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2013年10月31日 (木)

銀の匙9⇒人間は何を食べてきたか『血の一滴も生かす-肉-』

『銀の匙 Silver Spoon 9』は八軒くんの兄:八軒慎吾の表紙ですが、なぜ八軒くんの兄が表紙を飾っているかというと… 八軒くんの兄は○○していた!え~!それは唖然…(^o^)
他にも、
・八軒くんの母がエゾノーを訪ねてきて…
・八軒くん豚肉ファンドを始める…
・八軒くんクリスマスで御影アキさんから…
と盛り沢山に楽しめる内容です(^o^)
で、一番の盛り上がりは「豚肉ファンド」ですね。
豚肉ファンドでの八軒くんと富士一子(ふじ いちこ)先生との会話…
『そうだ、どうせなら飼育から食べるまでの全工程も経験してみないか?』
『全工程と言うと?』
『飼育、解体、加工、販売、食べる、までのワンセット。』
『解体映像なら授業で見ましたけど…』
『それは自分で育てた奴ではなく よそ様の豚だろう?
最後までまるごと付き合いたいと言うなら、現場を生で見てはどうだ。
解体。』
そう、豚の賭殺・解体なんですよ~!
これを読んでいて、あ~豚の賭殺・解体といえば~昔NHKで放送された『人間は何を食べてきたか』だね~!このドキュメンタリー、名作です。見たときは感動しました!
銀の匙9で『人間は何を食べてきたか』を思い出したので、第一集『血の一滴も生かす-肉-』を見直してみました。

一番感動したシーンのナレーション
『豚の解体は日本人が魚一匹おろすのによく似ていると思いました。
毛をとるのは魚の鱗をとるのに似ていますし、背割りはさしずめ三枚におろすように見えました。
十歳になる娘のドーリスちゃんが事の一部始終をじーっと見ているのが印象的でした。
彼女は毎日豚の世話をして、その豚がこうして賭殺・解体されていくのを見て、その豚肉を毎日食べています。そういったことを全て普通のこととして彼女は捕らえているわけです。
ドーリスちゃんを見ていて、肉を食べることの前には必ず賭殺ということがあるのだという現実を子供の頃からごく自然に受け止めている様子がよく分かりました。』
Whateating01
解体されている豚の向こうに立って見ているのがドーリスちゃん。

ドイツの豚肉食文化の発祥…
『もともと土地がやせ気温が低いドイツの風土は作物の生育に適したものではありませんでした。穀物はいつも不足していました。痩せ地の雑草や森の木の実で育つ豚は、この風土に一番合った食料の供給源だったのです。
秋、豚の餌の乏しくなる冬を前に、人々は豚をできるだけ太らせてから賭殺し、塩漬けやソーセージなど保存食を作りました。肉はご馳走と言うより、むしろギリギリ命をつなぐ糧だったのです。

バラエティー豊かなソーセージ
『ソーセージと聞くと、私たちはウインナーソーセージやフランクフルトソーセージぐらいしか頭に浮かびませんが、ドイツのソーセージ、ドイツ語で言う「ブルスト(Wurst)」は実に豊かな広がりを持っています。肉のどの部分をどう組み合わせ、どんなスパイスで中身を作るのか、腸に詰めるのか胃に詰めるのか、詰めてから茹でるか茹でてから詰めるか、これらの組み合わせのよってソーセージの種類はいくらでもあるんです。ドイツ人が毎日のようにソーセージを食べていると聞くと単調な食事のように思えますけれど、ビュットナーさんのところのソーセージ作りを見ていると一つ一つがとても個性的であるのが分かります。』
↑あ~!これってインドカレーと同じだね!
私たちが「一日三食毎日カレー」と聞いたら単調な食事と思ってしまいますが
所さんの目がテン!2010年放送の『インド人が カレー 断ち』によりますと…
『インド料理はスパイスの違いで味や香りが全部異なる別の料理になるため、そもそもインドにはカレーという料理がないのだ!』 ということで、毎日同じ物(カレー)を食べているのではなく、毎回違う料理を食べてるんだって(*゚o゚*)
ドイツのソーセージもこれと同じですね。
番組の冒頭に出てきたドイツの肉屋さんでの映像…
Whateating02 Whateating03
ソーセージの断面が美しい~w(*゚o゚*)w

