MOVE FORM の作り方
「テンセグリティ 工学院大学 理科教室バージョン」を調べていたら、MOVE FORM の作り方(PDFです)もあった。
どういう風に作り方を説明しているのかな? 興味津々…
え~!複雑~ 私の頭の中にある作り方と全然違う。
私の頭の中の作り方↓
こっちの方が簡単でしょ?!
なんで、そんなに複雑な組立図になってしまうのだろう?考察…
たぶん…プラ板とハトメで作るからだな。
プラ板で作ると、プラ板を丸く曲げてハトメで止めるのは難しいから、プラ板を真っ直ぐなまま組み立てるには~と考えて、この組立図になったのでしょう。
でも、この組立図で作った人が「もう一度作ってみよう」と思ったときは、この組立図を見ながらでないと作れませんよね。たぶん。組み立て方を覚えていたとしても「なぜそう組み立てるのか」は理解していませんよね。
私が科学イベントで工作をさせるときに一番腐心しているのが「わけも分からず一回作ってそれっきり」とならないようにすること。できれば「分かった~!」っていう体験をさせてあげたい。
…のですが、MOVE FORMで「何を伝えるか?」難しいんですよ~
参考までに→ 2011青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「MOVE FORM」
「MOVE FORM」←こちらのページの「なぜ、たためるのか?」では「実はよく分かってないのですが(^^;)…」と書いていますが、実は今の私は 良く分かってます(^^)v
2011青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井でMOVE FORMの説明をしていたら…突然分かってしまったのです!(自分の頭の中でモヤモヤっとしていたことが、人に説明したら閃いた~!ってことありません?)
で、MOVE FORMの肝は「縦のPPバンドは横のPPバンドに対し、上側は上、下側は下です。」ってこと。
これだけ理解していると、正12面体のMOVE FORMも何も見ないで組み立てられます(^o^)v
※そのうち正12面体のMOVE FORMの組み立て方を書いておかなくては。。。
2013/08/25 やっと、正12面体のMOVE FORMの組み立て方を書きました~(^^;
→MOVE FORM 正12面体バージョン
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ムーブフォームは面白いですね。
こんにちは。私は西原さんの「幾何学おもちゃ」のサイトで初めて見て、とてもおもしろいと思い、すぐに作ってみました。
実に良く考えられている立体です。目からウロコでした。
そこで、私が関係している西東京市にある多摩六都科学館のワークショップでやりました。もちろん実施にあたっては戸村さんのご了解もいただいています。
最近の科学館は、年齢層がとても低くなっているので、どうしたら、子どもたちにもムーブフォームをきれいに作れるかといろいろ考えて、貴サイトも参考にさせて頂いたのですが、一応、私なりの最適解を見つけました。
それは、ムーブフォームで一番大切な事は、穴の位置の正確な加工なのです。穴の位置が狂っていると、たためません。
そこで、PPバンドを適当な長さ(10センチ程度)に切り、それを2穴パンチに入れて、一気に2穴を開けるのです。穴の位置が正確に決まれば、後は、適当に角を丸くして、組み立ては貴サイトでもご紹介されているトジックを使いました。
これで、小さなお子さんでも質の高いムーブフォームが作れるようになりました。
来月の12/3(土)と4(日)にも、多摩六都科学館でワークショップを実施します。
投稿: Ziro | 2016年11月16日 (水) 14時43分
Ziroさん、こんにちは
私は1穴パンチ+穴あけ冶具を使ってPPバンドに穴をあけていたので、
「2穴パンチに入れて、一気に2穴を開けるのです。」が最初???でした。
あ~!2穴パンチに(横向きに)PPバンドを入れて2穴をあけるのか~
それで、穴の間隔が正確に8cmになるのですね。
「穴の位置が狂っていると、たためません。」ここも???だったのですが、
もしかして「PPバンドを適当な長さ(10センチ程度)に切り」も子供たちにやらせてるんですね?
1穴パンチで穴あけする場合は、12本のPPバンドが±1mmぐらいの誤差で同じ長さでないといけません。
イベントの時、PPバンドを12本切るのを子供たちにやらせると時間がかかるので、予め所定の長さに切って12本ずつセットにしておき、子供たちには穴あけのとことからやらせてました。
だから100人の子供たちが作って、たためなかった事例は一つもなかったので何でだろう?と思った次第。
「穴の位置が狂っている」=「穴の間隔が一定でない」ということなのですね。確かにそれだと「たためません」ね。そして2穴パンチで穴をあけると、穴の間隔は8cmで一定になりますね。
ところで、穴の間隔8cm⇒PPバンド10cmだと、出来上がった MOVE FROM が子供たちの手には大きすぎませんか?
まぁ、作り方のノウハウより、MOVE FROM を科学イベントなどで実施したときに一番難しいのは、MOVE FORMで「どんな科学をを伝えるか?」だと思っています。
投稿: 正多面体クラブ | 2016年11月16日 (水) 21時44分
コメントありがとうございます。
ちょっと説明がわかりにくかったようで失礼しました。確かにご指摘のように2穴パンチで作ると、ちょっと大きいのですが、全部を自分で作れて、確実に動く物を作れるようにしたかったのです。
> MOVE FORMで「どんな科学をを伝えるか?」
これは難しいですね。とにかく自分で作ってみて、たたんで見て、いじくりながら多角形の面白さ、不思議さに興味を持ってもらえればぐらいに考えています。
投稿: Ziro | 2016年11月17日 (木) 15時02分
Ziroさん
「全部を自分で作れて」←ここ大事ですよね。
1人あたりにさける時間の限られたイベントの中での工作は、事前にこちらで準備してしまう部分が多くなり、キット状態になってしまうことが多いです(^^;
投稿: 正多面体クラブ | 2016年11月17日 (木) 19時44分
そうですね。時間も限られていますし、参加者の技術レベルも大きく幅がありますから、ある程度はキット化してしまうのも止む得ないですね。
再来週の12/3-4の多摩六都科学館でのムーブフォームのワークショップ、もしお時間があればぜひおいでください。
投稿: Ziro | 2016年11月18日 (金) 12時12分