シルヴィアの量子力学
ドラマ「ガリレオ」第6話のエンディングで、こんな会話があった…
「物理と関係の無い事件はこれで最後にしてくれ」(湯川)
「そうだ。今度何か奢ります」(薫)
「奢ってもらう筋合いはない」
「じゃあ、お歳暮は?」
「いらない」
「じゃあ、合コンセッティングします」
「え?」
「婦人警官にもカワイイ子たくさんいますよ」
「本当か?」
「いや、やっぱり止めておこう」
「何でですか?やりましょうよ」
「じゃあ最低限、相対性理論を知っている子」
「相対性理論?」
「出来れば、アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックスも知っていてくれると会話が弾む」
アハハ(^O^) そんな子いね~ヨ。なかなかうまい断り方だな~と一人で笑っていたんですが…
これが放送されたのは2007年。その後(2009年)本屋をでこの本を見つけました~↓
「シルヴィアの量子力学」 シルヴィア・アローヨ・カメホ
『ドイツの女子高生が書いたベストセラー ワクワク ドキドキする不思議の世界へ!』
お~!アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックスで会話が弾む女の子がいましたよ~(^o^)/~
しっかり「EPRのパラドックス」で一章(14ページ)書いてます。
(あ、EPRはアインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンの頭文字ね)
・EPRのパラドックスとは何か、そしてどこから来たのか?
・EPRの思考実験の舞台装置はどういうものか?
・では量子力学によるパラダイムの転換はいらないのか?
・量子力学は本当に不完全か?
・量子力学か、それとも隠れた変数の理論か?
・量子力学は隠れた変数を原理的に排除しているのか?
・ボームの力学はどのような作りになっているのか?
で、次の章は「ベルの不等式」です。
ん、これなら湯川と合コンしてEPRパラドックスで会話が弾みそうです(湯川がドイツ語も堪能ならね(^^;)
※私なんて、シルヴィアちゃんに教えを請わなくちゃならないレベルなので、「シルヴィアの量子力学」買って読んでます(^^;) あ、この本の参考文献リスト、10ページもあります。約200冊です。17歳で量子力学にそこまでハマってしまうなんて…スゴすぎます。拍手です~(^o^)
※「量子力学」関連記事
2012/05/06 「光子の逆説」日経サイエンス 2012年3月号
2012/06/27 素粒子の世界のスケール感
2013/06/13 「量子の地平線」日経サイエンス 2013年7月号
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