「血の一滴も生かす」とは…
『こうやって皆で刻んでいるのはケッセルフライシュ。ポットで茹でた肉という意味です。何れソーセージの中身になっていきます。精肉にしない部分の徹底的な利用の仕方には驚かされます。目玉と蹄以外全部使います。
・・・
次はブルットブルストと呼ばれる血のソーセージ作りにかかります。心臓や腎臓などを刻んでコショウをたっぷりまぶし、それに血を加えて作ります。血の赤、心臓のピンク、腎臓の紫、そして脂肪の白。出来上がったときいかに綺麗な断面の模様を作るかが腕の見せ所です。中身を胃袋に詰めます。
・・・
ここでさっきの膀胱が使われます。バイサープレサック。顔の肉を刻んで膀胱に詰めて作るソーセージです。
・・・
全工程4時間。全ての作業が終わったのは夜の7時でした。
・・・
豚を解体した翌日、アニーさんは切り分けておいたバラ肉を塩でもみ、ベーコン作りにかかります。
・・・
結局、7人家族の3ヶ月分の食料として、およそ50キロの精肉と、20キロのベーコン・ハム、そして40キロのソーセージが作られました。
ビュットナー家の豚の解体処理は捨てるところのない見事なものでした。厳しい冬を前にして、血の一滴、臓物の一片も無駄にすることなく豚を利用し尽くしたドイツの農民の伝統。それがそのままビュットナーさんに受け継がれていました。』

人間は何を食べてきたか…『1985年から1994年にかけてNHKで全4シリーズが放送されたドキュメンタリー番組の名作』…あら、そんなに昔に放送されたんですか。
ん~今見ても名作です!


人間は何を食べてきたか 第1巻 [DVD] ←これって『ジブリ学術ライブラリ』ってなってますけど、ジブリが制作したわけじゃありませんよね? 制作はNHKですよね。
あ~DVDのパッケージの裏側に次の様にありました…
『アニメーション映画監督 高畑勲と宮崎駿が大いに共感したNHKドキュメンタリーの金字塔が全8巻で登場。』←ん、やっぱり、このドキュメンタリー「大いに共感!」しちゃいますよね(^o^)
※それと、エゾノーの校訓『勤労・協同・理不尽』の、理不尽についても色々考えさせられます。


ところで、ドイツの農家では今でもソーセージ作りをしているんでしょうかね?
人間は何を食べてきたか『血の一滴も生かす-肉-』は1985年放送ですから、今から30年ほど前のことですよね。
私の実家でも昔は、味噌・醤油・お茶は自家製でしたが…これらを自家製で作るのは、そりゃもう大変! もうかなり前から自家製ではありません。。。ドイツの農家でもそうなってるよね。たぶん


※関連記事
銀の匙 Silver Spoon 2 で「逆子」を学ぶ
銀の匙9…ほうれん草で「凝固点降下」
日本食は「うま味」を中心とした料理である
食は文化なんですね~ トラッドジャパン Words & Culture
人間は何を食べてきたか『餅』


もう一つ、ところで…
冒頭で「八軒くんの兄は○○していた!え~!それは唖然…(^o^) 」と書きましたが、
銀の匙 Silver Spoon - Wikipediaの「八軒家」を見ると「「八軒くんの兄は○○していた!」ことが分かってしまいます。ネタバレです(^^; Wikipediaのアニメ・コミック関連のページって、私なんかがコミックで読むより早く更新されてるんですね~

いえね、豚肉ファンド→豚の解体の下りに触れるとき、「あ~あの先生の名前なんだっけ?」と「銀の匙 登場人物」で検索すると、銀の匙 Silver Spoon - Wikipediaがトップに出てきて、「富士一子(ふじ いちこ)先生か~」と、解説を読むと「あれ!もう銀の匙9の内容も反映されてるよね?」と思い、八軒くんの兄:八軒慎吾の項も見たら、『両親に無断で○○し、八軒の度肝を抜いた。』と書いてあったんですよ~
Wikipediaのアニメ・コミック関連のページはネタバレ状態ですから、「これから楽しもう」ってときに不用意に見てはいけませんね(^^;


※映画『銀の匙』では富士 一子(ふじ いちこ)先生役は吹石一恵さんでした。これがなかなかはまり役(^o^)
映画『銀の匙 Silver Spoon』でうるうるしてしまった~

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