2014年9月12日 (金)

多摩第一小学校実験教室(飛ぶ種)フタバガキとアルソミトラの種子の模型

(科学体験クラブ府中での私の出展報告書を載せています。)
イベント:多摩第一小学校実験教室(小学2年生 4クラス)
アイテム:(飛ぶ種)フタバガキとアルソミトラの種子の模型
日時:2014/9/12(金)14:30~15:20
場所:多摩第一小学校
(以下、私が担当した2年1組の報告です。)
児童数:35人(休みの子が2,3人)
講師:関野
協力者:小沢,原田,田上,三浦
クラブ外の協力者:PTA 5人ぐらい

▼実施内容
・身近にある飛ぶ種の観察(ヒマラヤスギ/トウカエデ/ニワウルシ)
・フタバガキの種子の模型作り
フタバガキってどんな植物?
・アルソミトラの種子の模型作り
アルソミトラってどんな植物?
種子散布のお話

▼所感
実物の種は模型より効果絶大だった~!
40分でフタバガキとアルソミトラの模型を作るのはなかなか時間的に厳しかった。
どちらか一つにして、その植物に関するお話や「種子散布」のお話にもっと時間をかけたかった。

最初に「身近にある飛ぶ種の観察」をしましたが、ここで子供たちは大盛り上がり/ハイテンション!
Flying seeds sample ←これを一人一人に配布して~
ヒマラヤスギ/トウカエデ/ニワウルシの種子がクルクル回って落下すると「わ!回った回った!面白い~!」と教室は大賑わい。小学二年生の身長だとあまり高いところから種子を落とせないのですが、先生が「じゃ、椅子の上に乗ってタネを落としてみましょう」と。(8/17の研修会では「椅子の上に乗るのは止めましょう」というシミュレーションをしてましたけど)、現場の先生が「椅子の上に乗って…」と言ってるんだから、まぁいいか。というか、その方がいい。高いところから落とすほど、種子はクルクルよく回るし滞空時間も長くなる。面白い!→興味が湧く。という好循環ができますから(^^)v
で、「身近にある飛ぶ種の観察」は5分間の予定でしたが、ここで盛り上がって10分かかった。

マンツーマンで工作指導するときはステップ・バイ・ステップで説明しますが、教室で30数人の子供たちに工作指導をするときは、まず全工程を説明してしまって「はい、それでは作ってみましょう」という流れの方がよい。
それをついついいつもの調子でステップ・バイ・ステップで説明してしまい、途中で「あ!」と気づいて、工作中に「残りの手順を全部説明しておきます」とやったもんだから、協力者の方々を混乱させてしまいました。すみませんでした。

限られた時間の中で、なんとか「フタバガキってどんな植物?」「アルソミトラってどんな植物?」「種子散布」のお話はしましたが、もっと時間をかけてお話したかった。
なので、工作するのはフタバガキかアルソミトラどちらか一つにして、お話にもっと時間をかけたかったと思ったわけ。
「身近にある飛ぶ種の観察」と、フタバガキの種子(本物)/アルソミトラの種子(本物)を実際に飛ばして見せることで子供たちの飛ぶ種に関する興味は大きくなってますから、そういうときこそ「飛ぶ種…種の旅するかたちを考えよう」というお話をするチャンスです!

「飛ぶ種の模型」で私が子供たちに伝えたいな~と思っていることは「進化」と「生物多様性」です。
いきなり小学2年生に進化や生物多様性の話をしても???だとおもいますので、お話の後で質問の時間をとり、そこで子供たちから「なぜ(ヒマラヤスギ/トウカエデ/ニワウルシ/フタバガキ)の種はクルクル回るようになったのですか?」という質問が出たら、(待ってました!)「イイ質問ですね~」と「進化」のお話につなげてみたいのです。
また「なぜ植物には色々な種子散布のやりかたがあるのですか?」というイイ質問が出たら、そこから「生物多様性」のお話につなげたいのです。
小学2年生に「生物多様性」が伝わるか?→『みんなちがって、みんないい』(金子みすゞ)を引用すれば伝わると思うんですけどね(^o^)
あれ?小学生が教科書で金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」に出会うのはいつ?→小学3年生のようです(^^;

※関連記事
「進化」とは「優れたものになること」ではありません。多様化することです。
(飛ぶ種の模型の作り方は、以下の記事のリンクを辿ってください。)
(飛ぶ種)フタバガキの種子の模型…こう説明するんだった~
発泡スチロールのスライスをアルソミトラの種子の形に切るために…


2014年9月 2日 (火)

正多面体とボール…意外と身近にある正多面体

2014青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「ストローとゴムひもで作る正多面体」で出展しまして、その中でお話した『正多面体とボール…意外と身近にある正多面体』について記しておきます。
Polyhedra140831a
正多面体はここに並べた5種類あります。
左から、正4面体、正6面体、正8面体、正12面体、正20面体。
正多面体はこの5種類しかありません。正多面体が5種類しかないことはギリシャ時代から知られていました。あ~石器時代の人も5種類あることは知っていました
『え!ほんとに5種類しか無いんですか?』と言う人、数人…
3分あれば証明できますから聞いてきます?→正多面体はなぜ5種類しかないのか?

正4面体は尖ってますけど、面の数が多くなるとだんだんと丸くなり球に近くなってきます。
正20面体なんてかなり丸いですよね。でも頂点のところが尖ってるので、ここを切り落とすと正5角形が出てきます。そして三角形の残った部分は正6角形になります。
Polyhedra140831b20h
サッカーボールは12個の正5角形と、20個の正6角形でできています。
これは正20面体の尖っているところ(頂点)を切り落とした立体で「切頂20面体(せっちょう20めんたい)」という名前の立体です。

