60角星★竹ビーズ270本を1本のテグスで編む
あけましておめでとうございます。
今年のブログ初めは、
竹ビーズ270本を1本のテグスで編んだ『60角星』です🌟
10年ぶりに編みました😃
10年ぶりの経緯と詳しい編み方は👉60角星★ストロー270本を1本のゴムひもで編む
こちらに載せているのですが、この編み方でちゃんと編めるか? 検証しておかなくてはなりません!
原理試作としては、色分けストローで「正12面体の正五角形の面を三角形に5分割した60面に三角錐を立てた立体」という構造が分るように作りましたが、
赤・白・青の色分けストロー製だとチープ感がありますので😅
お正月の多面体編み物ですので、キラキラ✨竹ビーズで編んでみました😊
竹ビーズは「二分竹」 10年前は金の竹ビーズで編んだので、今回は銀で✨
竹ビーズの本数:270本(正12面体の辺:30本、5分割の辺:12×5=60本、60面に三角錐の辺:60×3=180本)
テグスは6号👉この太さがお薦めの理由
テグスの長さ:5メートル((二分竹:約7mm+ビーズ間の隙間:約1mm)×270本×2往復=4,320mm+α予備)
できあがりの大きさは、直径約4cmぐらいになります。
60角星を編むには『20角星』を編むスキルが必要です。
初めて多面体編み物をする人は、正4面体→正20面体→20角星…とスキルアップしてからトライしてください。
これまでの経験値では、竹ビーズ本につき約1分かかるので、270本=270分=4.5時間 かかります(慣れている場合)。まぁ、その倍 9時間ぐらい見込んでおいてください😅
では、多面体編み物をお楽しみください😊
■編み方
ストロー正多面体の編み方を説明するために独自にあみ出した下記の記号で説明します。
○ 右側のゴムひもに新しいストローを通します。
● 左側のゴムひもをゴムひもが一本だけ通っているストローに通します。
× 最後のストローに反対側からもゴムひもを通しクロスさせます。
△ 左側のゴムひもに新しいストローを通します。
▲ 右側のゴムひもをゴムひもが一本だけ通っているストローに通します。
■ 右側のゴムひもを三角錐のゴムひもが一本だけ通っているストローに通します。
〆 ゴムひもを結んで完成です。
⟁ そこで三角錐ができることを示します(1~60)
★ そこで三角錐が5個集まることを示します(1~12)
* そこで三角錐が6個集まることを示します(1~20)
1ステップで三角形が1つできます。
3ステップで三角錐(正4面体)が1つできます。
60面に三角錐を立てるので、60×3=180スッテップになります。
1: 〇〇〇×
2: 〇〇×
3: ●〇× ⟁1
4: 〇〇×
5: △△×
6: ▲〇× ⟁2
7: 〇〇×
8: △△×
9: ▲〇× ⟁3
10: 〇〇×
11: △△×
12: ▲〇× ⟁4
13: △△×
14: ■〇×
15: ●〇× ⟁5 ★1 1周
16: 〇〇×
17: △△×
18: ▲〇× ⟁6
19: 〇〇×
20: △△×
21: ▲〇× ⟁7
22: 〇〇×
23: △△×
24: ▲〇× ⟁8
25: △△×
26: ■〇×
27: ●〇× ⟁9 *1
28: 〇〇×
29: △△×
30: ▲〇× ⟁10
31: 〇〇×
32: △△×
33: ▲〇× ⟁11
34: △△×
35: ■〇×
36: ●〇× ⟁12 *2
37: 〇〇×
38: △△×
39: ▲〇× ⟁13
40: 〇〇×
41: △△×
42: ▲〇× ⟁14
43: △△×
44: ■〇×
45: ●〇× ⟁15 *3
46: 〇〇×
47: △△×
48: ▲〇× ⟁16
49: 〇〇×
50: △△×
51: ▲〇× ⟁17
52: △△×
53: ■〇×
54: ●〇× ⟁18 *4
55: 〇〇×
56: △△×
57: ▲〇× ⟁19
58: △△×
59: ■〇×
60: ●〇× ⟁20 *5 2周
61: 〇〇×
62: △△×
63: ▲〇× ⟁21
64: △△×
65: ■〇×
66: ●〇× ⟁22 ★2
67: 〇〇×
68: △△×
69: ▲〇× ⟁23
70: 〇〇×
71: △△×
72: ▲〇× ⟁24
73: △△×
74: ■〇×
75: ●〇× ⟁25 *6
76: △△×
77: ■〇×
78: ●〇× ⟁26 ★3
79: 〇〇×
80: △△×
81: ▲〇× ⟁27
82: 〇〇×
83: △△×
84: ▲〇× ⟁28
85: △△×
86: ■〇×
87: ●〇× ⟁29 *7
88: △△×
89: ■〇×
90: ●〇× ⟁30 ★4
91: 〇〇×
92: △△×
93: ▲〇× ⟁31
94: 〇〇×
95: △△×
96: ▲〇× ⟁32
97: △△×
98: ■〇×
99: ●〇× ⟁33 *8
100: △△×
101: ■〇×
102: ●〇× ⟁34 ★5
103: 〇〇×
104: △△×
105: ▲〇× ⟁35
106: 〇〇×
107: △△×
108: ▲〇× ⟁36
109: △△×
110: ■〇×
111: ●〇× ⟁37 *9
112: △△×
113: ■〇×
114: ●〇× ⟁38 ★6
115: 〇〇×
116: △△×
117: ▲〇× ⟁39
118: △△×
119: ■〇×
