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2016年2月24日 (水)

『波紋と螺旋とフィボナッチ』…すべての植物をフィボナッチの呪いから救い出す…近藤滋著

植物の花びらの枚数や、葉の螺旋、マツボックリやヒマワリの種の螺旋にはフィボナッチ数が・・・という蘊蓄をご存知の方は、是非この本を読んで、フィボナッチの呪いから解き放たれてくださいませ(^o^)
波紋と螺旋とフィボナッチ
『波紋と螺旋とフィボナッチ』

ジュンク堂の「生物」のコーナーでこの本を見かけて、あ~ また「生物の形には色んなところでフィボナッチ⇒黄金比が現れるんだよ」という本が増えたのか~? と手にとって、8章『すべての植物をフィボナッチの呪いから救い出す』を読んでみたら…
植物にかかったフィボナッチの魔法で…『こうなるともう偶然ではありえず、自然はフィボナッチ数に支配されていると言いたくなってくるでしょ?』
フィボナッチと黄金比で…『皆さん、黄金比という言葉を聞いたことがあると思う。「モナリザやミロのビーナスの形状は黄金比に従って作られているので美しい」とか』… ん~ここまでは、よくあるパターンですが次が違った。
フィボナッチで一攫千金?…『ギリシャ人は、「人工物のプロポーションも、この比であることが望ましい」と思ったらしくパルテノン神殿の設計に使われている(眉唾です)。』←お~! (眉唾です)と書いてるゾ! この本、よくあるフィボナッチ・黄金比の本とは違うゾ!
著者は誰だ?…
近藤滋(こんどうしげる)… あ、どこかで聞いたことのある名前です。
大阪大学大学院生命機能研究科 教授
あ~ 所さんの目がテン!だ。
目がテン!大実験…オセロの石で生き物の模様を作ってみよう!
この本は「買い」です(^o^)

その先の節は…
数学者(数学愛好家)の解説は、あんまり納得できない
普通の解説
普通の解説が気に入らない理由…『生物学者としては納得できないのは、137.507……°などという半端な角度を、しかもそれをきわめて正確に決めることのできる原理について、一切説明がないことである。』←そう、そう!これまでの解説は、みんなフィボナッチ数ありきの解説で、フィボナッチ数になることの仕組みを考察したものはなかった。それが次の節で考察されているのです。
生物屋の目から見た答えは…… お~!なるほど~!!この仮説はかなり納得できる。面白い(*゚o゚*)
残りの疑問…『でもなぜか、どの解説を読んでも、「ヒマワリはフィボナッチ(きりっ)」と書いてある。なんで? 理由はおそらく、多くの人は実際に数えてなんかいないからである。フィボナッチの神秘のパワーに目がくらんで、確かめもせずに信じてしまうのだ。』←そうなんですよね~。なんで確かめもせずに信じてしまうのか?そのヒントがこちらに…
理科の探検(RikaTan)2014年春号は『特集 ニセ科学を斬る!』 ここで書いている「サイエンスリテラシー」の観点からいうと、この本『波紋と螺旋とフィボナッチ』に書いてあることを鵜呑みにするのもダメです。自分でも確認できそうなこと…ヒマワリの種の螺旋にフィボナッチ数が現れる/現れないことを確認することぐらいは自分でもやってみなくちゃ。と思うんですけど、ちょっと地味~な作業なので、まだやってません(^^;

この本『波紋と螺旋とフィボナッチ: 数理の眼鏡でみえてくる生命の形の神秘』読んでいて、とっても楽しかった(^o^)

※関連記事
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