スマートフォンの液晶ディスプレイの上で偏光板を回しても黒くならない…なぜ?
2012/2/25 ふしぎ発見科学教室「偏光板で遊ぼう」を担当し、
「セロテープと偏光板のステンドグラス」と「偏光板を使った黒い壁のあるトンネル」をやった。
その中で、偏光板と液晶ディスプレイの関係を説明するために…
液晶ディスプレイの画面の上に偏光板を載せて回転させると、画面が見える向きと、見えなくなる向きがあります。「偏光板は2枚重ねると、光を通したり、通さなくなったりしたよね~。今は1枚の偏光板だけだけど、もう一枚の偏光板はどこにあるのかな?」と問いかけると、子供たちは自信なさげに液晶ディスプレイの上を指さし「ここ?」「そうだね。…
という展開を予定していたのですが…
あれ?黒くならないよ~! 最近の携帯やスマートフォンでは、こういうことがよくある。
私も最近、携帯をスマートフォンに変えた。前の携帯と、スマートフォン、何が違うんだ?
液晶ディスプレイの基本的な仕組み(液晶を偏光板でサンドイッチ)は変わらないハズだから…
スマートフォンといえば「タッチパネル」だ!
「タッチパネル 偏光」で検索してみた。
「低反射タッチパネル」というのが出てきて、「位相差板」「λ/4 板」「直線偏光を円偏光に変換…」とか出てくる。
ありゃ「円偏光」になったら、偏光板を回しても画面は黒くならないよ~
※画面の上で偏光板を回しても黒くならないやつが、円偏光タイプの低反射技術を使っているからなのかは不明ですけどね(^^;
※「円偏光」については…→偏光板説明グッズをリニューアル
←1/4波長版って売ってるんだ~
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