正12面体もかなり丸いですね。正20面体と同じように正12面体の頂点を切り落とすと~
Polyhedra140831b12h
正3角形が20個出てきて、残った部分は正5角形12個になります。
これは「20・12面体」という名前の立体です。
そしてこの形のボールが…
Polyhedra140831c12h
セパタクローボールです。セパタクローは東南アジア各国で盛んな球技です。
このセパタクローボールは梱包用のPPバンドで作ったもので、本物(競技用のボール)はもっと大きいです。
(作り方はこちら→PPバンドのセパタクローボールの作り方…『三すくみ』で説明
「3本のPPバンドが互いに上下上下と重なって、三すくみになってます。」と説明したら、
『三すくみ!グー・チョキ・パーだ!』というお母さんがいた。「三すくみ」が「グー・チョキ・パー」だと分かっていると、このボールがPPバンドを編んだだけで、なぜ崩れないのか?まで説明してしまう私(^^)
Polyhedra140831c20h
これは切頂20面体=サッカーボールをストローとゴムひもで作ったもので、C60フラーレンの分子模型のつもりです(^o^)
(作り方はこちら→C60フラーレン分子模型の作り方

※え~「フラーレン」とは上のストローとゴムひもで作った切頂20面体の形です。
その上の「PPバンドのセパタクローボール」を「フラーレンボール」と称して科学イベントで実施しているのを時々見かけます。が、「PPバンドのセパタクローボール」は「フラーレンボール」ではありません!
ここまで説明してきたように、「PPバンドのセパタクローボール」は「20・12面体」です。
「C60フラーレン」は「切頂20面体」です。
ですから、「PPバンドのセパタクローボール」を「フラーレンボール」と呼ぶのは、科学的/幾何学的に間違っています。
科学イベントの出展者は子供たちに間違った科学知識を与えてしまわないように、自分が出展する内容についてWebで検索するなどして事前にチェックしておくべきだと思います。

あ、お話がわき道にそれました(^^; 会場でお話した内容は上記の※部分は除きまして~ 元に戻ります。

この様に正多面体はサッカーボールやセパタクローボールなど意外と身近なところに現れる形なんです。
これは↓手鞠(てまり)です。
Polyhedra140831temari
左側の手鞠は五角形の模様が12個で構成されていて、その下に置いた正12面体に相当する形です。手鞠の模様のベースとなる形を「地割(じわり)」と言います。
中央の手鞠は正8面体の地割、右側の手鞠は正6面体の地割です。
手鞠の地割りには正多面体が現れることが多いです。

「正多面体」のことを今日初めて知った人もいるでしょうし、知っていても普段「正多面体」を意識することはほとんどないでしょうが、意外と身近なところに正多面体があるってことを覚えておいて下さい。
…こんな感じで正多面体のお話をしてきました~(^o^)

※「てまり」関連の記事
立方八面体と正八面体の手毬(てまり)
正十二面体と正六面体の手毬(てまり)
正多面体てまりコレクション
この手まりは美しい~!『松本手まり』
びんの手まり 滋賀県愛荘町

※厳密に言うと、サッカーボールやセパタクローボールは正多面体ではなく、
サッカーボール⇒切頂20面体⇒正多面体
セパタクローボール⇒20・12面体⇒正多面体 です。
でも、そんなとこまで言い出すと話がややこしくなるだけなので、「正多面体です」ではなく「正多面体が現れます」と表現してます。


※あ~最も身近にある正多面体はこれかも→ウイルスにも正20面体

※2015/02/24追記
ここ二三日「正多面体 身近」みたいなキーワード/フレーズでの検索が増えている。なんで?
まぁ、一番身近な正多面体は正6面体(立方体)のサイコロだと思うんですが、正多面体5種類のサイコロもありますよ。
正12面体サイコロ
あ~それと…
ダイアモンド(Diamond)の結晶は8面体 ←あまり身近にはないか(^^;
それから、ラピュタの飛行石は正8面体です(^o^)
コーナーキューブ⇒正8面体⇒天空の城ラピュタの飛行石

2014年8月31日 (日)

2014青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「ストローとゴムひもで作る正多面体」

Straw_polyhedra
イベント:2014青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井
アイテム:ストローとゴムひもでつくる正多面体
日時:2014/8/31(日)10:00~16:30
場所:東京学芸大学 小金井キャンパス
アイテム出展責任者:関野
アイテム出展協力者:河野,小沢,里見,澤田,斉木,村中
クラブ外の協力者:3人(高校生ボランティア:2人,中学生ボランティア:1人)
アイテム参加者:約90人
イベント来場者:約8000人

正多面体シリーズ第6弾!ストロー正多面体です。
これまでの正多面体シリーズのアイテムは…
2008 鏡の中のサッカーボール
2009 ビーズ正多面体ストラップ
2010 PPバンドのセパタクローボール
2011 MOVE FORM
2012 正20面体サイコロ(ペーパークラフト)

子供たちにマンツーマンで作り方を指導するのは協力者の方々にお任せし、私は正多面体作品多数を並べて正多面体についてお話と、ストロー正4面体の作り方実演。
入り口に、ストロー正4面体・正8面体・正20面体をぶら下げておき、「ここではコレを作っています。作るのにかかる時間は、6分・12分・30分です。」『え、そんなに!』「でも全部作る必要はありません。自分はここまででいいと思うところまで作って下さい。正4面体だけを作れば6分です。」

出展エントリーしたときは「正4面体,正8面体,正20面体の何れか一つを選んで作ります。」としていたのですが、8/17に事前研修をしたとき皆さんがストロー正多面体を作るのを見ていて…「正20面体を選んだら、多くの人が途中で躓いてしまう!」と思ったので、正4面体→正8面体→正20面体の順番に作るようにし、3つ全部作らせると一人48分もかかってしまうので、「自分がここまででいいと納得できるところまで作って下さい。」というやり方にしました。
前々から「ストロー正多面体は正4面体→正8面体→正20面体の順に作ってこそ、理解ができるし正多面体の面白さが伝わる。」と思っていたので、正4面体→正8面体→正20面体とステップアップする方式にしました。

各々の製作人数…
正4面体:90人
正8面体:80人
正20面体:50人

正20面体まで作っていった子が50人もいた!というのが予想外。嬉しい(^o^)
午前中は正4面体,正8面体まで作って、正20面体まで挑戦する子は少なく、まぁ予想通りだな~と思っていたのですが、午後になったら正20面体まで作る子が続出… 当初ゴムひもは28人分しか切っていなかったのですが、その場で追加でゴムひもチョキチョキ…(^^)
午前中に正8面体まで作っておしまいにしたけど、午後になって正20面体を作りに来た女の子もいました。
あ、子供だけじゃなくて、大人の人で『私も作らせてもらっていいですか?』と、正20面体まで作っていった人もいました。
「青少年のための科学の祭典」メインターゲットは子供たちですが、大人も参加できます。私は大人の方にもっと参加して欲しいと思っています。「大人が作っていると、作れる子供の数が減ってしまうじゃないか~」とは思いません。ここでストロー正多面体の作り方を知った大人が、自分の子や身近にいる人達にストロー正多面体の作り方を伝えてくれたらそれでイイんです。その方がイイと思ってます。

