ 100
アサリ 84 トリプトファン
牛肉 100
豚肉 100
鶏肉 100』
…というように、大豆,卵,牛乳,アジ,牛肉,豚肉,鶏肉 はどれもアミノ酸スコア100です。コラーゲンを食べなくても、これらの食品の中にはコラーゲンの材料がそろってます。
コラーゲンは私たちの体内で合成されます。お肌ぷるぷる♪にするには、皮膚でのコラーゲンの合成を活性化させないといけませんよね。そのためにはどうするの? 推測するに、皮膚の新陳代謝を活発にさせればいいのでしょうね。そのためには毎日適度な運動かな?
コラーゲンを食べるだけでお肌ぷるぷる♪にはならないんですね(^^;
※私がなぜコラーゲンとお肌ぷるぷる♪に興味があるかというと~
冬になると居酒屋メニューに『アンコウ鍋 コラーゲンたっぷり!美肌に…』ってのを見かけるんですが、「コラーゲンを食べて美肌効果があるの?」って疑いの目で見てたから(^^;
ちなみに「コラーゲン アンコウ」で検索すると…
2番目以降の検索結果は アンコウ鍋→コラーゲン→美肌 系のページですね~(^^;
トップに出てきたこのページ
⇒アンコウ鍋とコラーゲン (酒井形成外科 ドクターの独り言)
お~さすがに医師の書いてるページなので、『残念ですが・・・』と書かれています。
あ~新たな事実が書かれている…
『肌のコラーゲンは皮膚の真皮層にある線維芽細胞という細胞から作られます。しかし40代以降になるとほとんど作られなくなり量が減っていき、また紫外線によるコラーゲン変質も加わり、シワの原因になるのです。』
私、とうの昔に40代を過ぎちゃってますよ~(^^;
そうだ…「アミノ酸スコア…精白米 61 リジン」で「ジュラシックパーク」を思い出した。
ジュラシックパークで恐竜が際限なく増殖しないように、必須アミノ酸のリジンをどうたらこうたら・・・ というのがあって、ふ~んと思いながらも、何か納得していなかったので、今更ながら復習…と「リジン ジュラシックパーク」で検索したら、そのものズバリの質問・回答がありました~
⇒今更ですが、ジュラシックパーク。 | 洋画のQ&A【OKWave】
なるほど~
この回答の中でリンクしている必須アミノ酸の説明ページも必読…
⇒必須アミノ酸とは?|healthクリック
このサイトの「アミノ酸ライブラリ」には面白い記事が色々ありました~(^^)
※2013/7/2追記
『医者に殺されない47の心得』近藤誠著を読んでいたら…
心得31 コラーゲンでお肌はぷるぷるしない。グルコサミンはひざに直接届かない
というのがありました。『お腹の中でバラバラになっちゃう……』ということで、『できるだけコラーゲンやグルコサミンの合成能力を保つには、栄養バランスのよい食事、ほどよい運動、早寝早起きを心がけて、新陳代謝をよくすることです。』 とのこと。
この本、Amazonのカスタマーレビューを見ますと、★5つ118でおおむね好評ですが、★1つや2つも20あって、賛否色々のようです。私はこの本を読んでいて目から鱗が百枚ぐらい落ちて、なかなかに面白かったです。お薦めです。ただ、科学的な視点を忘れずに読んでくださいね。
※2021/7/15追記
ニセ科学関連で「近藤誠」という名前を見かけた。あれ? もしかして昔「この本 お勧めです。」とか書いてなかったっけ? と思ったら… 8年も前に ↑ 書いてたのね💧
今日「近藤誠 とんでも」で検索すると… 約 123,000 件 も出てくる。あんまり「お薦め」の本ではなかったね💧
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