『宇宙の戦士』…機動歩兵…パワードスーツ
海洋堂フィギュアワールドやってた~ 渋谷 東急・東横店 で『会場入り口では(ロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』の等身大)パワードスーツがお出迎え(^o^)』と書いたが、参考にリンクしたねとらぼの記事:フィギュア作って30年 「海洋堂フィギュアワールド」が渋谷で開催中 では『会場入口では「機動歩兵(スタジオぬえ版)」がお出迎え』と書いてある。
あ~そう、そう。ハヤカワSF文庫『宇宙の戦士』ロバート・A・ハインライン/矢野 徹訳では「機動歩兵」でした。私も読んだあとしばらくは「機動歩兵」だったのに、いつの間にか「パワードスーツ」に置き換わってる。あれ?「パワードスーツ」って単語は文庫の中に出てきたっけ?
GWに実家に帰ったときに、本棚の中に眠っていた『宇宙の戦士』を発掘しました。1979年発行で、当時はハヤカワSF文庫の新刊が出るとたいてい買って読んでたから、もう30数年も本棚に眠っていたのか~
ハヤカワSF文庫『宇宙の戦士』ロバート・A・ハインライン/矢野 徹訳
いや~ スタジオぬえ 宮武一貴デザイン 加藤直之画のこの表紙 イイですね~!
表紙の画を見ているだけで想像力がかき立てられ物語が展開する…
※私がSF本を買うときの判断材料は、①題名 ②作者 ③表紙の画 ④解説 ⑤あとがき…という優先順位ですが、この本の場合は表紙の画で決めてるな。
SF文庫の表紙が加藤直之氏の画だと、それに惹きつけられちゃうんですよね~(^_^)
あ~話を「機動歩兵」か「パワードスーツ」かに戻しまして…
最初の一章を読み直してみると、「機動歩兵」です。
でも一箇所「強化防護服」るびに「パワードスーツ」って出てきました。
Wikipedia「パワードスーツ」に書いてありますように…
『日本では、ハヤカワ文庫版のイラスト(デザイン・宮武一貴 イラスト・加藤直之)で工業機械のような要素が取り入れられた姿となり、「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツのヒントとなった事などで知名度を高めた。』
ガンダム世代の人たちにはモビルスーツに萌えるんでしょうが、『宇宙の戦士』から入った私は、加藤直之氏の表紙に強く惹かれたんですが、機動歩兵/パワードスーツに萌え~とはなっていません。
だって、パワードスーツもモビルスーツも兵器なんですよ。その中に若者たちが乗り込み/おし込まれ、戦場に送られるんですよ。
『宇宙の戦士』の表紙をもう一度ご覧ください。腕がもげ、バイザーが割れ、うち捨てられた機動歩兵/パワードスーツ。ここに横たわっているのは機械のパワードスーツだけじゃなく、中に歩兵=人間がいる=たぶん死んでる…
だから私が会場入り口で↓これを見たときの反応は…
「棺桶が立ってる」(^^;
『宇宙の戦士』の冒頭の印象があまりにも強く、「こんなもの(パワードスーツ)に押し込まれて、戦場に送り出されるのなんてヤダよ~」というのが、今でも残っている私の感想。物語全体や結末は覚えてませんけど、冒頭だけは(文庫本の表紙とリンクして)今でも覚えてる。
あ~!Amazonで宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230)) [文庫]を見たら、表紙が変わってる~
加藤直之画のようだが、機動歩兵の姿が ○| ̄|_ だ~(^^;
昔の表紙の画の方がイイよ~
※よく一緒に購入されている商品に『月は無慈悲な夜の女王』が出てくるが、これも表紙の画が変わってる~
『夏への扉』は昔と同じ画だけど、回りに黒い縁がある~(昔はなかった)
※2013/5/27追記
上に「うち捨てられた機動歩兵/パワードスーツ。ここに横たわっているのは機械のパワードスーツだけじゃなく、中に歩兵=人間がいる=たぶん死んでる…」と書きましたが、作者:加藤直之氏のイメージは違ってました。ということが『SF挿絵画家の時代』を読んで分かりました。
no.68 加藤直之 より引用させていただきます。
『カバーに描いたシーンは小説のどこにもない。よほどのことがない限り機動歩兵は倒れた戦友をすべて回収していくだろうから、うち捨てられたパワードスーツは既に空なのだろう。』 出典『SF画家加藤直之 美女・メカ・パワードスーツ』(ラピュータ)
あ~そうでした「よほどのことがない限り機動歩兵は倒れた戦友をすべて回収していく」のでした。表紙のイラストを見ても、腕はもげてますが、血は出てないし~(^^;
ところで、『SF画家加藤直之 美女・メカ・パワードスーツ』っていう本が出てたんですか~
私…
1981 加藤直之画集
1983 加藤直之画集Ⅱ ←ここまでは持ってる。
1987 加藤直之画集Ⅲ ←ここから持ってない
2006 SF画家加藤直之 美女・メカ・パワードスーツ
2007 SF画家加藤直之 時空間画抄
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