●この日のトピック(サイエンスコミュニケーション)
入り口のところには正多面体の作品多数を並べておいて、順番待ちの子供たちに自由に触らせています。
Koganei140831b
で、子供たちから「これ何?」という質問はいっぱい出てきますが、
「なぜ?」という質問はあまりない(^^;
でも「なぜ?」を質問してきた男の子がいた~!
その子は5種類のストロー正多面体を触っていて、『これとこれ(正6面体と正12面体)はふにゃふにゃなのに、他のは固いのはなぜですか?』という質問をした。
「お~!イイ質問ですね~」
この質問、いつもは私から来場者にしている質問です。順番待ちをしていて(正多面体作品を一通り触って)ヒマそうにしているときに…「ストロー正多面体5種類を全部触ってみて、固いのと柔らかいのがあるでしょ?」と。こっちから注意を向ける前にそのことに気づく子は何人かいるんですが、それが「なぜ?」と質問してきた子は初めてです!
あまりにイイ質問なので、語ってしまう私(^o^) ついでに「丸ビーズだと固いのと柔らかいのが逆転するんだよ」というお話も。そしたらその子「それはなぜ?」と質問してくる。お、イイ質問ですね~
ちょうどそのとき他から声をかけられて、その子への回答はおろそかになってしまったんですが…
その子、正20面体まで作ってその後で『さっきの質問ですけど、こっち(丸ビーズの正12面体)は固くて、こっち(丸ビースの正20面体)が柔らかいのはなぜですか?』と、もう一度質問してきた!
お~素晴らしい!この子「サイエンス・リテラシー」=「科学する心」の素養十分だね。もちろん私はその子が納得できるように回答しましたよ。こういう子に会えて、とっても楽しい私でした(^o^)

●親も楽しい科学イベント
子供に付いてきた親(親が子供を連れて来てるんでしょうが)待ち行列の間や子供が工作している間はヒマそうにしています。そういうときこそ正多面体について語るチャンスです。今回の正多面体のお話は「正多面体とボール…意外と身近にある正多面体」みたいなお話。その話をここで書くと長くなるので別途…
(こちらにまとめました→正多面体とボール…意外と身近にある正多面体
で、私の正多面体のお話を聞いたお母さん『これって幾何学ですよね? 数学って面白いんだ。私が数学習っていたときにこういう風に教えてくれたら… 数学が楽しいって今日初めて思いました。ん、ほんとに楽しかった』
そういう感想を聞けて、正多面体なんぞというニッチな物について語り続けている私もとっても楽しかったです(^o^)

▽この日の出展ブースの様子
Koganei140831a
右上にぶら下がっているのが…
ヒンメリ…ストロー正8面体×6複合体を作ってみた
ヒンメリ…ストロー正8面体×19複合体を作ってみた


※次にストロー正多面体をどこかでやる時のために…
重要なデータをまとめておきましょう。

ストロー正多面体を作るのにかかる時間は…
正4面体(辺の数 6):6分
正8面体(辺の数 12):12分
正20面体(辺の数 30):30分
辺の数=ストローの本数≒製作時間で、だいたいストロー1本≒1分というのがこれまでの経験値でした。

さて、今回の実績値はどうでしょう?
開催時間は昼休みを除いて5.5時間。同時に8人をマンツーマンで指導したので、延べ製作時間は…
 8人×5.5時間/人×60分/時間=2640分
今回作った実績からストローの本数を計算すると…
正4面体:90人×6本/人=540本
正8面体:80人×12本/人=960本
正20面体:50人×30本/人=1500本
計3000本
よって、ストロー1本あたり要する時間は…
2640分/3000本=0.88分/本
…となり、1分はかかっていないけど、まぁだいたい1分です。

この数値は次にまたどこかでストロー正多面体を実施するときに非常に役立ちます!
イベント開催前に開催時間と指導者数は決まってます。
そして「0.88分/本」という数値があると、そこから必要な材料の量が割り出せます。
すると、過大に材料を用意してしまって、材料が余ってしまった~という事態や、見積もり(予想)があまくて材料が足りなくなってしまった~という事態を避けることができます。
一般に、材料が余ったら次で使えばいいから、材料が足りなくなって子供たちをガッカリさせたくないよね。と、材料を過大に用意しがちです。
でも、自分の出展実績をこの様に数値として残しておくことで、次の出展のときに無駄のない材料準備をすることができます。

あ~そうそう、材料に無駄がないというだけでなく、材料準備にかかる労力の無駄も省くことができます。
今回の準備作業→2014青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「ストローとゴムひもで作る正多面体」準備中~
…今回は過大な材料を準備し、その準備作業にも過大な労力を払っていたということになります(^^; でも次にやる時は今回のデータがありますからバッチリです(^^)v

あ~そうそう、今回の『正4面体→正8面体→正20面体の順番に作って、「自分がここまででいいと納得できるところまで作って下さい。』というやり方も初めてだったので、どれがどれくらいの比率になるか?予想するのは難しい。
今回実施して、正4面体:90人,正8面体:80人,正20面体:50人 という数値が得られたのも貴重な成果です(^^)v

2014年8月27日 (水)

2014青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「ストローとゴムひもで作る正多面体」準備中~

8/31(日)青少年のための科学の祭典 東京大会 in 小金井が開催されます。
私はこれに『№21 ストローとゴムひもで作る正多面体 科学体験クラブ府中 S106』で出展するので、只今その準備中~
「ストローとゴムひもで作る正多面体」では以下の3つのストロー正多面体作りを予定しています。
Straw_polyhedra
ストロー正4面体→正8面体→正20面体の順に作ります。
全部作るんじゃなくて、「自分はここまで作ったからもうおしまい」と納得するところまで。
それぞれの推定制作時間は…
正4面体(ストロー6本):約6分
正8面体(ストロー12本):約12分
正20面体(ストロー30本):約30分
全部作ると48分もかかります(^o^;
だから、たいていの子は正8面体でおしまいにするのじゃないかと予想してます。
でも、中には「これ面白い!作り方分かった~。あと30分かけても正20面体を作りたい!」って子がいるんじゃないかな~?と期待してます(^o^)

