素粒子の世界のスケール感
Newton(ニュートン)2012年7月号は「素粒子」だった。
その中の「素粒子のスケール感」の記述より引用…
『素粒子の大きさはゼロ、または1ミリの1兆分の1のさらに1万分の1未満』
非常に小さいものを一般の人(指数表記になじみのない人)に説明するとき「1ミリの1兆分の1のさらに1万分の1」というような表現を時々見かける。
でも、この表現って、私は「スケール感」を感じられないんですけど~
こういう表現って、次のような子供の会話に似てませんか?
「これ、すっごく高いんだぞ~」
「へ~いくらだよ」
「100億万円!」
…この「億万円」という単位、子供たちが知っている大きな数の単位が億とか万とかまでなので、知っている単位の中でより大きい数を表現しようとして発明されたんだと推測します。(リンクしたアンサイクロペディア「億万円」の解説が秀逸です(^o^)
で、「1ミリの1兆分の1のさらに1万分の1」という表現、一般の読者が知っている大きな数の単位は兆ぐらいだろうから…と思って書いているのでしょうが、「なんだかよくわかんないけど、とにかくすご~く小さいってことね」程度で終わちゃいますよね。
「1ミリの1京(けい)分の1」って表現にしたら分かりやすいって事はないのですが(^^;
素直に「素粒子の大きさは 0.0000000000000000001mです。」と書いて、
「この書き方だと0ばっかりで長いので、10-19mと書きます(10のマイナス19乗メートルと読みます)。」って書けばいいのにと思うのですが。
※あ、「1ミリの1兆分の1のさらに1万分の1」がミリを基準にしてるのも気になるところ。
物理学のお話なんだから長さはメートル単位で表現してよ~
指数表記をメインにすれば、原子 10-10m、原子核 10-15m、素粒子 10-19mという表記になり、
指数の値だけ見れば 原子 -10、原子核 -15、素粒子 -19 で「普段使っている数値のスケール」で把握できるから、大きさを対比するには指数表記をメインにして書けばいいのに~と思うのですが…
※やっぱり、一番感覚的に分かりやすい「素粒子のスケール感」の表現は(ニュートンより引用)…
『原子を地球サイズまで拡大すると、原子核は野球場くらいの大きさ、電子や素粒子は最大でも野球のボールくらいの大きさだということになります。』 これが一番分かりやすいな~(^o^)
※関連記事:地球と月の距離と大きさのスケール感
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