正20面体ペーパークラフト(展開図)
正20面体の展開図↓
ペーパークラフトで作るには「のりしろ」を付ける。
普通はこうなる↓(グレーの部分がのりしろ)
でも、自分で作っていると「のりしろを台形に切るのが面倒くさい…」
「一般的にペーパークラフトののりしろって台形だけど、台形にこだわる必要ないよね~」
と思って、のりしろを正三角形にしてみた↓
これで台形に切る手間が省ける(カッター11回分(^^;)
で、作ってみると… のりしろは正20面体の各面の下側になるのだが
上記の展開図の上下5個ずつののりしろを順に貼っていくと…
最後の1枚が、既に固定されている面の下側に入らないよ~(^^;
まぁ、それは台形ののりしろでも同じことなのだが、
三角形ののりしろは台形より大きいので、隙間から滑り込ませるのも難しい…
ん~ならば、のりしろと、その上に来て欲しい三角形を入れ替えたらどうよ?↓
お~これなら常にのりしろが下に来て、しかも1面ずつ貼っていけば正20面体が出来上がるゾ!画期的だ~
このようにして作った正20面体ペーパークラフトの展開図は↓こちらにあります(^_^)
「正多面体ペーパークラフト」
※こののりしろが画期的だ~と私が勝手に思っているのですが、せっかくなのでちょっと解説…
正多面体ペーパークラフトを作ってみると、最後は2つ以上ののりしろを同時に貼る必要があります。
・正4面体・・・2つ同時に貼る
・正6面体・・・3つ同時に貼る
・正8面体・・・3つ同時に貼る
・正12面体・・・4つ同時に貼る(最初に作ったときは9箇所同時だったが、その後改良)
・正20面体・・・1つずつ貼っていけば出来上がる。(台形のりしろバージョンでは(理論的には)5つ同時に貼る)
この正20面体ペーパークラフトは、のりしろを1面ずつ貼っていけば出来上がるので、他の正多面体より作るのが簡単です(^o^)v
※あ~ 書いていて、思いついた。
正4面体と正8面体も、のりしろを正三角形にして、その上に来る面とのりしろを入れ替えれば、最後に複数のりしろ同時貼りをせず、のりしろを1面ずつ貼っていけば出来上がるようになるんじゃない?
→頭の中で展開図を描いて、組み立ててみる・・・
→ん、できる(^_^)
そのうち改良版を作ってみようかな~
でも、「正多面体の展開図を見てもらう」という目的には不向きだな~(^^;
※正6面体と正12面体でも、この技は使えるのか?
→正12面体は、正5角形ののりしろを配置するスペースがないから不可。
→正6面体は… できるけど、正方形4枚重ねになってしまう~ ペーパークラフトとしては 没
※正20面体ペーパークラフトは「サイコロ」にした方が楽しいかも。 正20面体サイコロ(ペーパークラフト)
※これも正20面体ペーパークラフト 正20面体ボール…紙で作るクリスマスオーナメント
※紙じゃなくてクリアファイルで作ってみた正20面体ボール…クリアファイルで作るクリスマスオーナメント
※12面体の展開図はこちら↓これらの「のりしろ」も台形ではなく三角形です。 正12面体サイコロ(ペーパークラフト/正12面体展開図)
黄道12宮サイコロ/惑星記号サイコロ(ペーパークラフト/正12面体展開図)
菱形12面体ペーパークラフト展開図
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