「ストローとゴムひもで作る正多面体」の作り方は→ストロー正多面体
前回「ストロー正多面体」の準備作業をしたのは→「ストロー正多面体」の準備作業
自分のやった準備作業をブログに記録しておくと、次回それをやる時になかなか助かる。今回の準備作業では前回のコレ→『しかし、格安品…安物をつかむとこういうことがあるのね。材料コストを下げても、時間というコストが上がっているから、得してない。次回やることがあったら、信頼と実績のある「金天馬」のゴムひもを使おう。』ということで、ゴム紐は新宿オカダヤで「金天馬」のゴム紐を購入。
Gomuhimo01
このゴム紐を次の長さに切る…
正4面体:60cm
正8面体:100cm
正20面体:210cm
正20面体まで作る子が何人いるかは分からない。正4面体と正8面体はたいていの子が作れるだろうから~ 次の本数切ることにした。
正4面体:60cm×150本(30m巻きのゴム紐3巻)
正8面体:100cm×150本(30m巻きのゴム紐5巻)
正20面体:210cm×28本(30m巻きのゴム紐2巻)
全300メートルのゴム紐を328回チョキチョキ切る(地道~な作業・・・)

切りました~!
Gomuhimo02
ん~よく頑張ったね(^o^) ←自分で自分に言わないと、言ってくれる人いないから(^^;

ストローの方はストロー正多面体を作る子供たちに切らせるから、必要な数量を準備しておけばよい。
Straw100
100円ショップで買ったストロー:φ4mm 長さ12cm 100本入り
テキトーに10袋買ったけど、この前の科学体験クラブ府中の研修会で指導者研修のために1袋使ってしまったし~ 必要な数あるのか?チェック(計算)しておかなくては…
正4面体:1.5本/個×150個=225本
正8面体:3本/個×150個=450本
正20面体:7.5本/個×28個=210本
合計885本… 一袋100本で9袋あるから、ちょうどいい量でした(^o^)
「ストローはどの色がいい?」って選ばせると偏りが出るんですけどね(^^;

用意した材料をすべてストロー正多面体に作る時間を計算すると… 延べ59時間になる!
指導者7人で6時間=42時間だから~ ちょっと材料多かったかな?
でも、私の作り方の説明をいかに分かりやすくするかで、所要時間は変わってくるから~
例えば→府中市青少年のための科学体験フェスティバル「ビーズ正多面体ストラップ」では、子供たちの理解力/作る早さが想定以上だったので、途中で材料が足りなくなってしまったというケースもあったしな~

※関連記事
2008青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「鏡の中のサッカーボール」
2009青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「ビーズ正多面体ストラップ」
2010青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「PPバンドのセパタクローボール」
2011青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「MOVE FORM」
2012青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「正20面体サイコロ(ペーパークラフト)」
2013「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井に行ってきました~
ヒンメリ…ストロー正8面体×6複合体を作ってみた
ヒンメリ…ストロー正8面体×19複合体を作ってみた
2014青少年のための科学の祭典 東京大会in小金井「ストローとゴムひもで作る正多面体」

2014年8月22日 (金)

「おゆまる」で作る化石(アンモナイト)のレプリカ

府中市立 府中第二小学校で、夏のお楽しみ会(科学体験)が実施されました。
このイベントは毎年府中第二小学校(PTA)×科学体験クラブ府中で行われているイベントです。10アイテムの出展があり、私はその中の『化石のレプリカ』で、『アンモナイトのお話』をしてきました。
お話の内容は↓こちらと基本同じですので省略…
・2012/07/15 「化石のレプリカ」 アンモナイトのお話 新町文化センターにて
・2014/07/12 化石のレプリカ 『アンモナイトのお話』 府中第一小学校にて

今回は『化石のレプリカ』の実施状況をリポートします。
イベントの実施時間は13:00~16:00の3時間だったのですが、300人分の材料を用意しておいて、それが2時間で終了(^o^;
大人気なんですが、2時間で300人もの子供たちに化石のレプリカを作らせる事のできるイベント実施のノウハウがリポートのポイントです。

まずは、化石(アンモナイト)のレプリカの出来上がりをご覧下さい。
Ammonitereplica140822a Ammonitereplica140822b
「化石のレプリカ」は、化石(アンモナイト)をシリコンで型取りして、それに「おゆまる」という熱可塑性樹脂を詰め込んで作ります。
「おゆまる」は2色を混ぜて化石らしい色?にしますので、予め半分に切って、2色を組み合わせておきます。
Ammonitereplica140822d
子供たちにはここから好きな色の組み合わせを選んでもらいます。
そしてストラップにするための紐も予め20cmほどの長さに切って、端を結んでおきます。
Ammonitereplica140822c
この紐も子供たちに好きな色を選ばせます。

さて、以上が事前に人数分用意しておく材料ですが、
「化石(アンモナイト)のレプリカ」を実施するには以下の機材も必要です。
まず第一に必要なのは、化石(アンモナイト)のシリコン型です。
2時間で300人に対応した化石(アンモナイト)の型は、35個!
Ammonitereplica140822e
この化石(アンモナイト)のシリコン型をどうやって作るのか?
そのリポートは別途、そのうち(^^;

「おゆまる」は80℃以上のお湯につけると柔らかくなる熱可塑性樹脂です。
「おゆまる」を柔らかくするためのお湯は、IHクッキングヒータに載せたお鍋でお湯を沸かし、お鍋には8分割の仕切りを入れおきます。
Ammonitereplica140822f

