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2014年1月 2日 (木)

関野さん家のお餅つき

関野さん家って、私の実家(神奈川県秦野市)ですけど(^o^; イマドキこんなお餅つきをしてる家はあまりないだろうから、それを記録に留めておきましょう。お正月だし(^_^) あ、餅つきしたのは12月26日です。

▽のし餅を60枚ほどつきます
Mochituki01
八畳二間にのし餅が敷き詰められます。
こんなに大量の餅を臼と杵でつくことはできませんから…

▽機械でついてます
Mochituki02

▽餅米の量は300キロほど
Mochituki03
これを前日に大樽に水に浸し…
餅つき当日は朝5時から…

▽餅米を大ザルに移し水切りします。
Mochituki04

餅米を蒸す前に十分に水切りされていないといけないので
▽大ザル5個が待ち行列…
Mochituki05

▽十分に水切りした餅米を蒸籠(せいろ)に入れます。
Mochituki06 Mochituki07
この蒸籠に入れる餅米の量は… たぶん5キロほど。
(300キロ÷60枚で5キロになる。計ったことはない)

▽餅米を入れた蒸籠を、竈(かまど)の大釜の上に重ねます。
Mochituki08 Mochituki09
このとき蒸籠は静かに重ねます。ガチンと音がするように重ねてはいけません。餅米を蒸すとき、米粒の間の隙間を蒸気が通るのですが、ガチンと蒸籠を落とすように重ねると、米粒の間の隙間が詰まってしまい餅米の一部が十分に蒸されないことがあるんです。
Mochituki10
大釜の中では熱湯がぐつぐつ煮えたっています。
大釜の上に蒸籠を二段重ね。この竈では蒸籠が4つ
この竈、餅つきや手打ち蕎麦を茹でるときに、もう何十年使ってるんだろう…

▽竈の焚き口
Mochituki11
何十年も使ってる竈なので、焚き口の鉄や、灰を下に落とす鉄の格子は融けちゃってます(^^;
竈本体にもヒビが入って、耐用年数を超えて活躍してます。お疲れさまです。
土間にある竈で蒸籠4つなんですが、それだけでは機械でつく早さに追っつかないので…

▽さらに土間の外にも竈
Mochituki12
この竈は石を削ったもので二つの石を合わせて、餅つきのときだけ使う竈です。
灰を下に落とす鉄の格子や、煙突はないので、炎が焚き口の上部から出てます。
これで蒸籠は6個です。

竈にかけた大釜の中では熱湯がぐつぐつ。蒸気が盛んに出てますが、その上に餅米の入った蒸籠を重ねると、最初のうちは蒸気はみんな餅米に吸収されて蒸籠の外に蒸気の湯気は出てきません。やがて餅米全体に蒸気が回ると、蒸籠の上の鍋蓋の隙間から蒸気の湯気が盛んに出てくるようになります。これを「蒸気が上がった」と言い、この状態になってから、さらに15分蒸します。
15分経ったら、さぁ餅つきです。

▽蒸し上がった餅米を蒸籠ごと運び…
Mochituki13

▽蒸籠をひっくり返して、大きな鉢に入れます。
Mochituki14
この大鉢は、いつもは蕎麦打ちに使っているものです。

▽蒸し上がった餅米から湯気が立ち上り視界が曇る~
Mochituki15

▽蒸し上がった餅米入り大鉢を餅つき機の横に置き
Mochituki16

▽餅つき機の漏斗状の投入口に餅米を入れます。
Mochituki17 Mochituki18

この餅つき機は電動モーターで回してます。昔は(脱穀機を回すための)発動機で回していました。発動機から電動モーターになって、静かになった~(^^) それでも十分にうるさいですけどね。
餅つき機の中は螺旋状の棒がクルクル回って餅米をすり潰し
▽餅つき機から餅がにょろにょろ~って出てきます。
Mochituki21

▽蒸籠一杯の餅米がお餅になりました~
Mochituki22

▽これをのし餅にするために、大きなのし板に移します。
Mochituki23

ここからが匠の技です…
▽つきたての餅に取り粉をつけて折りたたみ…
Mochituki24
餅はアッチッチです(*゚o゚*)
▽大きなのし板の方に餅をポイッと投げて移します。
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▽そして手に取り粉をつけてアッチッチの餅を伸ばします。
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▽ある程度伸ばしたら、のし棒を使って広げます。
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▽四隅までのし棒で広げられないので、四隅は手で伸ばします。
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▽最後にもう一度のし棒で厚さを整えて、のしあがり~(^o^)
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※私の普段キーボードを叩いているだけの手は、餅のアッチッチに耐えられず(>_<) この匠の技を会得できていません(^^;

▽のした餅をのし板に載せたままゴザを敷いた座敷に運びます。
Mochituki32
餅がちょっと硬くなるまで冷まします。

▽頃合いをみて、のし板上の餅をゴザの上にポイッとひっくり返します。
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これで のし餅一枚出来上がり~(^o^)
のし板は次の餅をのすのに使います。のし板は3枚をサイクルして、のし餅を次々に作るんです。
6個の蒸籠の餅米が蒸し上がると、6枚ののし餅を次々と作っていくんです。

5時に竈に火をつけ、5時半頃にはつき始め、つき終わったのが13時。
60枚ののし餅だから、蒸籠60杯。1セット蒸籠6杯なので、10セット。
休憩時間を除いて計算してみると、1枚につき5分ぐらいですね~

▽お供え餅も作ります。
Mochituki34

▽早朝から始めてるから、朝ごはんは餅つきの合間、蒸し上がるのを待つ間に、つきたてのお餅でお雑煮です(^o^)
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昔はこの辺の農家ではみな大量の餅をついていたのですが、今もこのような餅つきをしてるのはうちだけ。自宅で餅つきはしなくなったけど、お正月にはお餅が欲しいから、色んな人が餅つきを手伝いに来て、つきたての餅を持って帰って行く。今回もお手伝いは十数人。早朝はお手伝いの人が少ないので私も出番があるんですが、9時頃からはフルメンバーそろうので、私は映像記録係に(^^) 動画も撮っているので、編集してYouTubeにアップロードしようと思うのですが~ そのうち…

ところで、何でそんなにたくさんの餅をつくの?←ですよね~
それについて語るとまた長くなるので、また明日・・・
人間は何を食べてきたか『餅』

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