サッカーボール型ダンボールパズル
キリンビアパーク取手へ工場見学に行ったときダンボールサッカーボールがあって、
「これ、作ってみた~い!」と思ったのですが、冷静になって考えるに、6角形:20面、5角形:12面、ジョイント:90個を自分でカッターで切り出す時間とモチベーションがあるか…?
→それはない(^^;
ですが、「ダンボール サッカーボール」で検索したら~ ありました!
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でも、これは購入して、組み立ててみなければ!(正多面体クラブとしての使命感(^_^)
↓まずは、完成したダンボールサッカーボール
では、組み立ての様子を順を追って…
↓8枚のダンボール紙に正五角形または正六角形が4枚ずつです。
↑片面は段ボール紙色、もう片面は白です。
↓六角形のパーツと五角形のパーツを抜き出します。
↑六角形のパーツにはジョイントを差し込む穴があり、五角形のパーツからはジョイントが出っ張っています。
六角形と五角形のパーツとは別にジョイントのパーツがあるんじゃなくて、ジョイントは六角形と五角形のパーツと一体になってるんだ~(この方が組み立ては楽かな?)
※このジョイント形状は、木造建築在来工法の「鎌継ぎ」ですね~
↓五角形のパーツの紙は、一つだけ六角形なんです。なんで?(その理由は後ほど)
↓五角形のパーツ12枚と、六角形のパーツ20枚を抜き出しました。
さて、組み立て… いえいえ、このまま組み立てたら真っ白なサッカーボールになってしまいます。
やはり、サッカーボールの基本は白黒(五角形が黒)でしょ~(^^)v
なので、五角形を油性マジックで塗ります。
一回塗っただけだと、マジックの跡が縞々になってるので、もう一回重ね塗りします。
二回塗ったぐらいでは「漆黒」にならないので、さらにもう一回重ね塗りします。
(ん~漆器作りの様子をTVなどでみると、何度も何度も重ね塗りしてますが、それと共通するところがあるんですかね~ などと考えながら、ひたすら重ね塗り…)
さて、いよいよ楽しい組み立てです(^_^)
↓六角形のパーツの穴は、このようにちょっと切れ込みが入っています。
ここに五角形のパーツの鎌継ぎジョイントを差し込みます。
↓五角形 6個、六角形 5個まで組みました。
でもこれ、反りが逆です。凸じゃなくて、凹になっちゃってます。
折り曲げたジョイント部が元に戻ろうとする力で、その力に逆らわずに組み立てるとこうなっちゃう。
だから、ジョイントを一箇所外して、反りをちゃんと凸にする。
↓さらに六角形を 5枚くっつける。
↓さらに六角形を 5枚くっつける。
↓次は、六角形 3個に対し、五角形 1個をくっつける。
↑これを5回繰り返し…
↓残るは、六角形 5枚と、五角形 1枚
だんだんジョイントをはめ込むのがやりにくくなってきます。
↓でも、最後の五角形1枚をのこすのみになりました~
↓最後の一枚。これをはめ込むのが大変
↓できあがり~(^o^)/~
できあがりは、きっちり・しっかりではなく、ちょっとルーズな感じ
あ~ジョイントは、五角形と六角形が接する辺にだけあって、
六角形と六角形が接する辺にはジョイントが無いんだ~
また、ジョイントの作り的に「遊び」の隙間があるから、どうしても辺と辺の間に隙間が出来ちゃうんですね~
キリンビアパーク取手工場にあったダンボールサッカーボールは…
五角形と六角形のパーツとは別にジョイントのパーツ(90個)があって、すべての辺と辺をしっかりとつないでいるから、隙間がなかったのですね~。
さて、出来上がったダンボールサッカーボールを「木製サッカーボールのパズル」と並べて見ましょう。
だいたい同じ大きさ(直径約22cm 5号球)
サッカーボール(切頂20面体)は、正六角形 20面、正五角形 12面で構成されます。
このキットでは、1枚の段ボール紙に4面が配置されていますから、
正五角形 4面×3枚=12面
正六角形 4面×5枚=20面 にすればいいじゃん。と思ったんですよ~
なんで、
【A】 (正五角形 3面+正六角形 1面)×4枚
【B】 (正六角形 4面)×4枚 っていう構成になってるの~?
『想像してみてください』(ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんの声でお願いしますね(^^)
このキットを製造するとき、一番コストがかかるのはダンボールを打ち抜く「刃」の製造だと考えられます。
で、【A】の刃と【B】の刃を作るのですが…
【A】 (正五角形 4面)×3枚
【B】 (正六角形 4面)×5枚 にすると、
1セット作るのに、【A】の刃は3回、【B】の刃は5回使用します。
すると、【B】の刃の方が先に切れ味が悪くなります。
【A】の刃はまだ使えるのに、【B】の刃はもう使えない。ということになります。
これはでは無駄が生じてしまいます。【A】の刃と【B】の刃は同じ回数使うのが、製造原価的に最も効率が良いのです。
なるほど~!そうだったのか
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