この鍋の仕切りの1区画毎に一人分の「おゆまるくん」を投入します。
あ、いけない。「投入」しちゃダメです。投入すると熱いお湯が「ポチャン」と跳ねます。

お鍋一つ一度に8人分ですと、対応できる人数が少なくなるので、お鍋はもう一つ用意してます。
Ammonitereplica140822g
「おゆまる」を80℃以上のお湯に2,3分浸けておくと、「おゆまる」が割り箸で挟むと簡単に変形するようになります。
Ammonitereplica140822h
これくらい柔らかくなったら、それを乾いたぞうきんの上に置きます。
Ammonitereplica140822i
まだ、アッチッチですが、(持てないほど熱ければ、ちょっと冷めるまでまって… 冷ましすぎると固まってしまうので、やはり熱いうちに)2色の「おゆまるくん」をこねます。
Ammonitereplica140822j
適度にこねたら、軽く押しつぶして広げて、その中央に紐の結び目を置きます。
Ammonitereplica140822k
「おゆまる」を折りたたんで、紐の結び目をお「おゆまる」で包みます。
そして、それを化石(アンモナイト)のシリコン型の中に押し込みます。ギューっと十分押し込みます。
Ammonitereplica140822l
「おゆまる」を冷まして固めるために、シリコンの型に入ったままの状態で水を張ったボール中に入れます。
Ammonitereplica140822m
「おゆまる」は1,2分で固まります。

「おゆまる」が固まるまで待つ間は『アンモナイトのお話』を聞いて待ちます。
Ammonitereplica140822p
『アンモナイトのお話』を聞き終わった頃には「おゆまる」も固まってますので、
シリコン型から「おゆまるくん」を取り出します。
Ammonitereplica140822n
出来上がり~(^o^)

※お鍋でお湯(80℃以上)を沸かしていると、水が蒸発して量が少なくなってきます。
ここで鍋に水をつぎ足すと、お湯が80℃より冷めて「おゆまる」が柔らかくならず、子供たちの順番待ちの列が長くなってしまいます。
そこで、お湯は別途、電気ポットで沸かしておき、そのお湯をつぎ足します。
Ammonitereplica140822o

この様な手順の各ステージに子供たちへの指導者(数人)を配置しておくと、2時間で300人の対応ができるんです。

※作り方のノウハウを説明してきましたが、科学イベントにおいて『化石(アンモナイト)のレプリカ』作りをするときに一番大事なことは、子供たちに「アンモナイトって何?」を伝えることです。こちらの記事もどうぞ…
「化石のレプリカ」 アンモナイトのお話

2014年8月13日 (水)

タカラガイは昔…お金だった

8/2(土)府中グリーンプラザの『ふしぎ発見科学教室』は、科学体験クラブ府中の三浦さんが講師で『貝殻の標本とタカラガイのストラップ作り』を実施し、私はその中で「貝の科学的?なお話」をしました。そのお話の一部が昨日ブログに載せた→二枚貝は貝殻をどうやって開くか?…筋肉は縮むことしかできない!でしたが、
もう一つ夏休みの自由研究ネタになりそうなお話が…
タカラガイは昔…お金だった
タカラガイは昔…お金だった
古今東西のお金が大集合!石・貝殻から銭・札・記念コインまで
 日本銀行金融研究所 貨幣博物館(三越前)|港区界隈の個性派博物館|Hills Club

古代中国の貝貨(かいか):中国殷(いん)・周(しゅう)の時代には、装飾品として珍重された南方海産の宝貝が物品貨幣として使用されたことから、貨幣や経済に関係のある漢字には貝のつくものが多い。』
↑こういうことを知ると、漢字を覚えるのも楽しくなりますよね(^_^)
参考リンク…
貝の雑学№4 「貝」と漢字
漢字の成り立ち 貝・買: 風船あられの漢字ブログ
「買」という漢字には「貝」が付いてますが、
「売」という漢字には「貝」が付いてませんね~ と思ったのですが、
古い字は「賣」で「貝」が付いていたんですね。
そういえば「読売新聞」は「讀賣新聞」でしたよね~ と書いていて気づいた…
「読」も旧字体では「讀」で「貝」が付いてたんだ~
あれ?なんで「売」に「ごんべん」で「よむ」なの?
讀 - ウィクショナリー日本語版 - Wiktionary
「賣(=売)」に似るが「罒(モウ)」ではなく「四」。←え~!そうなの?
拡大…

←ほんとだ。「四」だ。

ん~漢字の世界も奥深いので、この辺で止めときます。後は自由に研究してね(^^;

2014年8月12日 (火)

二枚貝は貝殻をどうやって開くか?…筋肉は縮むことしかできない!

8/2(土)府中グリーンプラザの『ふしぎ発見科学教室』は、科学体験クラブ府中の三浦さんが講師で『貝殻の標本とタカラガイのストラップ作り』を実施しました。
「ふしぎ発見科学教室」は2時間半とたっぷり時間があり、その中では「科学的なお話」もしなければならない。で、その「科学的なお話」をやってくれませんか?と依頼されたので、子供たちに「科学的なお話」をするのが好きな私は喜んで引き受けまして、「貝の科学的な?お話」をしてきました。
その内容…(今回のお話の中では一番面白い!と私が思う部分)
(画像の引用元を⇒で示します。)

▽二枚貝は貝殻をどうやって開くか?
Adductor01
生物としての食材(ホタテガイ編)-あなたにも分かるホタテガイの右・左-|Yahoo!知恵袋
帆立貝|素材図鑑|北海道貿易物産振興会
まずは貝の部位の説明をしましょうかと検索していて、上記2つのホタテガイの部位の画像を見つけました。一つは写真で、一つはイラスト、この二つを並べておけば分かりやすいかと並べてみてたら~
あれ?イラストの方で「貝柱」と書いてある部位が、写真の方では「閉殻筋」になってますよ~
へ~「貝柱(かいばしら)は閉殻筋(へいかくきん)」なんだ~!私にとっては新事実
閉殻筋は「殻を閉じる筋肉」だよね。←ここで私の脳内の科学知識データベースと「筋肉」がリンクした~
・筋肉は縮むことしかできない!
・貝柱は閉殻筋である
・では、二枚貝は貝殻をどうやって開くの? ←これは面白いネタです(^o^)