120: ●〇× ⟁40 *10 3周
121: 〇〇×
122: △△×
123: ▲〇× ⟁41
124: △△×
125: ■〇×
126: ●〇× ⟁42 *11
127: 〇〇×
128: △△×
129: ▲〇× ⟁43
130: △△×
131: ■〇×
132: ●〇× ⟁44 ★7
133: △△×
134: ■〇×
135: ●〇× ⟁45 *12
136: 〇〇×
137: △△×
138: ▲〇× ⟁46
139: △△×
140: ■〇×
141: ●〇× ⟁47 ★8
142: △△×
143: ■〇×
144: ●〇× ⟁48 *13
145: 〇〇×
146: △△×
147: ▲〇× ⟁49
148: △△×
149: ■〇×
150: ●〇× ⟁50 ★9
151: △△×
152: ■〇×
153: ●〇× ⟁51 *14
154: 〇〇×
155: △△×
156: ▲〇× ⟁52
157: △△×
158: ■〇×
159: ●〇× ⟁53 ★10
160: △△×
161: ■〇×
162: ●〇× ⟁54 *15
163: △△×
164: ■〇×
165: ●〇× ⟁55 ★11 4周
166: 〇〇×
167: △△×
168: ▲〇× ⟁56
169: △△×
170: ■〇×
171: ●〇× ⟁57 *16
172: △△×
173: ■〇×
174: ●〇× ⟁58 *17
175: △△×
176: ■〇×
177: ●〇× ⟁59 *18
178: △△×
179: ■〇×
180: ■■〆 ⟁60 *19 *20 ★12
できあがり~🌟🎉
三角錐の頂点が黄色いのは、テグスが黄色いからです。
テグスは竹ビーズの中を2回通り、隣り合う竹ビーズを繋いでいるので、
頂点は👇こうなっています。
今回は、この手順でちゃんと編めるか⁉ 確認しつつ編んでいたので5時間ほどかかりましたが、そこで面白いこと発見しました。
手順を見ながら作っていると、ときどき間違えるんです💧
同じ操作を何度も繰り返していると(手順を確認するちょっとの時間を省こうと)次も同じ手順を繰り返し、ときどき出てくるいつもと違う手順を見落として間違える😅
それと、手順書見ながら作っていても面白くない。180スッテップもあると「修行」だな💧
やっぱ、多面体編み物はその立体の構造を頭に入れておいて、その構造を作るには…と考えながらやるのが楽しい。考えながら作っているときの「自分の脳が働いてるゾ!」感が心地よい😊
手順書見ながら(あまり考えずに)編んでいると、意識低下を起こしちゃうんだよね。
※60角星は「180スッテップもある!」けど、同じ操作を何度も繰り返します。
それは三角錐を編む…
〇〇×
△△×
▲〇×
…という操作です。
これをまとめて1ステップとして ⟁記号で示すと、180ステップが60ステップで表せます。
(プログラミングにおける関数呼び出しみたいなもんです)
でも、ときどき通常の三角錐とは違う編み方…
△△×
■〇×
●〇×
…これを ⟁ に ★または*をつけて示します。
(プログラミングに例えると、関数呼び出しに引数を渡す。みたいな😅)
まぁ、とにかく60角星を編む操作を記号に置き換え抽象化すると、60ステップになるんです。
👇こうすると、何をしているのかが理解できるサイズになりますね😊
⟁1(最初はちょっと違う)
⟁2
⟁3
⟁4
⟁5 ★1 1周
⟁6
⟁7
⟁8
⟁9 *1
⟁10
⟁11
⟁12 *2
⟁13
⟁14
⟁15 *3
⟁16
⟁17
⟁18 *4
⟁19
⟁20 *5 2周
⟁21
⟁22 ★2
⟁23
⟁24
⟁25 *6
⟁26 ★3
⟁27
⟁28
⟁29 *7
⟁30 ★4
⟁31
⟁32
⟁33 *8
⟁34 ★5
⟁35
⟁36
⟁37 *9
⟁38 ★6
⟁39
⟁40 *10 3周
⟁41
⟁42 *11
⟁43
⟁44 ★7
⟁45 *12
⟁46
⟁47 ★8
⟁48 *13
⟁49
⟁50 ★9
⟁51 *14
⟁52
⟁53 ★10
⟁54 *15
⟁55 ★11 4周
⟁56
⟁57 *16
⟁58 *17
⟁59 *18
⟁60 *19 *20 ★12(最後もちょっと違う)
さらに大枠で見ると、60角星は三角錐を編む操作を5周します。
1周目:⟁5個 ★1つ
2周目:⟁15個 *5つ
3周目:⟁20個 *5つ ★5つ
4周目:⟁15個 *5つ ★5つ
5周目:⟁5個 *5つ ★1つ
60角星のベースの60面体は正12面体の各面を5分割したものですから、★は12回出てきます。
正12面体の各面の中心を結んだ立体は正20面体になりますので、*は20回出てきます。
これを編み方のルールとして記すと…
- ⟁(三角錐)5個で、★(五角形)を作ります
- ★(五角形)の頂点の周りには⟁6個で*(六角形)を作ります
- *(六角形)の頂点に*(六角形)を3つ並べると平面になって丸まらないので、★(五角形)にします
*(六角形)の頂点の周りには*(六角形)と★(五角形)が交互に3つずつならびます
👆ここまでまとめると、これは頭の中におさまります。そして、180ステップを覚えていなくても、編んでいると180ステップが湧き出してきます😃
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