私には「筋肉は縮むことしかできない」というのは常識なんですが、子供たちにはその知識は(たぶん)ない。だから、そこから説明する必要がある。

▽筋肉は縮むことしかできない
Adductor02
仮説:パーキンソン病と脱力 | 脱力〜Reset Style〜
みんな腕を伸ばして、曲げてみましょう。力こぶができるよね。今、力こぶの筋肉:上腕二頭筋が縮んでいます。ではまた腕を伸ばしてみましょう。腕を伸ばすときには上腕二頭筋の反対側にある上腕三頭筋が縮んでいます。筋肉は縮むことしかできないので、一度縮んだ上腕二頭筋は、上腕三頭筋が縮むことによって引き伸ばされるんです。
※「主動筋」が「収縮」、「拮抗筋」が「弛緩」というような言葉は使わずに説明。

Adductor03
骨盤のバランスを決めるのは - アメーバブログ
腕を曲げ伸ばしするときと同様に、足を曲げ伸ばしするときも二つの筋肉が働いています。
太ももを曲げるときは、腸腰筋(ちょうようきん)が縮み、大臀筋(だいでんきん)が伸びます。
逆に足を伸ばすときは、大臀筋が縮み、腸腰筋伸びてるんです。

▽筋肉が縮むしくみ
Adductor04
一本の筋原繊維からのX線回折像撮影|SPring-8利用者情報 Volume 08, No.2
細胞の種類~解説:運動~細胞エクスプローラー ~ミクロ映像デジタル図鑑~理科ねっとわーく
筋肉が縮むしくみは詳しく調べられています。
筋肉の繊維は「アクチン・フィラメント」と「ミオシン・フィラメント」が互い違いになっていて、これらがズリッと滑ることで筋肉が縮むんです。
↑小学生相手にそこまで説明する?と、ちょっと思ったりもしたんですが、説明したかったんです(^o^;
私、高校生のとき「生物」で筋肉が縮むしくみを知りまして「お~!そこまで解明されてるのか~!」って感動したので、この感動を子供たちにも伝えたいな~と思ってたの(^o^)
※あ~上で引用した「理科ねっとわーく」は「科学」や「生物」じゃなくて「理科」だから、小学生をターゲットにしてるんですよね。私の「お話」が小学生には高度すぎるなんてことないよね(^_^)

▽二枚貝はどうやって開くのか?
Adductor05
・閉じているのは貝柱(閉殻筋)
・二枚貝を茹でたり焼いたりすると…開くよね←なんで?
・アサリの貝殻を観察してみよう~
この「観察してみよう~」ってとこが一番重要。

…と、まぁこんな貝の科学的な?お話をしてきました。
夏休みの自由研究のネタに役立ったかな?(^o^)


子供たちにアサリの貝殻を観察してもらうために…居酒屋で「アサリバター」を食べたときの貝殻をとっておいたんです(^o^;
※この観察をするときの注意点…
居酒屋で「アサリバター」を食べた直後の貝殻は、貝殻を閉じて指の力を抜くとまた開く~という柔軟性があったのですが、きれいに洗って乾燥させておいたら…貝殻に力を加えて閉じようとすると~「靱帯」がパキッと割れてしまいました(^^;;
二枚貝の靱帯を観察するには、あまり乾燥していない貝殻の方が良いようです。


貝柱(閉殻筋)の話をするとき…
「ホタテを食べたことある? ホタテのどこが好き?」
ここで「貝柱」という答えが返ってくることを期待していたのですが…
「あのビラビラしたとこ」と言う男の子が一人
え~ホタテの「ヒモ」が好きなの~!ツウだね(^^;
※ホタテの「ヒモ」は「外套膜」で、通称「ヒモ」です。


※科学的な?お話の関連記事
2012/07/15 「化石のレプリカ」 アンモナイトのお話
2012/07/16 化石のレプリカ「アンモナイト」を記憶に留めるための科学的?お話
2014/07/12 化石のレプリカ 『アンモナイトのお話』

※教えないで「観察する」
2013/06/15 考えるカラス(NHK for School)…これは素晴らしい科学番組だ~!
2013/07/12 「すっとびボール」はなぜ高く跳ね上がるのか?


※2015/07/05追記
ところで、二枚貝は生きているとき、ほとんどの時間は貝殻を閉じてますよね~
つまり、閉殻筋が閉じている。筋肉は常に収縮した状態にある。←それって疲れないの?という素朴な疑問があったのですが、それを研究して解明したというページを見つけました~
二枚貝の筋肉の張力維持状態 - NICT
『二枚貝の筋肉の張力維持状態(キャッチ状態)を試験管内で再構成
キャッチ状態の根幹に関わるタンパク質要素の絞り込みに世界ではじめて成功』へ~!
このページの中で、最後のこの一文にも興味がわいた…
『筋肉において、低エネルギー消費で高い張力が維持される現象は、二枚貝だけに見られるものではありません。我々人間の血管壁にも筋肉があって高い張力を維持し、血流量を調節しています。この高張力状態は「ラッチ」と呼ばれていますが、その本体が何であるのかはまだはっきりしていません。』

2014年7月28日 (月)

第32回戸田少年少女サマーフェスティバル「鏡の中のサッカーボール」

科学体験クラブ府中での自分の活動記録(出展報告書)を載せています

行事名:第32回戸田少年少女サマーフェスティバル
アイテム:鏡の中のサッカーボール
日時:2014/7/28(月)10:00~15:00
場所:戸田競艇場
主催者:戸田競艇場
出展責任者:関野
出展協力者:澤田
クラブ外の協力者:3人(戸田市子ども会育成連合会
アイテム参加者数:250人(終了20分程前に、250人分の材料終了)

▼器具,備品について
250人分の材料準備は大変でした。
250人分のポリカーボネイトミラー(45×30cm)は21枚。
東急ハンズ 1店にそんなに多量の在庫は置いてないから、新宿ハンズで11枚、渋谷ハンズで10枚。材料調達に延べ2日かかった。
これを250人分(3枚/人×250人=750枚)にカットするのは丸一日がかり。
他に、スチレンペーパーのカットと、集光プラスチックのカットもあり、カット作業で10時間。
↓カットした250人分の材料
Mirror_cutting

▼新しい試み
鏡を貼り合わせるビニールテープは子供たちに切らせるのではなく、カッティングマットにビニールテープを貼り付け、所定の長さ(7cm)にカットしておく。作るときはカッティングマットからビニールテープを剥がすだけで済む。
これをやるにはカッティングマットが綺麗でなければならない。しかし、カッティングマットをカッティングマットとして使うのではなく工作台代わりに使われているので、汚れたカッティングマットが多い。
比較的綺麗な状態のカッティングマットを6枚探しだし、これで事前に準備できるカット済ビニールテープは90人分。残り170人分は現場で、カッティングマットに貼ったビニールテープがなくなったら新たに貼ってカット。
これをやっていると、行列整理が手薄になる。行列を横目で見ながらカット作業していると、空いた席に並ばずに座ってしまう子に「あ、並んで待ってるこの子が先だから!作るなら並んで待っててね~」とかやってると、カッターの刃を出しっ放しにしたまま作業台を離れていた自分に気づく(^^;
あと11枚、綺麗なカッティングマットがあれば、事前にビニールテープカットを済ますことができたのですが…
↓カッティングマットにビニールテープを並べて予めカットしておく…
Tape_cutting
※これ既に他でやってますが、科学体験クラブ府中のイベントでやるのは初めて…
※科学体験クラブ府中に限らず、他でも、カッティングマットが作業台代わりに使われていて、カッティングマット本来の使い方をしたいのに(汚れ・傷つき)それができないこと多いですね(^^;

▼所感
材料準備と行列整理で手一杯で、鏡の中のサッカーボールの「なぜ?」の説明が全然できなかったのが残念。
でも、片付けをしているときに一人の男の子が「鏡の中のサッカーボールで、鏡の中に映っていたビー玉は全部で何個だったんですか?」と質問しに来て、お~イイ質問ですね~!と、出番のなかった「なぜ20個映るのか?説明ミラー」(正20面体のミラーです)を取り出して説明しました。
icosahedron mirror ball

※関連記事
・準備作業…
2012/07/14 「鏡の中のサッカーボール」の準備作業
・戸田少年少女サマーフェスティバル…
2002/07/24 第20回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「鏡の中のサッカーボール」
2005/08/09 第23回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「MOVE FORM (たためる多面体)」
2007/08/01 第25回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「鏡の中のサッカーボール」
2010/08/02 第28回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「ネオジム磁石はすごいゾ!」
2011/07/26 第29回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「すっとびボール」
2012/07/30 第30回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「マグヌスコップ」
2013/08/05 第31回戸田少年少女サマーフェスティバル(飛ぶ種)フタバガキの種子の模型…こう説明するんだった~

2014年7月26日 (土)

ハチラボ夏休みワークショップ「マグヌスコップ」

イベント:渋谷ハチラボ夏休みワークショップ「空飛ぶプラコップ」
アイテム:マグヌスコップ
日時:2014/7/26(土)11:00~16:00
場所:渋谷区文化総合センター大和田3階 こども科学センター・ハチラボ
アイテム参加者数:子供 34人 お父さん/お母さんも一緒に参加して 54人

マグヌスコップを飛ばすのに お父さん/お母さんもハマってました~(^o^)
マグヌスコップを作るのは簡単です。→マグヌスコップの作り方・飛ばし方
この日の作り方指導は渋谷区教育委員会事務局の服部さんにお願いしまして、私は飛ばし方の指導。
子供と同じ高さになるように、子供の横にひざをついて立ち、プラコップに輪ゴムを2周巻いて~ギューーっと引き伸ばして~プラコップをパッと離す。これだけなんですが、初めてやるとなかなかうまく飛びません(^^;
二三回練習しないと、なかなかスーーッとうまく飛ばせるようになりません。
この日は子供の数も少なかったので「お父さん/お母さんもご一緒にどうぞ」と、一緒に作って、一緒に飛ばす。
お父さん/お母さんも、最初からうまく飛ばせる人は少ない。
でも二三回練習すれば(私が横で「あ、そこはこうして…」とアドバイスを与えると)スーッと飛ぶようになる。
マグヌスコップがスーッと飛ぶと「面白~い!」「気持ちいい~」とハマる(^o^)
で、まだうまく飛ばせない我が子に指導する。←親子で一緒にやるっていいね。

●娘と一緒に来ていたお父さん…
娘が作っているのを関心なさげに見ていたのですが、娘がうまく飛ばせない。ならばと自分でも作って飛ばしてみる。最初はうまく飛ばなかったけど、二回目、三回目…とだんだん上手に飛ばせるようになってくる。「あ~コツが分かった!」と得心顔で、うまく飛ばせなくて諦めかけていた娘に飛ばし方を教え始めました。この親子、20分ぐらいはマグヌスコップを飛ばす練習してました。娘さんも上手に飛ばせるようになったし、マグヌスコップにハマってしまったお父さんはマグヌス効果の説明資料も見てました。
最後は「楽しかったです」と言って帰って行きました。

●息子と一緒に来ていたお母さん…
息子は最初に飛ばしたときにうまく飛ばず「ダメ、ヤダ」見たいな反応(^^; まぁ色んな性格の子供がいますからね。子供が「ヤダ」と言うからこのまま帰ってしまうのかな?と思ったら… ここから後、お母さんが偉かった。「諦めずにやてみようよ」と息子を励まし、四五回やってもうまく飛ばせず「もうヤダ」と言っている息子を、それでも励まし、自分でも飛ばし方を練習し、息子に教え、だんだんとその子も飛ばせるようになってきた。
それでもあと一歩のところでうまく飛ばせない息子に「先生に「どうすればいいんですか?」って聞いてごらん。」と声をかけ、渋る息子もやっと私のところにきて「どうすればいいんですか?」と質問。ん、よく質問できました。偉いゾ!どっちかというとお母さんの方が(←私の心の内の声ね)
この親子は30分ぐらいマグヌスコップを飛ばす練習をしていました。息子もそこそこ飛ばせるようになったし。最後にお母さんはマグヌス効果の説明資料も見ていて、息子に「マグヌス効果って言うんだって。」と語りかけ、私にちょっと質問してきたので… マグヌス効果について語ってしまう私(^o^)

今回、何十組もの親子がマグヌスコップを飛ばすのを見ていて、マグヌスコップを親子で飛ばすってなかなかイイね~!と思いました。
マグヌス効果を小学生に説明するのは難しいのですが、親に説明すると興味深そうに聞いてくれますし(^_^)

※ハチラボのような科学館には小学生未満の子もよく来ます。マグヌスコップは作るの簡単ですから、小さい子にも作れます。でも飛ばし方を指導するのは難しい。
マグヌスコップを上手に飛ばすためには、ゴムを「水平」に張り、プラコップも「水平」に持ち、ゴムとプラコップは「直角」にするのですが、「水平」とか「直角」とか言っても分からないんですよ(^^;

※ハチラボの「なるほど実験室」でマグヌスコップを作って飛ばしましたが、そこそこうまく飛ばせるようになって、「さぁ、後は家に帰って…」「家じゃ狭くて飛ばせないよ~」と言ってるのが何回かあり…
「ならば、こういう飛ばし方を教えましょう」とマグヌスコップを「垂直発射」して見せると、「わ!面白い!どうやるの?」と子供たち/親も俄然興味を示します。
私はこの日、マグヌスコップの「垂直発射」を何度も実演していたので、コップがグル~と一回転して自分のところに戻ってくるのをキャッチできるようになりました(^^)v
それを見た女の子「私もキャッチしてみる~!」って練習始めたんですが、垂直発射した飛行軌跡が毎回同じになるぐらいに安定しないとキャッチするのは無理だよ~(^^;

※輪ゴムは最初「5本つなげて」いたのですが、この5本は大人の腕サイズでした。
子供の腕では「4本つなげて」ぐらいが適度な長さでした。

※関連記事
2013/07/24 渋谷ハチラボ夏休みワークショップ「すっとびボール」
2012/07/30 第30回戸田競艇場少年少女サマーフェスティバル「マグヌスコップ」
↑このときは飛ばし方指導でそんなに苦労した感がないのですが… あ~もしかして、ハチラボ:小学校低学年が多かった。戸田少年少女サマーフェスティバル:小学校低学年~高学年という年齢の違いによるものでしょうか?


2014年7月24日 (木)

ハチラボ夏休みワークショップ「マグヌスコップ」の準備中~

2014/07/26(土) ハチラボ(渋谷区子ども科学センター)にて夏休みワークショップ「空飛ぶプラコップ」=マグヌスコップを実施します。(事前申し込みなし、当日随時受け付け、無料です。)
私、現在この夏休みの科学イベント出展準備中~
まず最初はハチラボでの夏休みワークショップ「空飛ぶプラコップ」=マグヌスコップです。
今回の出展では材料はハチラボ/渋谷区教育委員会の方で用意していただけるので、私は当日、作り方指導と、飛ばし方の指導をするだけ。だから身軽(^_^)
準備作業も特にすることないから楽ちんかというと… そんなことはありません。
マグヌスコップで子供たちに伝えたい科学は「マグヌス効果」です!
「マグヌス効果」を説明せず、「プラコップが飛んだ~!面白~い」だけの出展をやってはダメです。
そこで、「マグヌスコップ」と「マグヌス効果」の関連を説明するページを事前に作成しておきました。それがこちら…
マグヌスコップの作り方・飛ばし方
マグヌスコップ
これでマグヌスコップが飛ぶ(浮く)ことに「なぜ?」と思った人には「詳しくはWebで」って案内できます。
でも「なぜ?」が家まで持続して、帰ってから検索する人たぶんほとんどいないですよね。
「なぜ?」と思ったときが「マグヌス効果」をインプットするチャンスです!

そこで、会場に掲示する以下の資料を作成しました。
Web上の色んなページの図を引用しておりますので、出典元へのリンクを張っておきます。
Magnuskopd01
↑これは作り方の説明資料。マグヌスコップの作り方は簡単なのでA4一枚で済んでしまう。今回は「作り方」より「飛ばし方」の説明に力をいれたいので、「作り方」は簡潔に。
ビニールテープを16cmに切るために、16cmを実寸で示し「これに合わせて切ってね」とします。定規を置いといて「16cmに切ってね」というのは意外と手間取るから。

Magnuskopd02
科学教室/イベントで「マグヌスコップ」をやる目的は「マグヌス効果」を知ってもらうことだと思っています。
でも「マグヌス効果」という小難しい用語だけだと敬遠されるので…
Magnuskopd03
身近に目にすることのあるゴルフボールや軟球の「ディンプル」を例示します。(実物も持っていきます。)
Magnuskopd04
軽く、ボールの回転と「マグヌス力」について説明します。
この図の引用元…
55年ぶりのフルモデルチェンジ!「軟球」から“ディンプル”が消えた謎を追う【最終回】
このお話、面白かったです。あ~いきなり最終回を読むより、初めから読んだ方が面白いです(^^)
55年ぶりのフルモデルチェンジ! 「軟球」から“ディンプル”が消えた謎を追う(1)

Magnuskopd05
画像引用元⇒なぜ、ボールは曲がるのか──変化球を科学する── |鷹陵の栞
「マグヌス効果」は野球,サッカー,テニス,卓球… あらゆる球技に関連します。
球技と「マグヌス効果」を関連づけることで、「マグヌス効果」が子供たち&一緒に来た親たちの記憶に残りやすくなると期待してます(^_^)
Magnuskopd06
画像引用元
サカイク|5つの球種にチャレンジ!【フリーキックの蹴り方】
Easy View|夏はサッカーするぞぃ!
Magnuskopd07
画像引用元
テニス~ストローク|JTC HomePage
スピンのかけやすいテニスラケットは人それぞれで違う|Yahoo!知恵袋


夏休みの自由研究ネタをお探しの方、マグヌスコップって面白そうだなと思った方、
2014/07/26(土) ハチラボ(渋谷区子ども科学センター)に是非どうぞ(^_^)
時間は…①11時~12時、②13時~16時 です。
その記録→ハチラボ夏休みワークショップ「マグヌスコップ」


※将来また「マグヌスコップ」をやる時の自分のために…
(いつも「あの時作ったあの資料、どこやったっけ~?」と探しまくることになるので…)
こちらにPDFをアップしておきます。
Magnuskop[PDF]


※関連記事
2015/03/30 『魔球の科学』Newton 2015/5 は面白かった~

より以前の記事一覧

フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Google AdSense


無料ブログはココログ

blog parts

  • ココログカレンダーPlus 月曜はじまり